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【雑談】今年の振り返り

こんにちは、青い鳥プロジェクトのえのもとみかです。

気がつけばもう12月。この時期になると何かしらイベントや展示を行っているのでおのずと気持ちがせわしなくなってきます。

今年もあと僅かで新しい年がやってきますね。年末にかけて忙しくなってくると思うので今のうちに気持ちをまとめておこうと思い、久しぶりにnoteをつづります。

テーマ「日常にファンタジーを」のきっかけ

青い鳥プロジェクトが大切にしているテーマ「日常にファンタジーを」。
思い返してみれば、このテーマは青い鳥プロジェクトが始まるずっと前から私の中で大切にしていたテーマでした。

何気なく過ごす日々の中で、辛いこと・目を背けたいこと・逃げたいこと。
たくさんあると思います。むしろそんなことの方が多いのではないでしょうか。

創作撮影「魔法少女になりたかった女の子」

そんな時、いつも側に寄り添ってくれていたもの。それが物語でした。
自分もそんな世界に足を踏み入れられたら、もし自分が主人公だったら。
そんな想像をするだけで世界は音楽に溢れ、彩られ、とても幸せな気分になれました。今作っている作品の土台は、ずっとずっと昔から、幼少期から思い描き続けた物語にあります。

インスタレーション展「Fairytale-記憶の森-」

2022年5月に公開をしたインスタレーション展「Fairytale-記憶の森-」。
この展示をすることで、かなり方向性が定まってきたと感じています。
青い鳥プロジェクトは何か特別な1つの物語を作りたいわけではありません。大きな森のような存在が土台にあり、そしてそこに訪れる人の数だけ世界が存在する。記憶の森はそんな世界のシンボル的存在です。

インスタレーション展「Fairytale-記憶の森-」

今思い返してみると、記憶の森展では少し世界が捉えずらかったかなと反省する点が多々あります。言語化して伝えるのには、情報量が多すぎたかもしれません。訪れた人の数だけ、その記憶が記された言の葉が増えていく。人の数だけ言の葉が増えるので、最終的には鬱蒼とした森が完成します。人生の岐路に立たされた人たちの葛藤や過去の思い出、そういった想いの渦がこの樹の成長の糧となり世界を大きく広げていく。そんな世界を目指しました。言葉は音となり、光となり世界を包み込みます。そしてそれがいつしか自分の居場所となり還ってくる場所となる。そんなスケール感の世界です。

創作撮影の世界観

スチール撮影では、今年は魔法少女の世界を発表しました。
今まで発表しているスチール撮影の作品はすべて記憶の森と同じ世界線上にあります。すべての作品はこの森に還ってくるよう、一貫した世界観を貫けるよう心掛けています。つまり、何かしらストーリー上でこの森が関わってくるようにこだわっています。

創作撮影「Fairytale-記憶の森-」

おわりに

青い鳥プロジェクトの目的は、「日常にファンタジーを」のテーマの下、一貫した世界を生み出すことです。そしてそのメインとなる発表のカタチがインスタレーションであり空間展示になります。そのためには今後もたくさんの方と協力していきたいですし、新たな世界を生み出していきたいです。

ファンタジーの世界が大好きな1人の人間として、現実世界に彩りを添えられるような作品をこれからも模索し続けていきたいと思います。

青い鳥プロジェクト 
えのもとみか

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