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アカデミー賞 優秀音楽賞は亀田誠治、梶浦由記(鬼滅の刃)他

第44回日本アカデミー賞が発表されましたね。

優秀作品賞は「浅田家!」、「男はつらいよ お帰り 寅さん」、「罪の声」、「ミッドナイトスワン」、「Fukushima50」。優秀アニメーション作品賞は「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」、「映画 えんとつ町のプペル」、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」、「ジョゼと虎と魚たち」、「STAND BY ME ドラえもん2」。個人的にもお気に入りの作品が入っていて嬉しい限りです。

授賞式は3月19日(金)に開催されるようです。司会は羽鳥慎一さんと、前年の第43回で「新聞記者」の演技が評価され最優秀主演女優賞に輝いたシム・ウンギョンさんが務めるとのこと!

そして、優秀音楽賞は以下の5作品6名でした。

■岩代太郎「Fukushima 50」
■梶浦由記/椎名豪「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」
■亀田誠治「糸」
■佐藤直紀「罪の声」
■山本純ノ介「男はつらいよ お帰り 寅さん」

ひとりひとり、プロフィールをまとめておきます。

【岩代太郎「Fukushima 50」】

いわしろ・たろう。1965年生まれ東京都出身。東京藝術大学音楽部作曲科首席卒業、同大学院修士課程首席修了。以後、テレビ・映画・アニメ・舞台など幅広いジャンルで活躍。99年、TVドラマ「WITH LOVE」のサントラ盤『ONCE IN A BLUE MOON』で日本レコード協会主催、日本ゴールドディスク大賞“インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー”を受賞。00年、NHK大河ドラマ「葵 徳川三代」ではスケール感のある壮大なオーケストレーションを披露し、若手実力派としての地位を不動のものに。映画「MARCO」ではシーナ・イーストン、TV「甘い生活。」ではジャネット・ケイ、オマー等、海外のミュージシャンとのコラボレーションも多い。またサントラだけでなく、コンスタントにオリジナルアルバムを発表し、コンサート活動や、プロデューサー・ユニット“SEXTASY ROOM STUDIO”を結成する。代表作に『白線流し』(96)、『あぐり』(97)、『氷の世界』(99)、NHKスペシャル『海・知られざる世界』(98)(以上TV)、『あした』(95)、『フランダースの犬』(97)、『アナザー・ヘヴン』(00)(以上映画)。

【梶浦由記/椎名豪「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」】

かじうら・ゆき。作詞・作曲・編曲を手掛けるマルチ音楽コンポーザー。93年、See-Sawのコンポーザー兼キーボディストとしてデビュー。現在はアニメを中心とした劇伴音楽を手掛け、『鬼滅の刃』、『ソードアート・オンライン』、『魔法少女まどか☆マギカ』などの話題作を担当。ほかにも、北野 武監督・主演映画『アキレスと亀』やNHK歴史番組『歴史秘話ヒストリア』、NHK連続テレビ小説『花子とアン』の音楽を担当するなど、ジャンルを問わず幅広い作曲・音楽プロデュースを手掛ける。

【椎名豪「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」】

しいな・ごう。1974年生まれ横浜市出身。作曲家。実家はエレクトーン教室。97年にナムコに入社後、本格的に曲作りを始める。05年、ゲーム『テイルズ オブ レジェンディア』で初めてRPGの音楽を手がける。同作以降もシリーズ作品に何度かかかわっている。10年、ゲーム『ゴッドイーター』(および同作のバージョンアップ版『ゴッドイーター バースト』)で作曲を担当。同作の挿入歌「神と人と (Vocal Ver.)」は日本のメディアとしては唯一「Hollywood Music in Media Awards 2010」にノミネートされた。11年、TVアニメ『THE IDOLM@STER』にて作中の一部楽曲の作曲を担当。また、劇場アニメ『桜の温度』にて音楽制作を担当し、アニメーション作品の音楽制作にも関わるようになる。平尾隆之監督作品、ufotable制作作品への参加が多い。ufotable作品では、映像に合わせて音楽を制作する「フィルムスコアリング方式」で制作を行っている。17年、バンダイナムコスタジオを退社し、フリーとなる。

【亀田誠治「糸」】

かめだ・せいじ。1964年アメリカ・ニューヨーク生まれ。89年に音楽プロデューサーおよびベーシストとしての活動を始める。GLAY、椎名林檎、スピッツ、平井堅、いきものがかりほか、数多くのアーティストのプロデュースやアレンジを手がけ、ヒット曲を数多く生み出している。07年と15年には、「輝く!日本レコード大賞」で編曲賞を受賞。現在、独自の音楽理論でJ-POPの魅力を探る音楽番組「亀田音楽専門学校(シーズン3)」がNHK Eテレにて放送中。

【佐藤直紀「罪の声」】

さとう・なおき。1970年生まれ千葉県出身。作曲家/編曲家。中学からピアノを習い、高校より音大の教授に師事し、和声学やバロック時代の音楽理論の対位法を学ぶ。93年、東京音楽大学作曲科映画・放送音楽コースを卒業。以降、映画、ドラマ、CMなどの音楽分野で活躍。06年に映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞最優秀音楽賞、08年に『ALWAYS 続・三丁目の夕日』で同賞優秀音楽賞を受賞。『海猿』『永遠の0』『寄生獣』『龍馬伝』『カーネーション』『WATER BOYS』などの映画やドラマ、『プリキュア』シリーズや『交響詩篇エウレカセブン』ほかアニメの音楽を多数手掛けている。

【山本純ノ介「男はつらいよ お帰り 寅さん」】

やまもと・じゅんのすけ。1958年生まれ。作曲家。祖父にピアノ、作曲の手ほどきを受ける。東京藝術大学の修士作品作曲の過程で、『音楽は崇高な祈りである』との理念に至る。在学中より、父の影響でスタジオ録音、背景音楽の作編曲、マニュピュレータ、など多方面の音楽制作を経験。管弦楽と合唱を音楽表現の中心として作曲活動を行う。毎日音楽コンクール入選、シルクロード管弦楽コンクール入賞。現在は千葉大学教授、東京 藝術大学非常勤講師。学会活動では日本作曲家協議会理事、日ロ音楽家協会運営委員、日本現代音楽協会会員、日本とギリシャの現代音楽による国際交流委員会運営委員長。



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