Mii 𓇢

好き勝手に文章を綴っています。 インドでヨガ哲学クラスの通訳、オーストラリアでの大自然…

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好き勝手に文章を綴っています。 インドでヨガ哲学クラスの通訳、オーストラリアでの大自然やスピリチュアリティに触れ永住を考えたこともありますが、今は日本を選んでいます。noteは趣味です。お茶のお供にでもどうぞ。 最新情報はInstagramにて。 #ヨガのある暮らし #生き方

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  • ヴィッパッサナー瞑想

    日本・海外で体験したヴィパッサナー瞑想に関する記録

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インドのベジタリアンは○○も食べないことに妙に納得感がある話。

おはよう、こんばんは、ナマステ。 レストランのメニューを開けばまずベジタリアンメニュー、その後にお肉・お魚メニューが書かれている国、インドで生活しているMiiです。 インド行きの飛行機や国内線の機内食でも、 「Veg or Non-Veg ?(ベジにする?ノンベジにする?)」 と聞かれます。 「ノンベジ」というのは「ノン・ベジタリアン」の略で、動物性食品を含む食事のことです。 ところで、インドのベジタリアンが一般的に知られている “ ベジタリアン “ と少し違うって知

    • 凍った心を解したコミュニケーション

      インドのヨガアシュラムで出会ったおばあちゃんのお話をするね。 もう一年以上前の話で、ずっと下書きに入れたままになっていたんだけど、忘れたくない大切な記憶だし、誰かの人間関係のヒントになるなんてこともあるかもしれないと思って記事として残すことにしたよ。 ○ ヨガの聖地リシュケシュのアシュラムに一週間滞在していたときのこと。 隣のお部屋には、フランス人のおばあちゃんが滞在していた。 痩せて背は低く、長い白髪のお団子が頭の上に乗っている。 青い目に高い鼻、いつも口がへの字に結

      • 夏を追いかけた一年半

        この一年半、夏を追いかけ続けていた。 たしかに夏生まれの私は、学生時代には外が寒すぎるというだけで大学に行かない日もあったくらい、寒いのが苦手。 冬なんてなくなれば良いのに、と思っていた。 でも別に、意図して夏を追いかけていたわけじゃなかった。 ○ ただ、生きていくために、その意味を知りたかった。 そのために、インドに呼ばれた。 通訳業務ありきだからどんな場所かは知らなかったけれど、行ってみたらそこは、青い海と黄色い砂浜のある町だった。 ほどなくしてやってきた長い

        • ただいま、夏のゴールドコースト

          オーストラリアに着いたのは、12月7日。 南半球は、夏真っ盛り。 ゴールドコースト空港の平べったい建物を出た瞬間、パキッとしたブルースカイとサンシャインが私を出迎えてくれた。 ただいま。 以前、2年間オーストラリアに住んでいた。 「また会いにくるからね」 といろんな人に言ったまま、あっという間に住んでいたのと同じだけの時間が過ぎてしまった。 2年ぶりのゴールドコーストの街を歩く。 「懐かしい」と感じたのはほんの一瞬で、すぐに「いつもの景色」になった。 当時はワーキング

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          長過ぎたインドの夏

          インドの夏は、長かった。 ヨガインストラクター養成講座の通訳としてコルカタ湾を臨む海岸沿いの小さな町にやって来たのは、去年の1月末。 まだ朝晩は涼しく気持ちの良い気候だったけれど、日本から着てきた上着はすぐさまスーツケースの奥にしまい込んだ。 日中は30度近くまで気温が上がり、町の至る所に生える椰子の木に違和感のない暖かさだった。 それも束の間、4月から地獄が始まった。 日本ではまだ、肌寒さを感じているはずの季節なのに。寝ても覚めても、暑い。 連日40度の暑さと高すぎる

