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資格を味方につけてキャリアを輝かせる方法1/6ー漠然とした不安「このままでいいのだろうか?」

久しぶりに自分が2021年~2022年に企業の広報誌向けに書いた連載を読んでみました。自分のキャリアについて振り返るとてもよい機会になったので、少し今の状況に合わせて書き直し、ここでもご紹介してみたいなと思っています。

現在私は、株式会社トレブルというブランディングと香りの会社をやっていますが、元々は大学卒業後、システムエンジニアとして正社員就職→1年で辞めて派遣社員を複数企業で経験(同時に働きながら資格取得のための勉強)→司法書士試験合格→司法書士として3社、間に一般企業の企業法務→ブランディング会社へジョイン→起業、という経歴で今に至ります。企業の規模・業種・雇用形態もさまざまに、10社以上転職してきています。

私の人生のターニングポイントとして、資格取得という経験は欠かすことのできない要素です。とはいえ、資格を取る前も、取った後も七転八倒を繰り返し、試行錯誤と悩みの果てに今があります。

「資格を取ること」とそこから「キャリアを築いていくこと」はまったく別モノだと私は捉えていて、資格を取ることをきちんとキャリアを輝かせることにつなげるには、それなりに考えるべきことや自分をきちんと見つめ直す作業が必要なのだと思っています。

キャリアに悩む人にも、自分のキャリアの棚卸をしたい方にも、なんらかのヒントになったらよいなと思いこちらにご紹介します。私自身がたぶん人生やキャリアの築き方については、わりかし破天荒なタイプなので、もしかしたら参考にならない人もいるかもしれません。

読んだ感じ方は人それぞれではあると思います。が、決して考えを押し付けたいわけではなく、「こんな考え方もあるんだな」とご自身のキャリアと照らし合わせ振り返るきっかけになることを願ってこの連載は公開しています。

私もこれからも自分のキャリアをより輝かせるために頑張りたいと思っています。「なにが大事で、どんな自分でいたいのか」そんなことを考えつつ、ぜひ一緒により楽しく、より自由なキャリアづくり考えていけたら嬉しいです!

毎週金曜日更新予定。
全6回+おまけの3回を予定しています!
ぜひお楽しみください!

VOL.1 漠然とした不安「このままでいいのだろうか?」

資格を通じてキャリアを考える全6回の連載コラム。第1回は正社員を辞めて、難関資格を目指すことになった経緯や資格をどう決めたのかなど資格取得のきっかけをお伝えします。

資格取得が私の人生を変えた

この連載を読まれている方には資格取得を考えている方も一定数いると思います。私は社会人になった後に一念発起して難関資格といわれる司法書士を取得。そこから人生が変わりました。資格を取るために努力したことは合否に関わらず人生の糧になると私は信じています。資格を目指すというだけではなく、私の経験がみなさんのキャリアを考えるヒントになれば嬉しいです。社会に出た後、ふとこう思う人も多いと思います。「今の仕事は自分にあっているのだろうか?」「このまま進んでいって、なりたい自分になれるのだろうか?」「これからキャリアをどう築いていけばいいのだろうか?」私もまさにそれでした。新卒で入社して1年3か月後、ストレスから体調を崩したことをきっかけに正社員を辞め、資格取得を目指します。

一般的で正しいレールを外れる楽しさ

それから定時で帰れる派遣社員に転職し、働きながら司法書士を目指す日々が始まります。とはいえ、私が会社を辞めた時代は、大学を卒業したら正社員として就職するのが当たり前。1つの会社に3年勤めないと転職に悪影響。そんな価値観が主流の時代でした。会社を辞めて思ったのは「私は常識的なレールを外れた」ということ。でもそれは「どうせ外れたなら自由に生きてやろう!」というポジティブなものでした。常にお金がなく、勉強ばかりして過ごす4年間。でも目指すものがあって努力する自分を、私は再び好きになることができました。「なにかを目指す日々」は、実は何にも替えがたく楽しいものです。私は運よく合格できましたが、受かっても受からなくても得るものはとても多いと思います。

「なぜ司法書士を目指したのですか?」

一番よく聞かれる質問です。私は“司法書士”になりたかったから資格取得を目指したわけではないので資格自体にこだわりがあったわけではありません。私が資格選びで考えたのはこの3つでした。①取得すればそれが仕事にできる資格②これまで学んだことがない分野の資格③働きながら取れる資格。この3つを満たせば実は他の資格でもよかったのです。私は人生を変えるツールや武器として資格を考えていたので、なりたい自分になるためにどの資格が一番適しているかを考えて資格を選びました。これはあくまでも私の場合の資格の選び方ですが、大切なのは「自分はなんのために資格を取るのか」を明確にして、資格取得を考えることなのではと思っています。

まずはなりたい自分を明確にする

過去の私のように漠然と将来の不安を感じている方、人生を変えたいと思っている方は、資格取得が未来を拓くきっかけになるかもしれません。明確な資格が定まっていない場合は、私の資格選びもぜひ参考にしてみてください。ちなみに私が設定していた目指す方向は【なりたい自分=がんばっている自分】【就きたい仕事=専門性の高い、自分だからこそできる仕事】でした。資格選びのポイントは、なりたい自分や就きたい仕事をまず考えること。そこから逆算して最適な資格を考えるという方法です。「自分が目指すのはどこで、なぜ資格を取るのか」この軸を明確にしておけば、資格選びの場面だけでなく、勉強期間のモチベーションの維持にも大いに役立つはずです。

原三由紀 MIYUKI HARA
株式会社トレブル代表取締役/司法書士
大学卒業後、システムエンジニアとして就職。手に職をつけたいと合格率2.8%(当時)の難関資格、司法書士の取得を目指す。派遣で働きながら専門学校に通学。3回目の受験で合格。司法書士を6年経験した後、2014年よりブランディング会社に秘書としてジョイン。2022年10月独立。現在、中小企業向けのブランディング事業、100%天然香料を使用した香りによる空間ブランディング事業等を行っている。転職経験が豊富でさまざまな業種・勤務形態での経験アリ。転職のたび仕事内容・収入面ともにキャリアアップし続けてきた。独立後は、副業として司法書士業務も再開。「やりたいことは全部やる」をモットーに、自己の多様な経験とスキルを最大限に社会へ還元できるようキャリアを磨き続けている。


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