見出し画像

伊香保旅行 2023.1.1〜2①

12月上旬にコロナに罹って1週間ろくに食べることすらできない生活を経験したときに、「元気になったらぜったい旅行して、美味しいものをたらふく食べるんだ…!」という気持ちが芽生えた。旅行の2週間ほど前に急遽決めた、伊香保旅行の記録。


●1日目

旅行となると東京駅を利用することがほとんどなのだけど、今回は上野駅から渋川駅までの特急。上野駅は東京駅に比べて随分こぢんまりしているように感じるけど、縦の空間を活かしてるのがかっこいい。二段ベッドならぬ二段レール。デカくてゴツい車体が高いところで待機してる光景が、なんか不思議だなと思って写真を撮ってみた。いや、もしかして東京駅でも気が付かないだけでこういう設計になっていたのか?というか私はなぜ上野駅にこんなにも文字数を割いている??

突然ぬいぐるみが出てきて驚かれてるかもしれないが、私はぬいママだ。
突然ぬいぐるみが(以下略)出発します
駅弁「ふゆ」
乗車中、ぬいぐるみのいる写真しか撮ってません


●渋川駅

2時間ほどで渋川駅に到着。東京より寒いと聞いていたので覚悟していたが、この日は思ったより寒くない。バスで伊香保温泉に向かう。旅館に荷物を預けたあと、伊香保神社で参拝するルートだ。都内でバスに乗ることって、そんなにない。移動手段のほとんどが電車だから、たまに車に乗るといつもと違う視線で世界を見れて楽しい。

バス降車すぐの光景

●伊香保神社

旅館に荷物を預けて、伊香保神社へ。元日なので人混みを予想していたけど、並ばずに参拝できる程度には空いている。渋川駅寄りのところにある渋川八幡宮の方が混んでいるらしい。

今年は健康に過ごしたい。
おみくじは中吉。
「旅行は南方が良い」らしい。
伊豆へ行こうかな。
それ以外はなんて書いてあったか忘れた。
結局、自分の努力次第なので……。
境内にある甘味処
“神社応援”と書いて“ジンジャエール”と読みます。
スリーブの内側にはおみくじ付き。
こっちも中吉だった。
誰かが雪に命を宿した


●河鹿橋

伊香保神社からさらに奥へ進み、次は河鹿橋へ向かう。

雪が積もっている
ここも橋だが河鹿橋ではないです
空が綺麗、絶景
到着!雪の白に橋の赤がよく映える。
河鹿橋からの眺め。
水(温泉?)の流れる音で安らぐ。
太陽が出てるととりあえず良い感じの写真になる気がしている

●飲泉所〜源泉湧出口観覧所

さらに奥へ進み、伊香保の秘密を探りにいこう……

秘密①飲泉所
温泉って飲めるんだ!?
飲んだ。鉄分だ。正直言って美味しくはない。
金属を溶かしたお湯を飲んでるみたい。
掬った手のひらは金属臭い。
散々言ったが、人生経験としてはアリです。
さらに奥へ
秘密②パイプから流れる水
もしかしたら……?と思って手を出してみた。
やっぱり温泉だ!!
秘密③源泉湧出口
ここが“はじまり”か…。

まあ、たいした秘密ではないのだけど、こうやって冒険チックに進んでいくと楽しいのでやってみた。源泉にたどり着いたときの、ラスボス感。

●ちょっと休憩

お腹減ってきたし歩き回って疲れてきたので、カフェ風の谷へ。「かのうや」という旅館のカフェ。ここで泊まるわけでもないけど、名前に惹かれた。

外観は和
食べ物は洋
チーズケーキとコーヒーのセット。
コーヒーがチョコを思わせる甘さがあり、
ブラックでも飲みやすい。

●ロープウェイ

休憩のあとは、伊香保の絶景を見下ろす。
ちなみに私は“高所大好き症”だ。
地上怖い、鳥になりたい、はやくロープウェイに乗りたい。

伊香保神社の近くに乗り場がある。
乗りました!
見渡すかぎり山。
どれが榛名山か分かりません。
ロメールと歩きたい道を見つけました
そんな妄想をしていたら「ときめきデッキ」が現れた。
伊香保に心読まれていて怖い。
鐘塔があるのでデカい音鳴らしてきた。
天界のヌーヴェルヴァーグ監督たちに届け…!
この山が結局なんなのか分からなかった。

●石段街

ようやく伊香保のNo. 1名所・石段街に向かう。
レトロな建築や狭い道が可愛い。

真ん中には温泉が流れている
玉蒟蒻を食べ歩く
湯の花饅頭を食べ歩く
何をするにしてもセンスの良い友人が教えてくれた、どこをみてもセンスの良い書店が石段街にある。
長田弘『ことばの果実』を購入。
17時くらいに点灯しはじめた。

温泉街で深まる夜、といえば『千と千尋の神隠し』。 ここの夜も魅惑的だけど少し怖い。でもやっぱりわくわくする。写真には撮ってないけど、足湯にも浸かった。温度高めで5分で出る。でもこの5分だけでも足の疲れがかなり取れたからやはり温泉は命の湯。あと、射的にも挑戦した。MCU映画ばかり観てるし、脳内シミュレーションは完璧だった。すべて外した。今後も市民として生きていく。

●旅館「古久家」

旅館だ〜!温泉だ〜!美味しいご飯だ〜!
私はこのために旅行していると言っても過言ではない。

歴史ある旅館(またはホテル)がやっぱり好き!
ウェルカムドリンクは抹茶。
和菓子は干柿?のような何かです、これは一体何ですか?
コラージュこんなに雑なことある??

待ちに待った晩ご飯!メインは上州牛すき焼き。お肉が柔らかくて甘い。魚介類については海と川どちらの生き物も堪能できた。海の魚と川の魚って味わいが違うんだなという気づき。海の魚の方が脂が乗ってる?感じで食べやすい(食べ慣れてる、という方が正しいかもしれない)。川の魚はすっきりしてる気がする。しかし私は味覚に自信ナシなので、ぜひ皆さんのご自身の舌で確かめていただきたい。山菜系もとにかく美味しい。お腹いっぱい食べられることの幸せを、12月の体調不良があったために、いつも以上に噛み締めることができた夜だった。


つづく👇

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?