資格を味方につけてキャリアを輝かせる方法 番外編2/3ー転がる石には苔がつかない!? 転職はポジティブに。
第2回目の格言はこちら!キャリアについては、できるだけすべての主語を「私」にして考えてほしい思います。私がどんな人生を選びたいのか、私がどんな人と一緒にいたいのか、私がなにを幸せと感じるのか。そんな思いを記事にしてみました。
私は転職回数の多さをかなりネタにして生きています(笑)。「転職を繰り返している人」として一歩間違えば少しヤバいやつ判定されがちな事実ではありますが、私はそれに苦しめられたことがありません。
一般的にネガティブと思われいる事実も、実は普遍の真実などではないと私は身をもって感じてきました。転職についてはまさにその通り。言い方、考え方、伝え方次第で、相手の印象は大きく変わるものです。そして自分自身の事実の捉え方もまた大きく変わるもの。
転職をすすめたいわけでは決してないのですが、今の時代にあった自分らしい働き方を固定概念にとらわれず築いていくことだってできるのだと、なにか少しでも気づきがあったらいいなと思っています!
VOL.2 転がる石には苔がつかない!? 転職はポジティブに。
資格を通じてキャリアを考えるコラム。好評につき延長戦でキャリアと生き方を考える全3回の番外編コラムをお届けします。今、ポジティブに考えたい転職の話。
「石の上にも3年」の呪縛からのがれて
「1つの職場に3年くらいはいないと…」私が新卒で働き始めたとき、世間の常識としてこんな考えがありました。3年は経験がないと次の転職も難しい。人格や根性を疑われる…そんな理由だったと思います。それが当たり前だった時代、私は1年3か月で会社を辞めました。それから現在まであっという間に、転職回数10回…。でも実のところ、私はこの転職回数で不利益を被ったことが1度もないのです。転職回数を理由に面接で嫌な目にあったことも、不採用になったこともありません。むしろ個人的にはメリットしか感じていないし、多くの職場で多くの経験を積んでいることは私の自信と“売り”になっていると感じています。私が転職をポジティブにできたのは、正々堂々と語れる「転職の理由」があるからだと思います。
転職理由は“ポジティブ変換”して伝える
1年3か月で会社を辞めた直接の理由は「体調を崩したから」です。でも転職を視野に次の道を探していた私は約3か月前から「司法書士を目指す」という新たな目標を見つけていました。だから転職の理由は「資格取得を目指して退職」です。司法書士事務所を一度辞めIT企業に転職したときも、その理由は「企業法務をやってみたかったから」。小さな事務所から大手の司法書士事務所に転職した理由は「司法書士業務にとらわれない仕事をしたかったから」。ちなみにこれらの理由はネガティブに表現することもできます。これ以上ここで成長できないと思った、仕事の幅が広がらない、つまらない…とも言えるわけです。なんらかの不満がなければ転職しないですからね。でも転職にはすべて「新たな挑戦」「新たな目標」をセットにすることが大事だと私は思っています。ネガティブな理由がきっかけだったとしても「〇〇がしたくて転職」という状況を自分でつくり、そして人に伝えるときはよりポジティブな方の理由を伝えて欲しいです。
転職に自分なりの条件を設定する
面接で聞かれたときも、正々堂々とポジティブな転職理由を伝えると全員が「なるほど」と納得してくれました。自分自身も1ミリも後ろめたい気持ちがないことも大事かもしれません。転職回数の多い私も、飽きたから次! と適当にキャリアを積んできた訳では決してありません。私の場合、自分なりに転職の条件を設定していました。それは、「この職場でできることはすべてやったと“自分が”思えたとき」です。これは完全に自分の判断です。人から見て、まだできることあるはず、というのは関係ない。例えば私、上司からの職場イジメにあって退職したことが1度あります。このときも自分が取りうる手段はすべて尽くした、できる努力はすべてした、と判断できた瞬間に、退職を決めました。学校でのイジメもきっと一緒。自分に合わない場所にずっといて、自分の能力を殺し続けるのはナンセンス。逃げるのも正義です。
転職・副業…今の時代を生き抜く力を養う
転職が私にくれた一番の宝物は、常識は1つでなく、コミュニティごとに常識は無数にあることを身体で知っていることです。視野が圧倒的に広がりました。また未知の世界に飛び込む経験、アウェイな状況でゼロから信頼関係を築く過程を数多く経験し、臨機応変さや鈍感力、逞しさも身についたと思います。もちろん仕事スキルもすべてが役に立っています。一つの道を極めるのが美徳とされた時代から、転職は当たり前、副業にも寛容な社会になってきました。何歳から新しい挑戦をするもよし、同時進行で複数の仕事をすることもアリな時代になってきました。“ポジティブな転職”は自分の考え方次第でより実現しやすくなったと思います。立つ鳥跡を濁さず、の精神だけは大切に、今の時代にあう自分らしい生き方を柔軟につくりだしていきましょう。
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