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「あたらしい旅行を、デザインする。」というあらたな挑戦へ

こんにちは。miisanです。
この春、約4年間在籍した株式会社メルペイを卒業し、株式会社令和トラベルにてあたらしい挑戦をはじめることにしました!

この記事は​​前職・元同僚たちへの感謝状であり、そしてこれから私たちと一緒に未来をつくっていく仲間へのラブレターです。

前職メルペイでやってきたこと

1) 創業期、コアローンチを支える QA Engineer として

私が入社した2018年当時は、まだプロダクトの核となる機能がない状態で、その中でQAチームとして今やるべきことと、将来なにが必要になるかを考えながら猛スピードで走っていたと記憶しています。QAチームは少数先鋭で、自分の領域に関して非常にプロフェッショナルなメンバーが揃っていました。今思っても最強チームだったと思います!だからこそマイクロサービスという複雑なアーキテクチャかつ金融という難度の高いドメインに対して、高い品質のプロダクトを同時並行で信頼しながら進めることができたのだと思っています。
私は決済周りの機能を主に担当し、社外パートナーとの調整や、決済に必要なブランドルールの機能が確実に審査が通るよう品質作りをしました。

この時期思い出に残っていることは、メルペイでは3ヶ月に一度、MVP/バリュー賞というものを決めるのですが、メルペイをファーストローンチした期で、私はバリュー賞の一つである「Be Professional賞(現在はBe a Pro賞)」を受賞させていただいたことです。ファーストローンチという誰もが150%の力でプロダクトと向き合っているタイミングで、この賞にノミネートされたことは非常に驚きましたし、QAエンジニアは「縁の下の力持ち」だと思っていた自分としては、正しい努力をする人に対して、正しく評価してくれる環境とリスペクトを忘れない同僚がいることに感謝しました。

当時メルペイのCEOだったnaokiさんとの貴重なツーショット

そしてメルペイは2019年の2月にプロダクトをローンチしてからも、スピードを落とすことなくさらなる躍進をしていきました。

2) グロース期、サービスのスケールと​​リリースラッシュを支える Lead QA Engineer として

ファーストローンチをするまでも歯を食いしばる思いを何度もしましたが、それ以上に困難なことは、プロダクトの価値を継続的にお客さまに届け続けることであり、メルペイというプロダクトを使いたいと思ってもらえるような魅力的な機能を積み上げていくことでした。リリースしてからも早いリリースサイクルをまわし、ときには同時並行で複数のお得なキャンペーン施策をお客さまに提供しました。
当時、CMなど絶対に動かすことのできないリリースターゲットが明確にあり、品質とスピードのトレードオフをQAエンジニアとしてリスクマネジメントする機会が多く、最適かつ最速なリリースサイクルやプロジェクトのマネジメントについて考える思考の多くは、このフェーズで養った気がします。非常にシビれる期間でしたが、私自身を大きく成長させてくれた期間でした。感謝。

また、メルペイのミッションである「信用を創造して、なめらかな社会を創る」のど真ん中にあたる与信まわりを扱うチームのQA Leadも担当しました。当時のQAチームは数人でしたが、会社が目指している方向性から逆算すると、明らかにQAがボトルネックになることがわかり、Go Boldに数週間で数名体制から数十名の体制にスケールさせました。当時はうまくいくか半信半疑でしたが、振り返ると「この決断をしていなければ、おそらくあの機能はリリースされていなかっただろう...」という機能がいくつもあるので、後付けかもしれませんが良い判断をしたと感じています。

この時から個人ではなく、チームで成果を最大化していくことの重要性を改めて実感するようになりました。より俯瞰した角度から物事が見えるようになったことで、課題意識も変わっていきました。それまではどちらかというと自分自身・個人に向いていましたが、チーム・組織のあり方などに視野が広がりました。

その結果、QAチームだけでは本当の意味でのより良い品質のプロダクト作りができないという気づきもあり、いかに本質的な品質作りに近づけていけるかの活動をしました。現在のメルペイでは、”全員品質”という、メンバー全員で品質作りをしていくという方向性を掲げています。One Teamでプロダクトと向き合う文化を醸成できたことは、メルペイに貢献できたことの一つだと信じています。

