見出し画像

5年の時を思い出させるもの(ピンキーリング)

自分へのご褒美を日々与えているので、正直どのアイテムをなんのご褒美として買ったのかちゃんと覚えているものは少ない。
でもひとつだけしっかりと覚えているものがある。



2020年の11月頃に買ったピンキーリング。
ageteのもので、たしか25,000円くらいだった気がするけど、アクセサリーは3,000〜8,000円くらいのものしか買わなかった当時社会人2年目の私にとっては、初めてのご褒美ジュエリー。

仕事がそれなりに波に乗ってきて、まともな額のボーナスを初めてもらったときに買ったもの。お守りのように毎日身につけられるリングが欲しくて、会社からほど近くにある店舗で自分好みのものを見つけた。



ゴールドカラーであることは必須で、低価格帯のアクセサリーにありがちな黄みの強すぎるカラーは避けたかった。このリングは理想のシャンパンゴールド。アンティーク感漂うリーフ柄が中央の印台に彫られていて、日頃から好んでいるヴィンテージスタイルにもぴったりマッチする。



しかもこの時ちょうど友人が店頭にいて、一緒に似合うものを探してくれたエピソード込みで思い出深い。


このリングは、いまの仕事の頑張りと深く繋がっている。だからこのリングを家で紛失した時は、夜にも関わらず家具をひっくり返して探したし、出先で落としたかと思った時は(結局家にあって、元々つけ忘れていただけだった)人の話に集中できず気が気でなくなってしまう。

入社当初はまわりに馴染める気がしなくて、こんなところさっさと辞めてやりたいと何度も思っていたけど、それでも仕事を通じて知り合ったあたたかい人たちのおかげで、5年も在籍した。

その仕事も、明日で最後となる。

でもこの先何年たっても、このリングを通して、これまでの5年間を思い出させてくれる気がしている。


ジュエリーは紛失はあれどそう簡単に壊れない。だからこそ、ひとつひとつのジュエリーに思い出をいっぱい詰め込んで、共に生きていきたい。


この記事が参加している募集

今こんな気分

はじめての仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?