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日光旅行 2022.5.6〜7

GW前の私は完全に精神が蝕まれていて崩壊寸前だったのだけど、その時に唯一あった欲が「あ〜綺麗な水が見たいわ〜」というものであった。周りの人にGWの予定を聞かれるたび、「綺麗な水を見に行く予定です……まあどこのなんの水を見るかはまだ決めていないので、これを“予定”と言っていいのか分かりませんが……」と答えていた。

そんな私を見かねた母が、綺麗な水のある場所として日光を提案してくれた。鬼怒川や中禅寺湖があるし、そういえば私は随分前から“家族旅行でどこへ行くか”の議論になる際、かならず日光を挙げていた(眠り猫を見たいだけ)。

“日の光”なんて漢字を与えられたこの地名。人が立ち入らない泥沼みたいになったいまの私が欲するすべてが日光にありそうだと思った。即決定した。日帰りで行こうかと思ったけど、今回は私にしては珍しく💎10連休💎を獲得できたので、世のGWが明けはじめた5/6(金)から1泊2日の旅行に急遽変更した。この時点ですでにGWははじまっていた。当たり前にホテルはほぼ満室状態であったが、奇跡的に日光金谷ホテルが空いていた。即予約した。

(なお5/6時点で私の精神状態はほぼ回復しつつあった)

1日目
(東照宮〜中禅寺湖〜華厳の滝〜金谷ホテル)

東武日光駅

日光は小学生のときに林間学校で来て以来。当時はバスで来たので、日光駅が思いのほか寂れていて驚いた。もっと京都駅みたいな感じかと思っていた。

日光東照宮

まずは東照宮から。

徳川コーラ
東照宮近く、おもしろお婆ちゃんのいるお店で、食べ損ねていた駅弁「ゆばちらし」をいただきます。普段ゆばを食べることがないので、こんな味だったか〜!と懐かしい感じ…。海老も美味しくて嬉しい🦐
入るよ〜(私、もうちょっとバランスよく撮れないの?)
🙈🙊🙉
限定的に使われた青が美しい
😭眠り猫😭
この裏側で2羽の雀が遊んでいることも含めて、
平和を表しているそう。ℒℴѵℯ💋
207段の階段。
ヒッチコックもうんざりするレベル。
家康のお墓(?)《奥社宝塔》

写真は無いけど《泣き龍》(手を叩くと天井と床が反響して龍が鳴いてるような音が聞こえる)が一番印象深かった。やっぱり視覚に聴覚がプラスされると、随分と受ける刺激が変わるなという学びを得た。

二荒山神社中宮祠

とにかくご利益がすごいパワースポットらしい(認識が雑)
カワラケ割りで厄祓い。大厄(年齢的には大厄ではないのだけど精神的に大厄)と書いて…
岩に向かって投げる。パリーン!と綺麗な音を立てて散る。バイバイ大厄。

中禅寺湖

綺麗な水だ〜!
足を浸してみた。藻が多く、滑りそうでちょっと怖い。あまりの冷たさに3秒ほどで退散。
人が全然居ないのだけどみんなこのGWどこへ行ったの?
可愛い小道
中禅寺湖近くの売店で「幸福だんご」を発見。幸福というワードに吸い寄せられてる。そろそろ壺買ってしまうかもしれない(絶対買いません)
ミソのたれが美味しい

華厳の滝

綺麗な水だ〜!

小学生の時にきたときは何も感じなかった(美しさどうのこうのより心霊スポットとしての印象が強すぎた)が、いまになって深く深く感動する。自然の力強さ。ひんやり冷たい空気。目の前にドーンと流れる滝の迫力に目を奪われるが、その周りに何本もの小さな滝が存在していること。自然がうみだしたドーム型の彫刻。

隅々まで圧巻!

いろは坂

非常に分かりづらい写真だけど、いろは坂です。一生いろは坂を上り下りし続けたいレベルで楽しすぎた。

金谷ホテル

「🔍日光 ホテル」で検索しただけで、金谷ホテルがどんなところなのか全く知らずに予約していた。到着してから、ここが100年以上の歴史あるクラシックホテルだということを知った(恥知らず)。ヴィンテージやアンティーク大好きな私にぴったりのホテルすぎる、最高〜!

