チームが、チームとして機能するために、欠かせない五箇条とは?
こんにちは。ナムフォト代表・写真心理学の楢です。
こちらのnoteでは、 写真心理学を使った、オンライン型グループコーチングプログラム「miit」や、創造性や心理的安全性にまつわるTipsを発信しています。
みなさまの企業では、GWが明けて、人事異動も一通り落ち着いた頃でしょうか。
新しいメンバーをチームに迎えるときに、
改めて向き合っている人も多いであろう「チームビルディング」。
「明らかに論点が違っている気がするんだけど、どう改善したらいいか分からない。」
「会議で、意見が上がってこなくて、メンバーが何を考えているのか分からない。」
こんな状況で悩まれている方もいるかもしれませんね。
「チーム」が「チーム」として機能するためには、5つの要素が必要だと言われています。
これを改めて見ていくと、いま自身のチームに足りていないもの、
「チームビルディング」に必要な要素が明確になるかもしれません。
早速ですが、「チームに欠かせない5箇条」を、ご紹介します!
①目的・目標
「チーム」とは、何かしらを達成するために集っており、目的に向かって、お互いが協力(依存)しあいながら業務を遂行し、目標を達成する集団です。
目標と目的とは、つまり「どの山に、なぜ登るのか?」ということ。
富士山に登るのと、高尾山に登るのでは、装備もかかる時間も違います。
高さ何メートルの山を、いつ、誰が、どれくらいの時間をかけて頭頂するのか?
そもそも、なぜ、登るのか?
こういった目的や目標を、定性的・定量的に定めて言語化し、チームメンバー全員が把握している状態をつくることが大切です。
②メンバー
言わずもがなですが、チームは人でできています!
「誰が、チームにジョインするのか」ということは、「チーム」が目的を果たせるのか、果たせないのか、、、というところに、大きく関わってきます。
人事異動の後では、「メンバー」を見直すのは難しいかもしれませんが、、それでも、せめて、次に上げる項目③を明確にしておくことは大事かもしれません。
③役割と責任
登る山(目的)があって、メンバーが揃っていて。
それなのに、なぜか、チームが、がちゃがちゃしている・・・。
そんなときは、役割、メンバー個人の責任、意思決定者が不明瞭である可能性が高いです。
往々にして、業務は過去の経験やこれまでのやり方をベースに回っているものですが、
「目的に適した役割分担になっているか・・・」をたまに見直してみると、ずれていた歯車が噛み合い、より大きな動力が生み出せる場面もありそうです。
以前はそれで上手くいっていたけど、プロジェクトのフェーズが変わって、「役割が変わっていた」なんていう場合も、珍しくないのではないでしょうか?
事実と、形を揃えておくこと。
そうすることで、滞っていたプロジェクトが加速する。
miitチームでも、そういったフェーズを何度も、何度も経ています。
④評価方法
企業の場合、「評価方法」に向き合う部署は人事部で、実働している「チーム」とは機能が切り離されているケースも多く、ここで行き詰まっている企業も多いかもしれません。
大企業では、制度設計に多くの時間を要するでしょう。
でも働く側の視点に立つと、「自分が、事業の何に貢献し、何を評価されるのか」ということが明確なほど、モチベーションが高まるのは言うまでもありません。
売上を直接的に上げる部署、上げない部署、今すぐ必要なこと、将来の投資として必要なこと、、、などなど、評価方法に向き合うことは、事業やプロジェクトのKPIを定めることとニアリーイコールです。
会社全体で、ここをどうバランスしていくのか・・・。
やはり、常に向き合って、全体最適していくことが必要不可欠ですよね。
「評価される側」のモチベーションとしては、
一従業員として、声を挙げられるタイミングがあれば積極的に意見しつつも、
ここは「会社人」としてではなく、「社会人」として、
自身の経験や取り組みが、どう未来をつくっていくのか、、、
ということに注目してしまった方が、ポジティブでいられるケースもありそうです。
そして、私たちのような若いチームでも、「評価方法」の指標を、関わる人全員が納得する形に整えることが、やっぱり重要だと考えます。
⑤コミュニケーション
目的や目標、集った人材、役割や責任、その評価の方法、、、
すべてが出揃ったところで、
日々の取り組みを進めていくには、「コミュニケーション」が欠かせないのは言わずもがな。
このコミュニケーションこそが、すべての基礎、土台だと言えます。
一見「ふわっと」しているのは、
瞬間、瞬間の積み重ねで、有機的で、どんどん移ろいでいくものだから。
捉えどころがなく、企業全体でどう向き合うべきか、ここに投資することに足踏みする企業も多そうですが
一番動きが早くて、実は、一番取り組みやすく、効果がすぐに現れるのも、
この、コミュニケーションです。
例えば、業務を推進する中で、こういった個人の判断が積み重なっていったら、どうなるでしょうか?
「そもそもこの前提ってこれでいいのだろうか?こんな質問、初歩的過ぎる?無知だと思われたくない。(だから、乗っかっておこう)」
「本当はやり方がわからず失敗してしまった、、、無能だと思われたくない。(だから、報告するのをやめよう)」
「すごく困っているけど、細かく質問して、上司から邪魔だと思われたくない。(だから、黙っていよう)」
「これは、本質的な解決策といえないから、方向転換すべきなんだけど、、、また批判的だと思われたらいやだ。(だから、スルーしよう)」
ひとり、ひとりの気づきや考えが、掛け合わさってこそ、プロジェクトはより良いものになっていきます。
もう、言われ尽くしたキーワードですが、
「ホウ・レン・ソウ」は、どこまでいっても、(AIが発達して、リモートワークがスタンダードになっても)変わることのない、「基本のき」ですよね。
最近のワードだと、「心理的安全性」と言い換えられるかもしれません。
・反対意見を言っても、耳を傾けてもらえる(から、意見が言いやすく、議論ができる)
・話したいときに、話しかけやすい(から、大切なタイミングで相談ができて、大事に至らない)
良いコミュニケーションが成立するために必要な要素
「ホウ・レン・ソウ」がスムーズで、心理的安全性が確立されたコミュニケーション。
そんなコミュニケーションが成立する要素って、一体どんなことなのでしょうか?
大きくは、「違い」と「接続性」の2点だと考えます。
①「違い」:メンバーひとりひとり、背景、感じ方や考え方が違うということを前提にしている
②「接続性」:双方向に、必要なときに、必要な分量のコミュニケーションを取り合おうという前提を持っている
「違い」を認識するには、ストレングスファインダーや性格診断のような診断系はもちろん有効でしょうし、
人生グラフのような、お互いの背景を知り合うワークも有効ですよね。
接続性については、「定例MTG」の設定や、社内イントラネットなどのツール運用はもちろんなのですが、いかにお互いに興味を持ち合うか、意識を向け合うか、といったところがポイントな気がします。
天気の話や、健康の話を延々と続けても、違いは認識できないし、
かと言って、プライベートなことを、全部知り合う必要もない。
「じょうずな雑談」も、意外と難しいものです。
「楽しいコミュニケーションで、お互いの違いを認識し、接続性が高まる」そんなことが、miitでは写真を通して気軽にできます。
よければお試しくださいね!
----------------------------------------------------------------
\\ 「miit」のホームページが完成しました! //
https://miit.jp/
●miit Facebook >> https://www.facebook.com/miit1224
●miit Twitter >> https://twitter.com/miit78036741
最新情報はこちらでも発信!フォローお待ちしております。
-----------------------------------------