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きっとね、秘密は多いほうがいい派の鳥取旅行。カフェと本屋とエトセトラ

「秘密」は希少だった、一年前の夏。記憶にアクセスしながら綴るのは鳥取旅スポット。ほとんどが撮影禁止で間接的な写真が多いのですが、土地で感じた心地よい余白をおすそ分けできれば幸いです。

#来世彼氏に生まれたら シリーズは来世で素敵な恋人になれるように、現世のわたしからの贈りものです。現世の記憶を引き継げなくても、大丈夫。インターネットは来世にきっとある。検索してね、未来の恋人たち。 

HAKUSEN

湖の見えるカフェ「HAKUSEN(ハクセン)」は静寂が帰ってくる場所、というのが記憶からたぐり寄せたイメージだ。

緊張感はみず色に溶けて、静けさがくつろいでいる。撮影はNGだからスマホにも久しぶりの休息を。

窓辺の特等席で、コーヒーやフルーツシロップのソーダ、ケーキや焼き菓子をぜひ。

個包装のクッキーやブラウニー、スコーンやグラノーラなど、手土産にも喜ばれるお菓子がずらり。お菓子で膨らんだ旅行バッグを抱えてふたり、かわいい人になっちゃうよ。

HAKUSEN
鳥取県東伯郡湯梨浜町旭127-2
テイクアウト11:00-18:00(土日17:00)
カフェ12:00-17:00(土日16:00)
定休日:金曜日(臨時休業あり)

汽水空港

✈️:アテンションプリーズ。

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✈️:当機は間もなく汽水空港に到着いたします。今一度、お座席のシートベルトをご確認ください。

HAKUSENから5分ほど(滑走)路を進むと、湖のほとりに本屋「汽水空港」が現れる。

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汽水とは、"河口付近や海につながる湖沼で、淡水と海水とが混じり合い、塩分の少ない水"だそうだ。どの思想にも寄りかからず、けれど透明に漂うに終わらない。ラインナップも覇気のある本屋さんをお求めの方はぜひ。

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汽水湖である東郷湖を眺めながら、旅先でまた本の世界へ旅立つのも良いかもしれない。

汽水空港
鳥取県東伯郡湯梨浜町松崎434-18
13:00~19:00
定休日:水・木曜
https://www.kisuikuko.com/ 

たみ

ゲストハウスとシェアハウスを兼ね備えた、暮らしの間借り的なお宿「たみ」。紹介してくれた友人から"撮影禁止"と聞いていたけど、あえてなぜ?と理由の扉を開いてみるとまた面白し。(そもそも許可には理由がいらなくて、禁止には理由を求めるのって不思議)

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公式サイトに掲載された理由には、きちんと「たみ」の人の想いが綴られている。過去のトラブル例を突きつけるでもなく、旅の一時をいっそう素敵にしてくれそうな、おまじないをかけられた。「〇〇禁止」のネガフィルムを現像すると、「素敵な思い出を」という願いが写しだされる。私の妄想だけれど、心の臓のあたりがふんわり甘くなる。

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さてお部屋はいたってシンプルな和室。畳にふとんを敷いて寝る、ああなんだかいいな。布団よりもベッド寝ている年月のほうが長いクセに、都合よく日本の情緒を語ったりして。勝手気ままに感動して、枕は投げる体力もなく寝落ちするのもいいものですよ。

もうひとつ、朝ごはんはカフェで食べていただきたい。お味噌汁とおにぎりが美味しいのなんのって。見せてあげたい、寅さんみたいに米粒をつけたかわいいきみ!

たみ
鳥取県東伯郡湯梨浜町中興寺340-1
宿泊営業 定休日なし
※都合により臨時休業する場合あり

カフェ営業
weekday  7:00〜10:00/18:00〜22:00
holiday(祝日除く) 7:00〜22:00
営業日は公式サイトのおしらせより
http://www.tamitottori.com/ 


養生館

たみの方に日帰り温泉を教えてもらい「養生館」へ。開放感満点の露天風呂で疲れをリセット。

旅館ということもあり、エントランス&ロビーは重厚感があり、ノスタルジーな雰囲気。受付の方が広い館内を温泉エリアまで案内してくれ、とても親切丁寧でした。

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平日の訪問だったおかげか、ふたりで貸し切り状態でした。真夏の露天風呂、かなり整う!