夕食はフレンチのコース料理。食材の旨味を存分に生かした味わい。苦手な野菜(トマト🍅)もすべて美味しくいただきました泣
ホテル内のバー。廊下から店内を見ようとしても暗すぎて何も見えない。何が起こっているのか気になりすぎて潜入を決意。
ア…アンティーク家具がお洒落すぎて腰を抜かした。なんて素敵空間!
ここで一緒にお酒飲みたい人誰かな〜と妄想する。マレーネ・ディートリヒかな…いやヴェロニカ・レイクでも良いな……。そういう妖艶な人に似合う場所。
お酒はろくに飲めないので、ノンアルの「シンデレラ」に。柑橘系で、オレンジが強いけど、完全なオレンジジュースとはまた違う、この世の甘酸っぱさを凝縮したような味。スモークゆばもいただきます(正直お通しででてきたスモークナッツの方がスモーク感強かった、美味しかった!)

良い夢を見れそうになったところで、1日目が終了。

2日目

金谷のパンは有名なだけあり絶品。もちもちふわふわ。水分量が多いのかしっとり美味しい。
こんな幸せな朝食があって良いのか?(良い)

至福のひとときをありがとう。金谷ホテルに別れを告げて、東武ワールドスクウェアへ。

東武ワールドスクウェア

エントランスをくぐり抜けると地球を模したオブジェがお出迎え。ディズニーシーとUSJが似たような地球儀をエントランスに配置してるが、球体から地球が顔を覗かせるような(瞳のようでもある)このデザインを見たときに「そうきたか!(?)」と叫びそうになった。

世界遺産の模型がたくさん並んでいるアミューズメント施設。偽物に興味ない、という方もいるかもしれないが、これが意外にも(失礼)かなり楽しめた。「あ〜ここなんて建築だっけ?」「ここ行ったところ!」「次はここ行ってみたいね〜」そんな風に会話しながらまわった。私はここだけで80枚もの写真を撮ってしまった。でも私といえばトリュフォー(フランスの映画監督)だし、トリュフォーといえばエッフェル塔(トリュフォー監督作品のほとんどにエッフェル塔が映されてる)だということで、渾身のこの一枚だけ載せよう。渾身といいつつ、雲は多いし、なんか暗いし、トリュフォーから指導が入りそうな出来だ。

昼食は園内でゆば御膳。

いちご狩り(花いちもんめ)

時間余ったし、ワールドスクウェアの近くだったから、いちご狩りへ。そういえばいちご狩りも幼稚園ぶりかもしれない…。
すみません、蜂が10匹以上いて怖すぎたので、ほとんど狩ってきてもらいました(それはもうスーパーに行きなよ)。とにかく虫の羽音が苦手で、硬直してしまうの……(それはもうスーパーに行きなよ)
残り10分のところでハチがすべて退散した(?)ので、勇気を振り絞って狩りに出る
あら可愛い
1つ狩りました!!!
いちご狩りをした施設「花いちもんめ」では、ベゴニア園も楽しめちゃう。20年咲き続けてるものもあった。私25歳、私の人生のほとんど咲いてたってことね……(感慨深い)
ベゴニアのソフトクリーム。ベゴニア食べたことないからよく分からないけど多分ベゴニアの味(雑)

鬼怒川温泉

この旅最後の目的地は鬼怒川温泉
“鬼怒川温泉駅へのSL大樹の到着”
日帰り温泉で心も体もぬっくぬく。日光の金谷ホテルは温泉は無かったので、ここで入れて良かった。やっぱり心身への染み渡り方が別格!
温泉を出たら、また綺麗な水を求めて歩きます。
綺麗な水だ〜!
緑がいっぱいで空気が美味しい!
もれなく虫もたくさんいる。
綺麗な水ともお別れの時間が近づいてまいりました


美味しい空気をめいっぱい吸い込んで、この旅も終わり。たっぷりあった移動時間は、携帯もろくに見ず、変わっていく景色をただ眺めていた。“何もしない”をした。美味しい空気、料理で身体を満たした。美しい自然やアートに触れた。人が全然おらず、ゆっくりした時が過ぎていった。いまの自分にとって必要な時間。

良い旅だった。

日光で人を見かけなさすぎて、東京に戻ってきた瞬間、人の多さに仰天するし、おもわずスカイツリーの写真を撮ってしまった。いつも見てるのにねえ。たったの2日で見方が変わるものなんだな。

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