3) 組織・プロダクトの成長を支える Engineering Manager として

そして2021年からQAチームのEngineering Managerを担うことになりました。マネージャーになってからは、主に組織作りにフルコミットする状態でした。取り組んでいたこととしては、QAチームの組織作りとD&Iの推進活動でした。

1点目、QAチームの組織作りについてです。会社の成長スピードにQAが追いつかなくなっている課題を解決するために、採用活動を主軸とした活動を行いました。
非常に高い採用目標に対して、ゼロベースで採用戦略を考え、QAエンジニアの採用活動を愚直に推進していきました。ときには経営層や会社全体を巻き込みながら、QAエンジニアの採用に力を入れました。私自身、採用活動の最前線に立ち、メンバーをリードしたいという思いもあったので、社外に向けてのアウトプットを量産し、リファラル活動など、できうることすべてをやり切ることで、周りの人たちを巻き込んでいきました。

結果として自分が採用活動をする中で出会ったメンバーが、現在のメルペイをリードできるQAメンバーとして採用できたことは幸いなことです。

2点目、D&Iの推進活動についてです。特に私のアイデンティティである女性エンジニアという個性に特化した活動に参加していました。
より良いプロダクトをお客さまに届けるためには、多様性のある組織を作っていくことがとても重要なことだと気づき、自身の個性を活かす活動をしていました。特に女性エンジニアをエンパワーメントできるような取り組みがしたいと思い、イベントの主催や学生のキャリアサポートなど行ってきました。
メルペイを卒業しても、引き続き一人のエンジニアとして、D&Iの推進活動を続けたいと思っています。

いろいろな経験をさせていただく中で、もちろんまだまだ課題はありましたが、私自身がプロジェクトのQAにいなくても、メンバーに任せることができるチームに整ったと感じたこともあり、私はあたらしい挑戦に進むことにしました。

私はこれからもメルペイのミッションに変わらず共感し、ミッションの実現を応援します。メルペイは、優秀でリスペクトに満ち溢れたメンバーが多く、私は4年間で本当に多くのことを学び、4年前の私ではたどり着くことのできなかった場所に導いてくれました。

ぜひミッションや働くメンバーに興味がある方は、ご応募してみてください。

新しい挑戦ついて

さて、最高の環境だったメルペイを旅立ち、次に私が何をするのかについてです。

冒頭でも記載した通り、私は令和トラベルという会社で引き続きQAエンジニアをします。この会社で1人目QAとなり、同時にQAグループのマネージャーを担います。まだ私以外のQAメンバーはいませんが(笑)、プロダクトのスケールに合わせ、QA組織も拡大させていくことを想定しています。かつ、このフェーズでQAグループを独立組織として新設したのは、「品質にこだわりたい」という会社からのメッセージだと受け取っています。

八丈島で撮ってきた令和トラベルの象徴 ウミガメ

なぜ令和トラベルだったのか

2020年のコロナ渦以降、私は自分の人生で成し遂げたいこと、自分の人生にとって本当に大切なものについて模索しました。2020年春以降、多くの方とお話しする機会をいただき、たくさんの出会いと新しい発見をいただきました。改めて多くの方に感謝させてください。ありがとうございます。

旅に救われ、旅と共に生きた人生だった

私はもともと旅をすることが大好きで、旅という存在を例えると、海に投げ出された時にしがみつける”ブイ”のようなもので、つらい現実に溺れそうな自分を救ってくれるものでした。きっと多くの人がそれぞれに持つ心の”ブイ”があるはずですが、それが私にとっては旅をすることでした。ですがコロナ渦以降、旅という文化はほとんどできなくなり、私にとってかなり苦しい時間を過ごすことになりました。ただ、ふと立ち止まったときに、私と同じ様に苦しんでいる人がいるのではないかと思うようになり、この問題を解決させたいという気持ちが芽生えました。さらに、こんな時だからこそ旅という体験をより良くできる可能性があると考えました。

