宮古島旅行と台風6号

2023年8月13日 14:56

夏休みは友人と宮古島旅行を計画していた。
しかし出発を間近に控えた頃、台風6号が発生した。
のちに迷走台風と言われ、沖縄、九州に大変な被害をもたらした大きな台風だ。
あぁぁ旅行の日程的に確実にバッティングするやつ。。

これは一生に一度あるかないかの、台風に翻弄されながら過ごした友人との旅の記録。

いざ、、

実は旅行をキャンセルすることも頭をよぎっていたけれど、行きのフライトが欠航にならない限りは旅行代金は返ってこないので、飛行機が飛ぶなら行くことにした。
ただ、宮古島まで行けたとしても海で泳ぐことはできないのは確実。台風が早めに過ぎたとしても、波が荒くて泳ぐのは危険でしかない。
泣く泣くシュノーケルグッズの代わりに非常食をスーツケースに詰める。現地のスーパーは物資が入らず商品がなくなる可能性もあるので、カレーやパン、ごはん、缶詰を3日分くらい。

前日の夜、成田空港そばのホテルで前泊。
そして飛行機は…
『予定通り運行』
そっかー飛ぶのか、帰ってこれるのかな。
なんて不安がよぎる。
「今までなんとかなってきたし！」と友人。
行けばわかることだし、行くなら楽しむしかない。

というわけで宮古島へ。
到着した2日目の夕方までは青空も見えて、良い景色が見れた。

17END(ワンセブンエンド)

下地島空港の滑走路が見える場所。17ENDの名前は、滑走路番号が17ということからついたそうだ。
運が良ければ、エメラルドグリーンの海の方向に飛んでいく飛行機を真下から見上げることができるのだ。
「私たちが乗った飛行機はもう帰っちゃったかな？」「帰ったんじゃない？」「帰ってないかもよ」なんて話しながら滑走路正面に立つ。
5分もしないうちに飛行機離陸。
意外にもあっさりと幸運が訪れた。
そしてまた5分もしないうちに2台目の飛行機が離陸。
なんだかちょっと、できすぎな展開。

その後はお昼ごはんに宮古そばと鮪のにぎりを食べる。
ゆし豆腐入り、鰹出汁きいてて美味しかった〜。

お買い物をして、夜ごはんを食べに行く。
予約したお店に確認したところ営業していた。

翌日、、お天気はまだ持ちそう。
朝ごはんは、もずく麺のお店へ。
もずく漁師さんが出しているお店で、もずくも麺もすごく美味しかった。なんと追いもずくが無料でできる。
待ち時間は店の中で流れるもずく漁の映像を眺める。
ホースでもずくをひたすら吸い取る映像。
気持ちよくてずっと見ていられた。

タコ公園

来間大橋を渡りタコ公園へ。
その名の通り、タコのオブジェがある公園。
でもなんでタコなのかはわからない。
少し風が強くなってきた。

少し風も出てきたので、早めにホテルに帰り、ホテルのプールで遊んだり、トランプしたり。
ホテルにプールがついているところでよかった〜。

夜ご飯は買ってきたお惣菜でお部屋でごはん。

ホテルに缶詰めな丸2日間

夜中までカードゲームを遊んだ翌朝、かなり風が強くなっていた。
頭が、、痛い、、。台風の気圧に影響されてるのかもしれない。ニュースでは沖縄本島の大変な被害が流れていて、バス停の屋根やトラックがなぎ倒されていた。そして飛行機の欠航が相継ぐ状況。
ホテルでも停電に備えて、浴槽に水を溜めておくように指示があった。
スタッフさんも最小限なので、ゴミ出しや部屋の掃除などできることは自分たちでやる。タオル類はまた使えるように干したりしていたけれど、困った時は新しいタオルを一式袋に入れてドアノブにかけておいてもらえた。ありがたかった。。

ついに非常食の出番。
友人が持ってきたアルファ米をひとくちもらう。アルファ米、はじめて食べた。すごい。お湯を入れるだけでなく、水からでもごはんになるらしい。
動画を見たりカードゲームをしたり、一日中ベッドの上で過ごした。ごろごろ。

そして悲しいことに、帰りの飛行機の欠航が決まった。そりゃそうだ。。慌てて振替チケットを確保する。
振替の飛行機はもともと予定していた日の3日後。
ホテルは欠航時の特別料金で延泊させてもらえた。