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”○○研究室”と呼べば義務感が取り払われる説

私は、何せ自分が一番かわいい。
子どもは大切だが、「子どものために生きる」は選びたくないし、できるだけ自分のために時間を使いたい。

年に何回か「育児日記」的なものをつけたいなぁ、という思いに襲われるのが恒例だが3日すれば冷める(それをもう知ってるからもう取り掛かろうともしない)。子育てに情熱なくて、ごめん。

が、子どもの観察をする必要性は感じている。
というか、感じるようになったんです。遅すぎる。


子どもによって育児スタイル変えるあの人、
素敵だわ!

数年前から受講している、「お母さんのための心理学講座」というWEB講座。

学びを深めるたびに、自分が子どものことを何にもわかっていないという事実に愕然とする。何見てたのさ、自分。

さらに。所属するオンラインコミュニティ「自分軸手帳部」でも、我が子それぞれに合わせて育児をカスタマイズしている方がいて、素直にステキだ!と思ったのです。
私は「はい、これが私のやり方です、みんなついてきて。……ほら、ついてきて。――ちょっと、聞いてんの!?ついてこいよ!!!」と言わんばかりのスタンスなんですけれども。その部員さんは、子どもがこうだからこう、とコミュニケーションをとっている。

――いや、言葉にすれば普通なんですけれど。私も他人様に合わせてコミュニケーションスタイル変えますし。でも、灯台下暗し、とでも言いますか……まぁ、血に甘えているんでしょうね。

いくら自分が一番かわいくても、いや自分がかわいいからこそ。
そのかわいい自分がご機嫌でいるために子どものことを理解したほうがよさそうだぞ。「なんでこの子はこんなに思い通りにならないんだ!イライラ!!!」とするのは誰も得しないぞ。

・・・と、齢43にしてようやく重い腰を上げました。よっこらしょ。

「子ども研究室」立ち上げました!

でもね、「さぁ、子どもを観察するぞ!」って思ったところで、なかなか自分の日常にはその視点が染み付かない。気づきも流れてしまいがちだし。

もちろん、今回も手帳を活用することにしたわけですが。何せ育児日記挫折歴はベテランレベルを誇る私としては、ただ「書くことにしました→書きます」とスムーズに事が運ばないことを知っている……。

そんなわけでとった作戦は、「子ども研究室」を立ち上げる、という方法。

――あ、ごめんなさい、立ち上げるだなんて、大げさです。盛りました。

✓ 毎日開くウィークリーページの一画に
✓ 「子ども研究室」ってラベリングした記入欄を設ける

以上です。

え!?それだけ!?って思いますよね。
ところが、これが続いてるんですよ。
9月の半ばからスタートしたから、大体4カ月くらいになるかしら。

例えばこんなことを書き留めています
・子どもの遅刻・早退・欠席状況
・本人から報告のあったトピックス
・成功体験/失敗体験
・見ていて気づいたいいところ、躓きそうなポイント

で、気になる効果ですが。
自分勝手に40年以上生きてきた人間なので、そんなに簡単にガラリと育児スタイルを変えることはできていません。が。

▼効果1:「いいところ」へのアンテナが立つ

ストレングスファインダーで「最上志向」を上位資質に持つ私は、子どもに対しても「もっと、もっと」って思いがち。
不十分なところをみつけると不安になって、ヒステリックになりがち。

でも、「子ども研究室」を始めてから、「あ、こここの子のいいところだ」って立ち止まれるようになりました。

そしてそれを書き留めてストックすることで、ふとした時に「このいいところは気のせいじゃない。ちゃんとあるものなんだ」って確認できる。

相変わらず「キーッッッ!!できてないじゃないの!!」ってことは、もちろんあります。でも、これまでスルーしてた褒めポイントを感度高く拾えるようになったことは、進歩(だと信じてる)。

▼効果2:あまりよくない状況を前に、「=この子の資質」ではなく「コンディション」と捉えられるように

癇癪を起こすとか、すごくネガティブなことばかり言うとか、「……なに面倒くさいこと言ってくれちゃってんの?」ってとき。前は「どうしてこの子はこうなのよ!」としか考えられなかった気がします。

が、曲がりなりにも研究室で「観察」にアンテナが立つと、ホルモンのせいかな?とか、疲れたのかもね、とか、その子の根っこ以外のところに思いを馳せられることが増えました。


おしまいに

何かをやった方がいい。けれど、義務感に捉われたくないし、せっかくなら面白がって取り組みたい。

そういう時には、マインドをこねこねするよりも、取り組みの「ラベリング」を変えればいいのかも。

義務感を取り払いたいなら「○○研究室」と掲げてみる。この方法、ありだと思います。

現場からは、以上です!


▼私が愛用するのは「自分軸手帳」


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