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雨の春日大社で龍神様にお参り〜水谷九社めぐり

武道の神さまにお参りしたい!という長男のリクエストで、春日大社へ。
剣神と呼ばれ、相撲の祖ともいわれる武甕槌命(たけみかづちのみこと)が祀られているのです。

本殿と若宮さまにお参りした後、日本で唯一、夫婦の大黒さまを祀る夫婦大国社へ。

妻の須勢理姫命(すせりひめのみこと)は、頭に洗濯桶をのせ、しゃもじを持った親しみやすいお姿。
絵馬の代わりに願い事を書いたしゃもじを奉納するのも、ユニークです。

鹿たちにせんべいをおねだりされつつ、以前から行きたいと思っていた「水谷九社めぐり」へ。

春日大社境内の北を流れる水谷川周辺は昔、龍神信仰が盛んな場所でした。
2018年に、春日大社の創建1250年(!)を記念して、ほかの神社に合祀されていた龍王社が、140年ぶりに再興したのです。
このときに龍王社をはじめ、水谷川のほとりに鎮まるお社をめぐる新しい祈りの道がひらかれたのだそう。

ご祈祷所で祈願札をいただき、名前と願い事を書いて、9社を順に巡ります。

お参りの後、ご祈祷所へ行くと、お札の一部を円くくり抜いた木の札を、ポケットがついた専用のお守り袋に入れて授けていただるという、神社好きファミリーにはたまらない仕組みです。

今朝の奈良はしっとりと霧雨が降り、参道の苔がいきいきと光って、龍神さまにお参りするにはちょうどいい気候でした。
家族で飛火野を歩いた思い出と一緒に、今日のご縁を大切にしよう。

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