見出し画像

【3分間読書】アイデアのつくり方(ジェームズ・ウェブ・ヤング)

こんにちは、miiです。
読んだ本の内容をnoteを通じてアウトプットしていきたいと思っています。

3分間(2,000文字前後)で本の内容と感想をまとめて、今後のアクションを共有していきます。

今回は4月・5月・6月のテーマである「アイデア・企画」の読書本第一弾になります。

▼紹介する本
アイデアのつくり方

▼一言紹介
業界問わずのアイデア本の原点

1. 読みたいと思ったきっかけ

広告業界に身を置く人間として企画の元となるアイデアを生み出す方法は必修科目であるとかねてより考えていました。

そんな中で販促コンペ(広告業界の人間にとっては登竜門的なコンペらしい)への応募を先輩社員さんよりお誘いいただき、本格的に「アイデア」という課題に直面したため、その原点ともいわれる本書を手に取りました。

2. 本書の概要

「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」というキャッチの通り、本書は非常にシンプルかつ短い構成にてその内容をまとめています。

まず本書における大前提として、下記のものがある。

どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことはまず第一に「原理」であり第二に「方法」である

やろうと思えばできるような断片的な知識(急速に古ぼけていく事実)は持っていても本質的には意味を成さない、らしい。

この前提を軸に本書の内容である「アイデアのつくり方」についての原理と方法を述べている。

■アイデア作成における「原理」


①アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない
②既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、自分の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい

ここでいう関連性について「組み合わせの関連性を見つけ一つの総合的原理をひきだす」ことが要点であると著者は述べている。
この総合的原理については鈴木雄飛さんの考える「アイデアの補助線」における「法則」と同等のものを指していると個人的に解釈している。

※「アイデアの補助線」とは、アイデアを抽象化すると元となるエッセンスがあり、そのエッセンスは他の事例でもあてはめることができるという概要のもの。そのエッセンスがここでいう総合的原理だと解釈

また、事実と事実の関連性を探ろうとする心の習性は修練できる部分であるとも述べているため、総合的原理のストックを増やすことと、関連性を見つけ出す修練は今後ともに実践していきたい。

■アイデア作成における方法

そして、実際的な方法として5つの段階を紹介している。

①資料を収集すること
資料には「特殊資料」と「一般的資料」がある。
広告でいう特殊資料とは製品やそれを売りたいと想定する人々についての資料であり、我々はその人々を大勢の1人として認識するのではなくストーリーを描けるレベルで認識できるまで考え抜かなければならない。

余談だが、会社の大先輩が「考えることは書くこと」というnoteを執筆しており、その中の「思考の深化」という部分で同様のことが書かれている。よければこちらも読んでみることをおすすめしたい。(ほんと勉強になります!)

そして、一般的知識とは「人生とこの世の種々様々な出来事」についての知識であると説明しており、これらが組み合わさることでアイデアは生まれるという。

②資料を咀嚼する
資料の情報をひたすらああでもないこうでもないと眺め、並べ、探るという作業である。そしてどんな不完全で荒唐無稽なものであろうとこれから生まれるアイデアの可能性として書き記しておく。
この段階においてこのパズルを組み合わせるのに嫌気がさすことがある種のゴールである。

③問題を放棄し無意識に任せる
この段階ですることは問題について何も考えないこと。しいてすることといえば自分の創造力や感情を刺激するものに没頭する事である。

④ふとした瞬間にアイデアが降ってくる

⑤アイデアを現実に適合させる
現実の有用性に合致させるためにアイデアを具体化し、展開させる。

本書でのメインの内容は以上となる。

3. 本の感想と今後のアクション

非常にシンプルな内容であるが、これまで学んできた内容と重なる部分も多く、ぜひ活動に活かして行きたい内容であると考えている。

アイデアを考える際に、繰り返し目を通したい。

▼具体的な3つのアクションプラン
・感情生活を心掛ける
一般的資料の収集を日常や人生において積み重ねていきたい。そのためには自らの感情に目を向け、考える時間を作り出す
・事実と事実の関連性に目を向ける習性を鍛える
・総合的原理を事例によって見つけていく
今後noteにて事例分析を発信していきたい

▼SNS情報
-Twitter(@am_vmv)
https://twitter.com/am_vmv

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?