登山初心者。春の始まり、子連れで筑波山に登ってみた!
2日前、小学生(小2・小4)の娘2人とともに、家族4人で筑波山に上ってきました!
実は「筑波山に登ろう!」と決めたのは11月頃。けれど、なかなか準備が進まず……。保育園児や小学生の遠足の目的地にも選ばれる筑波山なので、行けば登れるとは思いつつ、登山初心者な我が家。
ほら、山って、季節によってコンディションも違うし。難易度低くても、子連れっていろいろ心配だし。考え始めると決めること多いじゃないですか?
子連れのおすすめコースは?
気候的に無理なく登りやすいのはいつ?
春の山頂の気温どんな感じ??どんな準備をしたらいい?
考え始めたら、判断がつかずどんどん億劫になってしまったんですよね。ピンポイントで、個別の「?」に役立つ情報ていうものにも、イマイチ巡り合えなくて……。
――ということで。今回は「子どもたちと、春の始まりの筑波山に登ってみた!」をメインに、体験談をレポいたします!
高尾山vs筑波山。どっちがいい??
関東の登山で難易度が低いと思われる代表格が、高尾山(標高599m)と筑波山(標高877m)。我が家は昨年の秋に高尾山登頂済み。このとき自信をつけた次女(体力少なめ、甘えん坊)が「次はもう少し高い山に登ってみたい!」と言い出したことで、ネクストステップとして、今回筑波山にトライしました。
両方を実際に登った今、楽しみ方に違いがあったので、我が家の私見を。
◎全身運動でアスレチック感を楽しめるのは筑波山
高尾山(1号路)は、斜面をひたすらに上るコース。緩斜面~急斜面の変化はあれど、基本的には「概ね舗装された道を足で登る」イメージ。
それに対して筑波山(おたつ石コース)は、途中、手をつきながら岩場をよじ登るアスレチック的な場所も。もちろんそこそこヘビーなのですが、手の力を借りられる分全身に負荷を分散させることができ、見た目よりも楽しみながら登れます。娘たちも、「面白みという意味では筑波山!」と口をそろえていました。
◎休憩場所(売店など)が充実してるのは高尾山
売店の数は、高尾山の方が圧倒的。それだけ観光感覚で気軽に登れる、ということですね。筑波山(おたつ石コース)は、途中に自販機や売店はほぼないので、水分や食料は持参していくのがMUSTかと思います!
▼我が家の高尾山登山のレポは以下の記事をご参照ください
筑波山登山 体験レポ
お待たせいたしました、筑波山登山の詳細レポはここから。
◎天気・気温と服装
我が家が登山したのは3月22日(金)。小学校が卒業式で、在校生は登校するも9時前には帰宅というスケジュール(!)を利用して平日に敢行しました。が、お天気&混雑的に、これが大正解!
服装は以下のような感じ。
高尾山でうっかりヒートテックを着て行って、道中で背中が汗だくに……。ちょっと立ち止まったら一気に体が冷えたという教訓があったので、今回は別の肌着を着用しました。
上記の重ね着だと、登山開始前などじっとしているときは、若干寒い感じ。歩き始めて5分もすると体が温まって1枚、また1枚と脱ぐような展開で、一番薄着の時は肌着+長袖1枚の瞬間も。脱いだアウターはリュックにしまうと岩場が上りやすかったので、リュックにゆとりがあるとラクチンです!
100均で準備した軍手を用意していきましたが、これが大正解!岩場を登るときに気兼ねなく手を付ける&防寒面でも◎(それでも手先は冷えましたが!)。絶対おすすめです。
◎コースと実際の所要時間
我が家はつつじヶ丘駐車場に車を止めて、おたつ石コースでの登山。女体山山頂に全員で登頂し、夫と次女はさらに御幸ヶ原まで歩きました。その後、山はロープウェイを利用。
おたつ石コースの登り口は、駐車場に直結。
そこそこ斜面を登ると、木々に囲まれた登山道に。写真はロープが張られていますが、これよりごつごつした足場でめちゃめちゃ狭い道なのにロープはなく、そのすぐ向こうは急斜面、という場所もあるので、そこそこスリリング。
道中には「奇岩・怪石」も多く、それもまた飽きずに楽しめる要素に。
こんな岩場(これ以上の場所も)がちょいちょい登場します。次女のズボンは土だらけ。軍手が大正解!
ちなみに、もう少し山頂近くになると、岩の脇には雪や氷、霜柱もたくさん見られました。雨上がり×気温が低い日などは凍結もありそう。
女体山山頂に到着!!!
ここ、てっぺんに神社があるのですが、そこに至る最後も岩場をよじ登ります。行列の作り方の看板もあったので、休日は大混雑しそうです……。
御朱印案内もあったから(私たちがいった日は閉まっていた!)、お持ちの方は御朱印帳持参するとよさそう。
ちなみに、もう少し奥に入ると、こんなスポットも。関東平野が一望できて最高!!!富士山やスカイツリーも見えます!……が、ロープ一本で怖すぎるので夫以外は腰が抜けて眺めるだけ……。
ここも、混雑する日は人がひしめき合って怖そう……(事故とかないのだろうか……)。
標高が高くなるにつれて、関東平野をどんどん見下ろせていくのを実感!登れた感に満たされました!
◎もっとレベルアップをしたいなら?
