挨拶ハグのすゝめ
先日、真夏の屋久島の森の中を歩いてきた。
屋久杉で有名な森の至る所で、この木(アコウの木だっただろうか?)が杉の木をハグしていた。
これを見た私は、
「ハグしてるみたい!大好きで大好きで仕方ないんだね〜。」
と口にした。
ガイドをしてくれた友人も、ごく自然に「ハグの木だ」と言っていたけれど、一般的には「締め殺しの木」と呼ばれるらしい。
恐れなのか、愛なのか。
生存”競争”なのか、命の”循環”なのか。
世界は、私たちの見方次第、心次第だ。
◯
屋久島には、ヨガのリトリートへ参加するために行ってきた。
リトリートの間、「おはよう」も「おやすみ」も毎日ハグで挨拶をして、海外にいた頃のようにとても心地が良かった。
オーストラリアでは、nice too meet youの挨拶も、久しぶりの再会も、いつもの友達との挨拶も、男性も女性も、普通にハグをした。
日本人にはハグ文化がないことを知っている外国人からは、「してもいいのかな?」って感じで躊躇されることもしばしばあったけれど、そんなときは自分からハグをした。
ハグのない挨拶は寂しい。
だって、短い時間しか過ごしていなかったり、たいした会話をしていなかったりしても、もしくは長い時間たくさんお喋りした後でさえも、ハグをすると、言葉では伝わらないその人に今日逢えた喜びが、愛が、体温とともに伝わるんだ。
こんな風にいつも、大きな愛をカジュアルに伝えることができたら素敵だよね。
海外から日本に帰ってきて間もない頃は、誰に対してもハグで挨拶していたけれど、数ヶ月が経ち日本での生活に馴染んでしまうと、海外経験のない日本人に対しては一瞬の躊躇が生まれるようになった。
その一瞬は少しずつ長さを増し、タイミングを逃してしまうことが多くなった。
だから、この記事は、そんな自分へ、どんどんハグして愛を伝えていこうねっていうリマインダーでもある。
みんなもハグで挨拶しようね!
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