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名古屋日帰り旅行(のはずが) 2023.9.15

2023年はどういうわけだか「原点回帰の年」で、知らず知らずのうちにこれまでの人生を総復習している。このことに気がついてからは、意識的に原点回帰していこうと思い、今に至る。

そのプロジェクト(?)のひとつが、出生地である名古屋に訪れること。

自己紹介のときは面倒なので「東京育ち」とだけ伝えてきたけど、正確には0〜3歳まで名古屋、3〜6歳まで静岡、6歳〜現在までは東京で暮らしてきた。人生のほとんどを東京で過ごしているので、物心つく前に住んでいた名古屋のことなど何も覚えていない。「名古屋出身で〜」と言って名古屋トークを振られても答えられるものがないので、東京ということで済ませてきた。

それでもやっぱり生まれた場所。
ちょっとはどんな街なのか、この「原点回帰の年」に見ておくべきではないか。

ということで急遽日帰り旅行。

画面中央右寄りに小さく見えるのは掛川城(3〜6歳までの間は掛川に住んでいた)。
名古屋に到着したらすぐモーニングを食べる予定なのに、駅弁購入。容器は小さいけど米の量が多いので、かなりお腹にたまる……
10月末で東海道新幹線の車内販売が終わるの、とても寂しい。車内販売からしか得られないワクワクは絶対にあります。


ニューポピー(喫茶店)

10:39に名古屋駅に着いてから、急いでモーニング(11:00まで😂)に駆け込んだ。ここまで連れてきてくれたタクシー運転手さん、ありがとう。
レトロな雰囲気だけど、2019年にオープンした店舗なので綺麗。
名古屋名物・小倉トースト!あんこは甘さ控えめで、概念が変わるほどの美味しさ。トースト自体にもぷちぷちの胡麻が混ぜられていて、飽きない味。


名古屋港水族館

本当は世界一のプラネタリウムがある名古屋市科学館に行きたかったけど、この日は休館日だったので、安定の(?)水族館へ。
お出迎えは海のアイドル・イルカちゃんズ。
地味なようで誰よりも輝いている“隠れDIVA”ことイワシ。自然界のスパンコール。
名古屋港水族館のウミガメはやたら人懐っこい。友だちの距離感。
シャチの公開トレーニング。「冥界の魔物」と呼ばれるシャチだけど、人間に捕まってしまったばかりに、こんなにぺこぺこ従っている。立派なサラリーマンの姿だ。私には有休があって、それで今日も名古屋にきているけど、水族館のシャチは毎日働いてるのかな——。


ゾウメシ(喫茶店)

プリンアラモードが有名な喫茶店。ぱっと見ボリューミーだけど、フルーツ多め且つホイップクリームではなくアイスが乗ってるために、ぺろっと食べれる。ゾウのクッキーが可愛らしい。


大須(古着屋)

古着屋・store in historyに行きたくて大須へ。道に迷ったけど、単純に外観が好みで入ってみたお店が、なんとお目当ての場所だった。導かれている。
珍しいデザインのアイテムが揃うなかで、ひときわ異彩を放っていたイヤリングを購入。大きな葉の下には様々な形状のフープがぶら下がっている。装飾過多だけど色が全体的にくすんでいて、意外に普段使いしやすい(個人の感想です)。
ある日の着用例①
全体的な色はゴールドだけど部分的にカッパーっぽくくすんでいるので、ブラウンの服にぴったり。
ある日の着用例②
iPhoneのコピー機能でアピールです。
あとから気づいたのだけど、私が幼稚園生の時から大事にしているお茶犬ぬいぐるみの耳と同じ色(※汚れ)・形をしている……!? 生涯大事にしよう。


手羽先むつみ

忙しなく過ごしていたらもう夜です。日本のエッフェル塔は名古屋タワーで決まりだね。
名古屋メシvs私の胃袋
この決勝戦は手羽先むつみにて、ゴングは鳴らされた——
内装は昭和なのに、なぜか音楽はずっと平成のヒットチューンが流れている。※令和にオープンしたお店。
手羽先のテイストは百点満点の美味しさ。実はここに至るまでかなり満腹状態だったけど、手羽先をひとつ食べた瞬間から別腹稼働。「手羽先はのみもの」ってこういうことか!!


山本屋本店(味噌煮込みうどん)

手羽先はのみものだったので、予定にはなかったけど急遽メインディッシュ・味噌煮込みうどんをいただくことに。名古屋メシvs私の胃袋の戦いは、延長線へ。
ハーフサイズにしてしまったのを後悔する美味しさ。何においても味噌より醤油派だったのに、こんなに味噌を美味しいと感じる日がくるとは。


日帰りのはずが(車中泊)

天候も良く一日中駆け回った名古屋旅、あっという間に帰る時間。もう一日延長して、まだ食べてない名古屋メシを味わいたかったな……
……と思いきや、私が名古屋でフードファイトしてる間に、関東地方はゲリラ豪雨に見舞われていたらしく、新幹線は1時間以上の大遅延。
東京駅に着いたころ、在来線は既に終電がなく、日帰りのはずが新幹線で車中泊に😂 ある意味貴重すぎる体験でテンション爆上がり。終電はとうに過ぎた時間でも、駅は休むことなく、常にどこかでガタンゴトンと音がする。


……原点回帰のために向かった名古屋は、東京のように都会でありながら、やっぱりはじめて見る光景ばかりで、食についても新たな感動がたくさんあった。出生地と言っても“他所の街”なんだなぁ、私にとって馴染み深い街は東京なんだなぁ、と再認識した。

そんな私の気持ちを包み込むような、東京駅で泊まるハプニング。東京、私に居場所をくれてありがとう…。なんだかんだ私にとっては、ここが落ち着く街なんだね。


始発前の東京駅。

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