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【チェンマイvol.1】プルメリアのようなタイの女性から学ぶ、シンプルに笑うことの力。


タイの女性たちは、プルメリアの花のようでした。

シンプルで、朗らか。

チェンマイという土地柄なのかもしれませんが、話す声のトーンにもプルメリアの花の色のような優しい明るさがあります。


白と黄色だけのものが好きですが、こちらは縁がピンク色。



タイのマッサージ店ではどのお店でも、マッサージを受ける前に、赤くてほんのり甘いお茶とも果物のジュースとも取れる飲み物を出してくれました。


特に、ホステル近くのお店でいただいたそれはとても美味しくて。

セラピストさんに足を洗ってもらっている間に、
「これは何?」
と尋ねてみると、タイ語で飲み物の名前らしい言葉を発しながら、英語で表現できないことを可笑しそうに笑っています。


桶にもプルメリアの花が浮かんでいました。


なんとか説明しようとする訳でもなく、わからないことを朗らかに笑い飛ばしてしまうその様子に、こちらもなんだか可笑しい気持ちになってきて、一緒に笑ってしまいました。

結局その飲み物の正体はわかりませんでしたが、彼女の笑う姿を見ているうちに、「まぁいいか~」という大らかな、明るい気持ちになったのでした。


ああ、正しく理解してもらおうと言葉を並べ立てる必要はないんだなぁ。


だって、もしこの時に彼女が一生懸命説明して飲み物の正体を教えてくれていたら、こんなに明るくて大らかな気分にはなれていなかったもの。


謎の赤い飲み物は、お店によって味が違いました。



私はいろんな場面で、なんとか理解してもらおうと一生懸命言葉を並べてしまう癖があります。
逆に、100%理解したくて、納得いくまでしつこく聞いてしまったり。
自分でも、面倒臭いな、と思うことがあります。

もちろん、学びや話し合いの場ではきちんと理解することも大切です。
でも。

もっとシンプルでいいのかも。


この飲み物が何なのか知るよりも、「おいしいね~」と朗らかな気分で笑っていた方たずっと気分が上がりますよね。


頭の理解よりも、その場にどんなエナジーが流れるのかっていうことの方が重要。


彼女の笑顔、笑い声に、「シンプルに笑うこと」の力を教えてもらったような気がします。




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