          長過ぎたインドの夏

          敬語に宿る力と、それでもタメ口で話をしたいこと

          いつも読んでくれている方は気づいているかもしれないけれど、インスタとnote の文章を敬語で書くのをやめた。   今回の屋久島の旅では、初めましての人や”ヨガの先生””ガイドさん”という立場の人とも、どんな年齢でも、全員タメ口で話すというゆるいルールがあった。 文章だとそうでもないのだけれど、私はタメ口で喋るとなんだか幼い感じになる。 屋久島の山を登っている間に自分の中に隠れていた子供と出会ったし、もしかしたらずっと子供のままだったのに、敬語で喋ることで大人社会とのバラ

          敬語に宿る力と、それでもタメ口で話をしたいこと

          裸足の山登りから、私たちは存在しているだけで誰かの支えになっているというメッセージ

          屋久島の山を登った。 往復約8km弱のコースだ。 ガイドをしてくれた13歳の ”リアルもののけ姫” が、まるで野生動物のようにすいすいと登っていく後を、ついていく。 今までしたことのある登山では体力を保つために一歩一歩ゆっくりと登っていたから、こんなペースでは途中でバテてしまうかと思いきや、楽しくなって、登っていくにつれてむしろ元気になっていった。 島についてから今朝まで、東京での忙しい日々で疲れた心身と、屋久島の大自然のエネルギーのチューニングが合わずに不協和音のような

          裸足の山登りから、私たちは存在しているだけで誰かの支えになっているというメッセージ

          挨拶ハグのすゝめ

          先日、真夏の屋久島の森の中を歩いてきた。     屋久杉で有名な森の至る所で、この木(アコウの木だっただろうか?)が杉の木をハグしていた。   これを見た私は、 「ハグしてるみたい!大好きで大好きで仕方ないんだね〜。」 と口にした。 ガイドをしてくれた友人も、ごく自然に「ハグの木だ」と言っていたけれど、一般的には「締め殺しの木」と呼ばれるらしい。       恐れなのか、愛なのか。 生存”競争”なのか、命の”循環”なのか。       世界は、私たちの見方次第、心次第

          挨拶ハグのすゝめ

          夏、バスパン。部活が続かなかった私が思うこと。

          こんにちは。 3日前に今年は遅かった梅雨が明けましたね。   足にヘナで向日葵の落書きをしていたら外からミーンミーンと蝉の声が聴こえてきたのでなんだか文章を書きたくなりました。   丁寧な暮らしをしているように見えるとよく言わるのですが、実家では未だに粉の吹いたシーブリーズの馨りのしそうな格好で過ごしています。  生成色のリネンやコットン100%のいつでもインスタグラムに投稿できそうな部屋着で過ごすのって素敵ですが、今持っている服を捨てずに最後まで使ってあげるのも地球

          夏、バスパン。部活が続かなかった私が思うこと。

          【京都ヴィパッサナー奉仕】仕事にも活かしたい瞑想や寛容さ

          6月の前半、梅雨入り前。 京都のヴィパッサナー瞑想センターで奉仕をしてきました。 奉仕を終えてから何度も記事にしようとしては、冗長になりすぎて途中で投げ出していました。 1ヶ月ほど経ち、そろそろまとまるんじゃないかという希望を持ちながらキーボードに向かっています。 (↓ヴィッパッサナー瞑想についてはこちらで説明してます。) 毎回読んでくださっている方は、「あれ、数ヶ月前にオーストラリアで奉仕してきたばかりでは?」と思われるかな。 仕事を始めてしまったらまとまった時間も

          【京都ヴィパッサナー奉仕】仕事にも活かしたい瞑想や寛容さ

          新月と七夕に想う、「願い事」と「決める」こと

          笹の葉さらさら。今日は七夕です。 別の用事でお寺に出かけたら、お隣の幼稚園に七夕飾りがキラキラと揺らめいていました。 皆さんは小さい頃、どんなお願い事を吊るしていたか覚えていますか? 私はというと、子どもながらに、 「自分の個人的なお願い事をみんなに見える所に公開するなんて恥ずかしい・・・」 と、当たり障りのないお願い事を書いていたように思います。 むんと胸を張ってお願い事を書いていれば、叶っていたかもしれないのに、もったいなかったな、なんて想い出してみる7月7日です。