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養生館
鳥取県東伯郡湯梨浜町大字引地144
日帰り温泉:大人(中学生以上)800円
入浴時間 10:30~20:00
https://yozyokan.jp/ 

朴訥/BOKUTOTSU

物々しい斧の看板が待ち構える「朴訥」。定休日で訪問ならずでしたが、鳥取いくなら是非とおすすめされたビンテージショップ。

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HAKUSEN、汽水空港、たみ、養生館は松崎駅から徒歩圏内のエリアです。ここからは、松崎エリアから車で20分、倉吉市エリアのお店をご紹介します。

saon

透明収集家にはぜひ訪れてほしい器と音楽のお店。こちらは袋ではなく、ガラスの花器。他にも鳥取のオーガニックブランドのアイテムなど、都内セレクトショップで扱われているものも揃っています。

歴史的な街並みがレトロでかわいい倉吉市。文化財として価値の高い伝統的建造物群として、古い街並みや自然が保存されています。蔵の中にはセレクトショップなど現代の感性がひっそり共生していて、静かにキュンさせられる。

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石橋を渡って、蔵の中へいざなわれる。ここにはsaonと美容院がはいっています。中央が共通の空間になっているので、お買い物はしないという方もぜひ一度橋を渡って見てみてほしい。

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saon
鳥取県倉吉市魚町2521-1F
10:00〜18:00
定休日:火曜日
http://www.saon.jp/ 


米澤たいやき店

倉吉でたいやきといえばここ(らしいです)。たみでもオススメされました。金型で一匹一匹焼かれているためか、尻尾まであんこが詰まっていて思わずにやり。

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ほんのり甘いあんこに白い薄皮、ほくほくでワクワクな食べ物がたい焼。街歩きのファーストフードにぴったりだ。

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すごい速さで焼いていくおじちゃん。一匹づつ焼いてるたい焼を初めて見た。

米澤たいやき店
鳥取県倉吉市堺町2丁目929-1
10:00~18:00
定休日:火曜日

夜長茶廊

旅先でカレー??」という声を無視し続けてはや数年。ああチョット待って、言い訳くらいさせてほしい。貴重な一食と等価交換しているのは、地元の人々の日常なんだ。よそ者である我を忘れて、ティンカーベルの粉(スパイス)で私たちは誰かの日常風景に飛んでいける。

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ゴロッとエビやチキンの入ったカレーは、こっくりクリーミィ。バターや生クリームのまろやかさと、スパイスのやんちゃ具合がナイスコンビネーション!

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冷えピタまで貼って、自宅にいるのかというくつろぎよう(笑)

夜長茶廊(よながさろう)
鳥取県倉吉市西町2698
11:00~19:00
日曜ランチのみ月曜定休
http://yonagasarou.com/ 

コウボパン小さじいち

パン好きの中ではとにかく買えないと噂のパン屋さん。「たみ」から車で1時間、鳥取県のさらに奥へ。1日目が水辺なら、2日目は山である。童話の世界のような可愛らしいお店があらわれる。噂の「コウボパン小さじいち」だ。

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落ち着いて、パンはまだあるわ。腹ごしらえに、併設しているカフェでランチプレートを。サラダにデリ、スープ、三種のパン......手間ひまを感じる滋味深いおいしさ。カメラを向けられようと、お皿にくぎづけよ。

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自宅にて、お店のトレードマークが刻印されたイングリッシュマフィン。サクフワ・ほどよくしっとりで小麦の甘みも心地よい、ああ、あと10個は食べたい気持ちに嘘は無い。

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コウボパン小さじいち
鳥取県西伯郡伯耆町金屋谷1713-1
水〜土曜日 11:00〜16:00
※1〜3月は冬季休業
https://kosaji-1.com/index/ 

植田正治写真美術館

作品入れ替えのため休館...トホホ。これはまた鳥取に来いとのお告げなんだと納得させる。

植田正治写真美術館
〒689-4107 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
10:00〜17:00
https://www.houki-town.jp/ueda/

※各施設・店舗への訪問は事前に状況をご確認ください。

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SNSを眺めていれば素敵なスポット情報はどんどん流れてくる。見すぎて行ったことある人と同じテンションで話してしまって、慌てて「知らんけど」のターンエンド。

ほとんどの場所が撮影禁止なのは、むしろ良いと思うんだ。できれば秘密は分かち合って、ちょっぴり甘い気持ちに浸りたい。こうして言葉に残しておくと、魂だけまたその場所に飛んでいけるような気がして、楽しかったです。以上、秘密の鳥取旅note、お付き合いいただきありがとうございます。


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9月は週1noteを更新する予定です。自分を乗りこなす仕組みは必要!ということで、友人が企画している #週1noteのVol.7メンバーとして参加しています。企画に参加している35名のメンバーのnoteを集めたマガジンに追加される仕組みです。すごいね↓





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