実は当初、今回登山した翌日の土曜日早朝から1日かけて登山をする予定だった我が家。白雲橋コースを予定していました。
が、実際登った今となると、それはちょっと無謀だったかも。無理ではなさそうですが、子連れで楽しく、となると負担は大きそう。
もし今回よりもう少しレベルアップを目指すのであれば、今回制覇した「おたつ石コース~女体山山頂」からさらに足を伸ばして、男体山山頂にはしごする方が、2山一度に制覇できる分、達成感や面白みを感じられそうです。
とはいえ、「つつじヶ丘に車を停めて登山を開始→男体山まで足を伸ばしてしまうと、帰りにロープウェイを使うにしても、女体山駅まで戻ってくるのが大変そう」と思っていたのですが。なんとケーブルカーのふもと駅「宮脇駅」と、ロープウェイのふもと駅「つつじヶ丘駅」の間をシャトルバスが運行しているのです!
つまり、「つつじヶ丘で駐車→女体山制覇→男体山制覇→ケーブルカーで下山→シャトルバスで駐車場に戻る」で気軽にトライできます!
おまけ:前後の観光ってどうよ?
せっかく筑波山まで行ったなら、もう少し別の観光もしたいというあなたに。
◎宿選び
筑波山界隈は、正直なところ山以外、これといったスポットはありません……(多分)。
我が家は筑波山神社付近のお宿に一泊しました。温泉や風情という意味ではありでした。
が、登山・観光の中休みとして泊まるのであれば、「筑波山近郊」にこだわらなくてもよかったかも(我が家の場合結局2日目はつくば駅付近を巡った感じだったので)。
◎我が家の2日目
参考までに、登山翌日の我が家の行動はこんな感じ。
― コーチャンフォー
北海道を中心に展開する巨大書店「コーチャンフォー」。関東には2店舗しかないのですが、そのうちの一つがつくばに。
本当に広いので、未就学児は迷子になるレベルです(座って読めるような場所もない)。
が……本選びはめちゃめちゃ楽しい!
面陳列が充実しているので、大人も子どもも、新しい本との出会いが楽しい場所。文具エリアも充実しており、私はひたすらにそちらも回遊しておりました……!
▼こちらの記事が、このお店に立ち寄る決め手に。
― 寿し松
旅行にいったノリで奮発してお寿司屋さんに。寿し松さんは、個室が充実していて、お寿司の質は◎なのに、子連れでも気が楽なお店でした!
週末ランチセットの握り。サラダ・茶碗蒸し・お吸い物が付きます。
長女はバラちらしをオーダーしましたが、これがまたおいしかった!!!
偏食の次女は単品オーダーでしたが、こんなかわいいお皿に……心遣いがありがたや!
― JAXA
昨年の手帳にも「やりたいこと」の一つとして掲げるほど、憧れていたJAXA訪問!!
結論から申し上げると……無料展示エリアは、内容がマニアック過ぎました(笑)。
実は、宇宙飛行士訓練施設の一部が見学できる有料ツアーを狙っていたのですが、あれ、超人気なんですね。直前に申し込み画面を開いたら、数カ月先まで満席……。ついでにいくものではなく、「そのためにいくもの」であったか。知らなかった。このツアーに参加できるなら、もう1回行ってもいいかな(上から目線)。
宇宙飛行士選抜試験にも使われ、「宇宙兄弟」にも登場したあのパズルが戦利品。
― Blackboard
カフェ好き×我が家のビンテージチェアが崩壊寸前、ということで最後に立ち寄ったのが、Blackboard。
休日の昼下がりでしたが、春休み前&雨模様だったからかしら?混雑はしておらず、窓辺のソファ席にご案内いただけることに。雑誌もたくさん置かれていて、良き!
はしゃぐ子どもを諫めながらも、雑誌をめくりつつキャロットケーキをいただくひと時……最高じゃないか。
(めぼしいチェアを見つけたものの、一旦頭を冷やすべく衝動買いせず帰った私、えらい)
おしまいに
登山って、特別なものに思えるけれど。前回の高尾山然り、今回の筑波山も、難易度を落とせばちょっと時間をかけたハイキングのイメージで挑戦できる、気軽なアウトドアアクティビティだな、と改めて。
そうそう、登山って、すれ違う方とあいさつするのもマナーじゃないですか。普段超絶シャイな次女に、「山で挨拶するのは、礼儀だけじゃなく、遭難したときに自分のことを覚えておいてもらう意味もあるんだよ」と説明したら、元気に自ら挨拶できるように。これもまた自信になったようで、体力以外の経験値を上げるのにもとてもいいものだなぁと思いました。
あと、登り始めて間もなくのテーブル&ベンチで、一人登山のおじさまハイカーが、バーナー×メスティンでインスタントラーメン作っていたんですよね。次はあれもやりたい!
――大人が慣れていないアクティビティって、つい腰が重くなりがちですが。立ち上がって動き出すと、子どもはもちろん、大人側の新たな興味も、こうやって次々と広げてくれるんですよね。
「次は高尾山のもっと大変なコースを登って、それができたら筑波山でもっと歩きたい!」と娘たち。確かに!山を変えるのではなく、コースを変えて味わうなら、気楽に準備できるしまだまだ楽しめそう。
我が家のミニ登山、まだまだ続きそうです!
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