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行き場をなくした全エネルギーを注げるもの

外出自粛を受けてレッスンを4月12日までお休みしておりますが、普段レッスンで使っている全エネルギーが行き場を失い、今、無性に何かを創作したがっている(笑)

こうしてnoteを書くことも、インターネットラジオを発信することも、snsを書くことも、そうやって繋がっているようだ。


卒業式ができない。
という学校が出てしまった3月。
個人サロンとは別に、講師をしている某大手プロダクション養成所もそのうちの一つだった。卒業式は規模を大幅に縮小し、最後のレッスンもなくなってしまった。つまり、みんなと「さよなら」を言えずに終わってしまった。色々と厳しいことも言ってきたからこそ、最後の「さよなら」はとても大切だったのだけれど、残念だった。

また、テレビで多くの学校が卒業式ができず、大学生なんかは購入やレンタルした袴を着れなかった。というインタビューを見た。

そういうのを見ながら、なんだかとても思うことがあってトップ画像の投稿をInstagramのストーリーズでアップした。


そう、思いつきだった。
そしたら、思いの外多くの方たちがフレーズを送ってくれて、バラバラのフレーズを繋ぎわせたら、思いの外繋がって。最初は別々の言葉だったはずなのに、意味を持った。そしてその言葉の音が導くメロディーを紡いでいったら、思いの外美しい曲になって。どうせなら、楽器も自分以外の人に演奏してもらいたい。色んな人のエネルギーと繋がりたい。そんなふうに思うようになって、結局3人のミュージシャンが命を吹き込んでくれることになった。

個人的な意見なのだけど、仕事で「ご依頼して制作」している歴が長いから、今回は「ご依頼」じゃなくて「やりたい」「やるよ」という声を大切にした。何においてもこの「ご依頼」と「立候補」の線引きに自分でも驚くほど敏感かもしれない(笑)エネルギーの交流、交換の場のそもそものベースの違いかな。まぁ、仕事で音楽をやっている歴が長いからなのか、「ただ楽しく、やりたい人が集まる」と言った場所の作り方を分からなくなってきているっていうのもあった。そういうのを自然に作り出している先輩達はすごいなぁと思うしかっこいい。今年の自分の目標でもある。

さておき。今回のことで、自分が提案したことに立候補してもらえるには、自分自身がもっと磨かなければいけないんだとも痛感した。はじめはこのミュージシャンへの演奏の呼びかけに誰からも賛同の声が上がらず、「そりゃそうだよな。私全然自分の物作ってもないもんな。一緒に創りたいなんて魅力的に映ってないだろうな」と拗ねたりもした。

確かにここ数年、私はボーカルトレーナーだし、歌や表現の研究ばかりしていた。自分が物を作ることをすっかりやめていたんだよな。だからか、歌い手の立候補はたくさん頂いたし、歌詞もたくさんいただけた。感謝である。本当に嬉しかった。
でも、自分のルーツは完全に創作にあるはずなので(この辺の話はまた別にまとめたいと思っています)、やっぱりなにかを創っていきたい思いはある。完全に切り離せない。なにかを創作するということからは。今まで数少ない大切な友人たちが「あなたはなにかつくった方が良い。歌った方が良い。またあなたの作品を聞きたい。歌を聞きたい」と伝えてきてくれたことに感謝する。

そうして、心折れずした再度の呼びかけに、2人のミュージシャンが手を挙げてくれた。先輩と後輩。
DMが届いた瞬間に画面見て拝んだ(笑)

とにかくそんなこんなで、たくさんの人たちから頂いた歌詞(フレーズ)と、愛しいボーカル3名とミュージシャン3名が参加してくれた卒業ソング「サクラノアメ」が本日完成し、今夜アップする(予定)

創っている間は本当に夢中になれたし、この時間が本当に好きなんだなぁと実感した。まだ終わってないし、まだアップできていないけれど、この12日までのレッスンお休み期間にエネルギー放出のためもう1作品くらいは創りたいと思っている。

まぁでも、まずは「サクラノアメ」がたくさんの、卒業を迎えた人たちに届きますように。





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