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映画『ストレンジ・アフェア』

最近、映画『ストレンジ・アフェア』(原題:Strange But True) を観た。

とても良かった。

妊娠しているメリッサは、亡くなった恋人の家を訪れる。その恋人は5年前にもうこの世にいない。

けれど、お腹の子は彼の子だと言い張る彼女…

実際、こんなことをあっさり信じる人はいる訳もない。メリッサは「サイコな頭のおかしい女」とレッテルを貼られている。

亡くなった恋人ロニーの子供と彼女は信じたいんだ。人は信じたいものを信じ救われる場合もある。
それがとても恐ろしい事実だった場合は特にそうなる人もいるだろう。

真実に気づいているのか、いないのかは分からないけれど、そういう事は起こり得る。
事実を捻じ曲げたかったのかもしれない、悲劇だったから。この場合、彼女の心中なんて覗けないからどうしてこういう行動を取ったのかは分からない。

それを簡単にイカれた女としていいのだろうか?

最後に、ロニーの両親と赤ん坊が微笑んでいる姿。
もしかして彼らは気づいているのかもしれないけど、どうでも良いようなそんな気もした。

この映画はスリラーに分類してあったが、私はヒューマンドラマだなと思い鑑賞した。

そして、決してなくなる事はない。
痛ましい事故の話だ。

こういう実際に、親が分からない子供は沢山いるのではないかと私は思っている。

すごくリアリティーがある話で、誰かの実話かなとか冗談じゃなくそう思った。

この映画は、英語圏特有のプロムという若者が参加する一大イベントについても描かれている。
すごく大切に楽しみにしている人も多い。

どれくらいみんなが羽目を外すのか?とか、青春のイベントとなっているのか?とか、、この映画からはそんな事もすごく良く分かるようになっている。

これは外国の話だけど、どこの国でもこういう悲劇は起こり得るなと思いながら見ていた。

そういう意味では、怖い話かもしれないけど最後になんとも言えない気持ちが残った。

こういうのって大きな問題だろうなって。この子供は、最後まで亡くなった恋人の子供でいられるんだろうか?

上手に脚本も作られているし、良い映画。

沢山の人が観た方が、問題提起になるしもっと評価が高くても良いのになって思いました。

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