『2024年、今年こそは変わる』と決意したあなたへ
毎年10月の終わり頃から、
” 今年も一年が終わる…早 ” と焦る気持ちと同時に、
” 来年こそは新しく生まれ変わるぞ!” という意欲も湧いてくる。
振り返っても大して大きな成長や変化を実感できず、
もっと勉強すればよかった。
あの時、資格を取っておけばよかった。
もっと食生活整えておけばよかった。
あっちを選んでおけばよかった。
等々...
あの時の、「○○すればよかった。」
が、良き思い出を回顧するよりも遥かに上回る勢いで後悔の念に駆られる。
そして新年を迎える3ヶ月前から、本屋には続々と手帳が並び出す。
大体3ヶ月(90日)で細胞も意識も習慣も変わるというスローガンを根拠もなく信じているせいか、
私は毎年10月スタートの手帳を購入し、誰よりも早く「新生自分」になるための準備を行っていた。
手帳と合わせて新しいペンを購入してみたり、テンションが上がるようなかわいいシールやスタンプを揃えてみたり...(もちろん、ゲッターズ飯田とラブちゃん(Love Me Do)の本はマスト)
とにかく、誰に読まれてもいいような完璧な手帳に仕上げたかった。
振り返った時、
こんなに自分努力したんだ。
こんな思考に変わったんだ。
めちゃくちゃ充実してたなぁ。
と成長を実感できるように。
この10月が一番やる気に満ちてノリに乗っている状態で、
「すべて一旦リセットゾーン」に入る期間なのである。
そしてこの3ヶ月は、” なりたい自分になる “(←どこかで聞いたことがあるような…)計画と、
「まだ許される。まだやり直しがきく。」と、
一番自分を甘やかせる期間でもあるのだ。
自分の弱さ、甘えをギリギリ年末までは引きずっても良いと許可している。
ましてや12月なんてイベント目白押しなんだから、もうどうしようもない。
誕生日、結婚記念日、クリスマス…
どうやったって食べ物の誘惑には勝てない。
甘いものは控えようとしても、お店で食事すれば必ずといっていいほど、デザートというおまけがついてくる。
それを「いま摂生してるんで、、」なんて修行じみたことは言えない。
そんな自分軸(?)があるはずもなく、私の意思なんてのはフニャフニャのラバーポールのように柔い。
それにも関わらず、元日には既に新しい(理想の)自分になってスタートを切りたいのだ。
2024年1月1日
9時に起きる。
いつもより遅い起床。
既に去年の自分に負けている。
「正月はどこにも行かずに、家でゆっくり過ごそう」と、年末に1000ピースの激むずパズルを購入した。
これが最大の間違いだった…
元日から悪夢が始まった。
同じような柄のパズルが大量にあって、見本を見ながらやっても全く検討がつかずハマらない。
たまーーーにサクッと微かな音を立ててハマった時の感触は、地獄から天国に這い上がったような喜びだった。
私の性格上一度やったらキリがなく、この蟻地獄のような苦しみから早く逃れたい欲も増して一日中パズルと向き合っていた。
アイス片手にあたりめしゃぶりながらあーでもない、こーでもないと...
しまいには料理するのも面倒くさくなって、三が日だというのにUberに頼った。
結局パズルは三日間かけて完成した。
家でゆっくりするどころか、パズルに全て時間を奪われたストレスで、罪悪感と後悔と苛立ちで幕を開けた2024年。
新生自分計画に使った、あの三ヶ月はなんだったんだ...?
まぁいい、『また一からやり直そう』と心の中で誓った。
《心の声》
よし、新月からやろう。
一年の切り替えって節分でしょ!
旧正月からが本当の始まり...
・・・・・・・・・・
もう2月も後半に差し掛かり、春がすぐそこまで顔を見せている。
2024年に入って、早くも2ヶ月が過ぎようとしている...恐ろしい...
一年が過ぎるのはあっという間。
一日が瞬きの如く過ぎ去っていく。
また今年の10月に、「あの時、○○すればよかった。」と後悔しないように、
『今日からやるのだ。』
『今からやるのだ』
まだ始まったばかりじゃないか。
と、言いつつ心の中で
” 春分の日がある “
節目があるごとにそんな言い訳を、カレンダーを睨みながら考えている。(ニヤッ)
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