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資格を味方につけてキャリアを輝かせる方法 番外編1/3ー失敗するのはこわい? “自分を大切にしすぎない”のススメ

キャリアに関する連載。番外編として3回追加で更新します!資格だけのことではなく、私が思う「自分が満足できるキャリア」を築いていくために必要な考え方を3回書いてみたいと思います。この追加の3連載には、冒頭にその記事を象徴するような格言を添えています!

成功は必ずしも約束されていないが、成長は必ず約束されている。

-Alberto Zaccheroni-

私は周りの人を見たときに「めっちゃ自分を大事にしてるな」と思うことが多いです。ごめんなさい、どちらかというとネガティブな意味で。たぶん前6回の連載でも書いたのですが、正直、私は自分自身の社会的な成功とか幸せに、そこまで関心や執着がない方だと思います。

重視しているのは「楽しいかどうか」「未来が楽しくなりそうか」です。たぶん私は極端なので、それを人に押し付けるのはなんか違うかもしれないですが、チャレンジをしたいとき、新しい環境に飛び込みたいときに、「失敗したくない」「保証がない未来が不安」という気持ちはすごく足かせになるような気がします。

できうる限りの調査と分析と準備をしたら(これらをするのはめっちゃ大事)、あと必要なのはもう「えいや!」と飛び込む勇気だけなのかなと思います。その「えいや!」をくり出すための考え方のヒントになればなと、私がいつも考えていることをご紹介できたらと思います。挑戦は実はめっちゃ楽しいもの。そんなことが少しでも伝わったらうれしいです。

VOL.1 失敗するのはこわい? “自分を大切にしすぎない”のススメ

資格を通じてキャリアを考えるコラム。好評につき延長戦でキャリアと生き方を考える全3回の番外編コラムをお届けします。チャレンジをし続けるための発想の転換とは。

「失敗したらどうするの?」の声に迷わない

前連載で「資格を通じてキャリアをより輝かせるには」をテーマにお話してきました。ただ、資格取得は単なる一例。自分が満足のいく、すばらしいキャリアが手に入ればもちろん資格には限りません。…ということで、資格問わずキャリアや人生のエッセンスとなるようなことを、番外編として全3回でお届けしたいと思っています。私は人生のある時から資格、転職などジョブチェンジの面でかなりアグレッシブな生き方をするようになりました。今まで築いてきたものをゼロにして、挑戦ばかりを繰り返し「失敗したらどうするの?」「もったいない」と心配されることも多い人生でした。転職回数10回。履歴書の職歴欄に書こうとするとおさまらず端折って書かざるを得ません(笑)。

人生を通じた自分をサンプルとした壮大な実験

私は、新卒1年3か月で体調を崩して会社を辞め、「正しいレールを外れた」と認識した瞬間から、誰に何を言われても好きに生きようと決心。それから自分の心の声に素直に、迷わず挑戦するようになりました。この時から、私は自分の人生を“実験”と思うようにしています。こういうチャレンジをしたらどういう結果が生まれるのか、なにをしたら失敗するのか、または成功するのか。失敗したらどうなるのか。そんなことを観察して分析して、客観的に楽しんでいます。ちなみに実験は失敗がないと学びも改善もないからあまり意味ないよね、とすら思っています。ポジティブな意味で自分自身の成功や幸せにあまり興味がなく、「自分を大切にしすぎない」がモットーです。自分を大切にし過ぎると、失敗する可能性がある挑戦はしづらくなるので…。ただ、この考えが極端なことも分かっています。

人生は失敗があったほうがおもしろい

結婚、出産、育児…女性には仕事を継続できない節目もたくさんあります。お子さんがいる、自分自身が家計を支えているなど、失敗できない切実な理由がある方もいるでしょう。であれば、余計に若く自由な時には、思う存分挑戦はしておいてほしいなとも思うのです。もちろん今いる環境がすばらしいのであれば転職で挑戦する必要はないと思います。ただ何か変えたい、今に満足していない、と不満があるのに、失敗がこわくて挑戦しない、というのはとてももったいないなと思うのです。正直、失敗は将来めちゃくちゃいい話のネタにもなってくれます。資格の勉強をしていたときの極貧生活も、受験期の悲壮感も、激務も収入ダウンも、今では完全に笑ってもらえる話のネタです(笑)。

1つの仕事をずっとし続ける時代は続くのか?

挑戦するメリット、いろいろありますが、1つあげるならば、自分と世界を幅広く知りどこでも応用できる力を身に着けられることです。得た経験や知識は、何の仕事でも役立つし、他人を理解するのにも活きます。1つの会社に勤め、1つの場所に通い続け、1つのコミュニティにずっと属する。そういう時代も変わっていくのではないでしょうか。私も独立前の前職時代は正社員でない状態で、複数の会社から報酬をいただき生活していました。私の周りに事務職でもフリーランスとして、複数の会社の仕事を手伝い複数の収入源を持ち、ある程度の金額を稼ぎ出している人もいます。コロナも経て、日本の働き方は徐々に変わりつつあります。1つの場所でしか働けない人でなく、どこでも柔軟に臨機応変に働ける力を身に着けておくことも、現実的な目線で今後を生き抜くために大事なことだと思っています。

原三由紀 MIYUKI HARA
株式会社トレブル代表取締役/司法書士

大学卒業後、システムエンジニアとして就職。手に職をつけたいと合格率2.8%(当時)の難関資格、司法書士の取得を目指す。派遣で働きながら専門学校に通学。3回目の受験で合格。司法書士を6年経験した後、2014年よりブランディング会社に秘書としてジョイン。2022年10月独立。現在、中小企業向けのブランディング事業、100%天然香料を使用した香りによる空間ブランディング事業等を行っている。転職経験が豊富でさまざまな業種・勤務形態での経験アリ。転職のたび仕事内容・収入面ともにキャリアアップし続けてきた。独立後は、副業として司法書士業務も再開。「やりたいことは全部やる」をモットーに、自己の多様な経験とスキルを最大限に社会へ還元できるようキャリアを磨き続けている。

↑この番外編の本編です。
よかったらこちらもぜひ。

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