読者がグッと引く!見やすい・読みやすい文章の書き方のコツ #141
お疲れ様!
ここnoteで文章を書いているわけだけど、他の人の見て、
見やすいな、読みやすいな、
見にくいな、読みにくいな、
というのを感じるのはあるよね。
自分の文章はどうなんだろう?
人にとって、読みやすいんだろうか、読みにくいんだろうか、といつも思いながら書いている。
今日は、読みやすい文章はどんなのなんだろう、ということを有料記事で紹介するた。
私なりの「読みやすい文章を書き方」をまとめているので、是非読んで欲しい❣️
弁護士からの書面チェック依頼
この前、クライアントの会社に行った際に、会社の顧問弁護士から、
「トラブルの相手方弁護士への回答文書をメールしたので、見てください」
と言われた。
メールを開いたが、なんとなんと、見た瞬間に、
読みたくない、
と、拒否反応。
一旦閉じて、仕事をする。
私には2分ルールがあるから、2分で読めて判断できるのであれば、ちゃっちゃと片づけてしまおうと思ったけど、いやいやいや、あれは2分で読めない。
いや、読めるかもしれないけど、なんせ見た瞬間、読みにくい。
わざとか?
一旦閉じて、ある程度仕事を片付けてからにする。
数時間後、もう一度開く。
画面だともっと読みづらくて仕方ない。
印刷した。
それから、その文書を声を出して読んで内容を確認した。
そうしないと頭に入ってこなかったからね。
文章の書き方を習得
法律事務所にいた時に、会社の再生案件の文章は、ほぼほぼ私が下書きをしていた。
再生計画案、裁判所や監督員に提出する書類、債権者への連絡文書など、法律文書をはじめ、あらゆる書類を書いてきた。
当初は、ボス弁(雇い主)がほとんど書いていたが、ある程度内容がわかってくると、下書きをするようになった。
書き方は、ボス弁の書き方を真似していた。
ここの書き方はこうした方がいいよ、というのも教えてくれていたので、それで文書の書き方を習得した。
これまで色んな弁護士の文章を見てきたが、ボス弁の書き方一番わかりやすくて、頭に入りやすい。
誰が読んでもわかりやすい文章だった。
法律文書はもちろんだけど、法律文書でなくても、何にでも応用が効く書き方なんだよね。
今でもそう思っている。
「文章って、好みがあるから、誰かの文章を直そうと思うと、全体的に直さなければならないんだよね。」
よくボス弁が言っていた言葉。
例えば、他所の弁護士が、文書を作成して、確認してください、と言ってきたとする。
あ~読みにくいな、と思いながらも、まぁいいやとなる。
気を遣って、内容が合っていれば、さほど直さない。
クライアントから、この文書でいいですか?
と送られてくる。
直したいところがたくさんある。
文末表現や、主語・述語がおかしい部分は直す。文章が長すぎるときは、切る、など。
たまに、直しているうちに、大工事が必要になる文書がある。
言いたいことはわかるんだけど、何を言っているのかわからない。主語と述語がめちゃくちゃだったりする。
必要に応じて、私も弁護士も修正するが、対戦影響ない時は、大工事までしないで、多少修正して返す。本当は大工事したいんだけどね。
弁護士の文章
話を戻そう。
最初に書いた顧問弁護士からきた文書、何が拒否反応を示したのかというと、
行間がとっても狭くて、2ページにびっしり文字が詰まっていた。
判決文でもそんなに詰まっていませんよ。
上3分の1は、
日付、相手方弁護士宛て、事務所住所、事務所名、弁護士名やらが書いてあるのは通常なんだけど、残り3分の2よ。
本文に入ると、句読点は少ないし、1行にびっしり文字が詰まっているし、行間は狭い。
おまけに、まさか、これをそのまま出すわけじゃないよな、と思わせたのが、
句点「。」が文頭にきている!?
普通、Wordでも一太郎でも、設定で句読点は文末でしょ。
内容証明で出すわけではないんだから。
読みづらいったらありゃしない。
だから、声に出して読んだというわけ。
前にいた弁護士事務所だったら、こういうのを出すとボス弁が一番嫌う文書だから、絶対に作り直しさせていた。
いや、うちの事務所じゃない。
「基本的な内容は、これでいいんじゃないですか、ただし、句読点は文末にしてくださいね。」
とだけ返した。
あなたは弁護士なんで、わたしゃ知らんがな、というのが本音。
好みの問題以前だと大変!
少し前、クライアントから立て続けに2件の事業譲渡の契約書のリーガルチェックの依頼があった。
リーガルチェックということなので、わが社の顧問弁護士と一言一句チェックした。
契約書は、それぞれ別のM&Aの仲介業者が作成したものだった。
両社ともそこそこの大手の仲介業者。
だから、契約書も、当然に仲介業者の弁護士のリーガルチェックも入っていると思っていた。
ちょっと見れば大丈夫かなと思っていた。
ところが、とてもリーガルチェックが入ったと思えない書面。
言いたいことはわかるが、これでは理解しずらいよ、となった。
法的な文書になるので、「いつ・だれが・なにを・どうした」を明確にしなければならない。
主語が誰なのか、一人なのか、複数なのか、複数であれば、誰と誰が相対するのか、
主語が事柄なら、正確に説明されているのか、
などなど、確認事項はたくさんある。
接続詞の使い方も間違っていたから、これもだめ、あれもだめ。
全体的な構成もおかしいよ、となった。
契約書の大工事が始まった。
ここで文書の好みの問題も発生。
うちの弁護士の好みもあった。
「先生、これは意味がわかるからいいんじゃないですか。」
と言っても、
「いやダメ。」
となる。
それをやりだすと、
本当に全部直さないといけないんだよね。。。(;´д`)トホホ…
結局、結構な時間をかけて修正することとなってしまった。
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