          新月と七夕に想う、「願い事」と「決める」こと

          ヨガインストラクター&ヘナアーティストMiiについて

          ⚫︎略歴⚫︎ 大卒後、東京都内で行政事務を務めましたが、退職しオーストラリアへ。 2年間過ごすうちに多様な価値観に触れるも、自分の心が変わらなければ小さい頃から抱えていた「生きづらさ」はどこまでもついてくることに気がつきました。 帰国してヨガ講師の資格を取得し、生き方としてのヨガを身につけます。 ヨガの本場インドにて「ヨガ哲学」授業の英日通訳を務め、自身の理解も深めました。 再び帰国後、ヨガの学びや海外経験をもとに、心と身体にアプローチするヨガを千葉・東京を中心に伝え

          ヨガインストラクター&ヘナアーティストMiiについて

          【ヴィパッサナー奉仕vol.3】大自然、英語環境、多文化な奉仕

          おはよう、こんばんは、G’day。 オーストラリアのヴィパッサナー奉仕のお話vol.3。 書き残しておきたいことを全部入れたのでちょっと長くなります。 オーストラリア内にはヴィパッサナー瞑想センターがいくつかありますが、今回はNSW州のセンター ダンマブーミ(Dhamma Bhumi)に行ってきました。 日常会話程度の英語が話せる方で、毎日大自然を眺めながらゆっくりと過ごしてみたい方には是非おすすめしたい場所です。 ダンマブーミがあるのはブルーマウンテンズという山々の

          【ヴィパッサナー奉仕vol.3】大自然、英語環境、多文化な奉仕

          【ヴィパッサナー奉仕vol. 2】キッチンが平和であることの大切さ

          おはよう、こんばんは、G'day。 ヴィパッサナー奉仕のお話を3部作くらいでどんどんお伝えしていこうと思っていたのに、気がつけば6月に入ってしまいました。 そろそろ雨の季節がやってくるのでしょうか。 わざわざ遠回りして、紫陽花の花が咲き始めた中学校の裏道を歩く日々です。 ○ 奉仕者の1日はとても忙しいです。 まだ星が輝く中起床し、日中はキッチンを東奔西走、生徒さんが1日の瞑想を終えた後に慈悲の瞑想とミーティング。 想像していた穏やかな日々とは程遠い。 奉仕のメイン

          【ヴィパッサナー奉仕vol. 2】キッチンが平和であることの大切さ

          【ヴィパッサナー奉仕vol. 1】オーストラリアの瞑想センターで”奉仕”をしようと思った訳

          おはよう、こんばんは、G’day。 「ナマステ」と挨拶していた頃から気がつけば半年。 オーストラリアにも特有の挨拶、「G’day」がありました。 こちらのご機嫌がいかがだろうと、構わず「良い日」なご機嫌な国です。 ○ さて、先日、オーストラリアのヴィッパッサナー瞑想センター『Dhamma Bhumi』へ奉仕に行って参りました。 10日間の瞑想コースに一度参加すると、次から奉仕者、つまりコースのボランティアとして関わることもできるのです。 ヴィッパッサナーって何?とい

          【ヴィパッサナー奉仕vol. 1】オーストラリアの瞑想センターで”奉仕”をしようと思った訳

          満月と感情、彫師と握り寿司。大きな宇宙は全部見ているよっていうお話。

          2024年2月24日。 オーストラリアに戻ってから三度目の満月。    ずっと日本に帰りたいという想いはありつつ、カルマの因縁によって、もう少し、もう少しと海外生活が長引いています。     この新月から満月にかけて、不安のもととなる事柄を知ったり、家族が初めて遊びにきてくれて、そして帰っていったり。   そんなこんなで、孤独感や、このまま海外にいて大丈夫なのかという不安感が募っていました。   けれど、 「不安は心が作り出すもの。答えは自分の中にある」 と

          満月と感情、彫師と握り寿司。大きな宇宙は全部見ているよっていうお話。