そんな時にいろいろなご縁がつながり、当時の私にとってMust(使命)、Can(できること)、Will(やりたいこと)、このすべてが奇跡的にマッチする形で令和トラベルと出会いました。

私は旅というものが人生にとってどれだけ多くの価値や癒しを与えてくれるものなのか、自身の体験を通して知っており、旅という文化が失われている今だからこそ、自分の人生を使い、自分のできることをしたいと思いました。

ゼロ->イチへの挑戦

私がメルペイに入社した時もまだプロダクトがなく、これからたくさんのものを築き上げていくというフェーズでした。ですが今思い返すと、メルカリという偉大なる成功体験の上に築かれた幸せな環境の中で、試行錯誤していたのだと感じます。

使い古された言葉ですが、20代のうちに真っ白な環境で、ゼロから自分なりにあたらしいチャレンジをしてみたいという気持ちがありました。一から自分なりの思いをデザインしたり、形にしていき、組織やプロダクトの成長を見守りたいと思いました。

そういった思いから、QA組織をゼロから立ち上げていく1人目QAとなり、同時にQAグループのマネージャーとして「エンジニア・プロダクト組織を支え、サービスの持続可能性を高めていく」そんな志をもち、より良い環境・体制作りに貢献できるように自分の強みを活かしていきたいと思っています。

実際に入社してわかったことは、ゼロとはこういうことなのか!という発見です。笑
まだまだこれから未来を一緒に作っていく段階です。一緒にあたらしい挑戦をしてみたいという方はぜひ一緒にこの山を登りましょう!

これから目指すこと

やりたいと思っていること、描きたいと思っていることはたくさんあるのと、まだ完全には描ききれていないので、ここでは自分の軸として変わらないだろうと思うことだけにふれておきます。

多様性のあるチーム作り

会社の目指す組織・チームのあり方としてもインクルーシブな文化を作っていこうとしていますが、QAチームとしても多様性、多角的なチームを目指していきます。QAエンジニアにもいろんなバックグラウンド、個性のあるメンバーが揃っていいと思っています。

私のイメージは、背中合わせで反対側は頼んだよ!という個のスキルセットを最大化するイメージよりも、肩を並べ、輪になり、助けてほしいとき隣の人の肩をかんたんにたたけるような組織をイメージしています。QAエンジニアに必要なスキルセットは多様ですが、それぞれの強みを最大化し、チームとしてお客さまファーストのプロダクト作りの実現を目指していきたいと思います。

品質を守るのではなく、品質を育む

QAエンジニアはテストをすることに焦点をあてられがちですが、”品質保証”というのはお客さまに選ばれる価値を創造することをあらゆる方法でアシストしていくようなものだと個人的には思っています。
とくに令和トラベルのサービスの特性上、「よりかんたんに」「より感覚的に」といった定性的な部分の品質が重要なカギになってきます。

もちろん、決済や個人情報の取り扱いがあるため、ソフトウェアの高い品質保証を求められる部分もありますが、それと同じくらいお客さまに寄り添えるか、という視点が重要視されると思っています。

品質を守ることも非常に重要なことですが、ただ守るだけでなく、「育む」という言葉には、プロダクトを大事に守り、その上で発展させるという意味を含んでいます。お客さまと共に、より良い旅やあたらしい旅のあり方について一から築き上げていきたいという思いを込めています。

これはきっとQAチームだけでは実現できないことでしょう。ですのでQAチームが中心となり、より良いプロダクト作りを設計していきたいと思います。

終わりに

私は「情熱」は引火するものだと思っています。もしも、令和トラベルが志す未来や情熱に少しでも興味を持ってくださった方は、お気軽にご連絡いただけるとうれしいです!もっと具体的な話が聞きたいという方もwelcomeです!
まだまだ一緒にこの山を登ってくれる仲間を探しています!

私個人に興味を持ってくださった方も、フランクにお話ししましょう!

Meety

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最後に、、、

現時点では、ハワイのみとエリアが限定されていますが、久しぶりの海外旅行は、ぜひNEWTで!

最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!Have a nice trip!!


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