美炎miho

ファンタジーの世界を放浪する馬頭琴奏者。世界中旅しながらあらゆる風景を曲に。柴犬の保護…

美炎miho

ファンタジーの世界を放浪する馬頭琴奏者。世界中旅しながらあらゆる風景を曲に。柴犬の保護犬ゆめちゃんと田舎暮らし中http://miho-batokin.com https://www.youtube.com/channel/UCau56SoOU_pE3QATTM85P6w

最近の記事

エルダーフラワーのひみつ

エルダーフラワー IKEAでエルダーフラワーのシロップが売っていてマスカットの風味がする爽やかな初夏を思わせる味わいがとても好きだった。 エルダーフラワーという曲を作曲したのが確か一昨年の終わり頃。 ザリガニの鳴くところという小説が話題になり、私も一気に読んだ。 湿原の描写がとてもリアルで作者が生物学の専門家であったことが納得できる内容だがミステリーの要素もあり、グイグイと引き込まれて最後はなかなか衝撃的な終わり方だ。 弱いものには弱いものの生き延びる方法がある。そんなこ

    • 生まれてきた全ての馬達へ

      モンゴルでしかちゃんとした乗馬をしたことがなかったのだがそれももうかれこれ20年くらい昔の話になってしまったし、 日本で乗馬というと引退競走馬のサラブレッドが主流なのでだいぶモンゴル乗馬とは違うだろうし、そもそもお値段が高すぎると選択肢のなかになかなか入ってこなかった。 それでもとうとう乗りたい気持ちが高まって近所の乗馬クラブを調べたりした。 そんななかで知り合った乗馬クラブの方やお馬さん達。 知れば知るほど、このお馬さん達はどこから来てどこへ行くんだろう?という素朴な疑問

      • 7度目の屋久島

        7度目の屋久島 この頃は一年に一度屋久島へ行かないと何か大切なことをやり残している感じがしてしまう。 20年前1人で縄文杉へ行った時に、普通はガイドをつけたりツアーに参加する事を知らずに山に入り地元のガイドさん達にすれ違うたびに、1人か?!がんばれよ!と声をかけられるのでかえって不安に。 誰もいなくなって木の根元が拡がり、どこも道筋に見えてしまう場所ではここで迷ったら終わると思いながら、森の気配におののきながら行った。 そして帰り道すっかり足に力が入らなくなり、このままのペ

        • それでもあなたの道をいけ

          分かち合う ホワイトバッファローの伝説の演目を米本久美子さんの作画でアニメーションに製作して去年12月23日に千葉市のホールで割と大がかりに音楽と共に公演してから、せっかく製作したアニメーションを生かす為に小編成(一気に2人)で出来ないものかとあれやこれや工夫して数回やってみてこれは出来ると自信もついた頃、昨晩は念願の金沢八景にあるアサバアートスクエアでホワイトバッファローの伝説を皆さんと分かち合ったのだった。 分かち合うという表現を使うのは初めてなのだが、当日になってその

        エルダーフラワーのひみつ

          フランスへの旅〜ライブ編

          去年は1年間、ネイティブアメリカンに伝わるホワイトバッファローの伝説のオリジナル楽曲をアニメーションとコラボするための企画に費やしたような感じであったが、そのための衣装、ふと目にしたブランドにコンタクトをとってみて衣装を製作してもらった。 ふと目にしたというのはパリ在住の宮白羊さん。 SNSにブランドデザインの写真が投稿されていたのを偶然見たのだが、それが白馬と写っている写真だった。 馬に弱い私は、なにこれすてき。 そして白羊さんにコンタクトを取ったのがはじまり。 フラン

          フランスへの旅〜ライブ編

          フランスへ〜ノルマンディ編

          6月終わりフランスへ行ってきました。 初フランス。 旅の仲間は今回もドラムパーカッションの前田仁と(ヨーロッパ初)このところ馬頭琴LIVEでお世話になっているセラヴィ(温室の中が森のようになっている不定期オープンの花屋)のオーナーとその仲間達…皆さんフランスは複数回目) 若い頃は行きたい人連れてツアー組んでフランスへ行っていたけど、もう疲れたからやめたの。身内だけでこっそり行くの。とセラヴィオーナー。 (こっそりなのかどうなのか、私がSNSで随分紹介してしまっているのですが。

          フランスへ〜ノルマンディ編

          たま川より

          5月26日多摩川の橋の下でカトちゃんとニコの飼い主を偲び、多摩川河川敷に捨てられた猫たち(通称多摩猫)とホームレスのおいちゃん達のお世話を数十年毎日続ける写真家の小西修さんの多摩猫写真展と同時開催でゲリラライブをしてきました。 3年前に小西さんと初めてこの地で同様に写真展&ゲリラライブした時には、この上記のお二人がとてもとても協力してくれてステージを作ったり、リヤカーを改造したドリンクバーを持ってきてくれたり、椅子を並べたり(私の中ではおいちゃん達がお客様だったのですが、他

          たま川より

          嵐を待たずに

          龍は嵐を呼んで天に昇る という言葉がある。 父が好きだった言葉で、龍は嵐を待たずに自ら嵐を呼び起こして天に昇る。 状況が無いからと言って諦めてしまうのではなく、自らその状況を作り出す。 かっこいい。 そうなりたいなとは思うのだが、焦って余計なことをしたりと、自分でまさにこれだ。と思う瞬間が無い。 残念ながら。 だがそれはやはり理想としてかかげておこう。 私の場合はどちらかというと成り行き任せと奇跡的に素晴らしい人たちに助けられてなんとかなっている。 2011年に出会った物

          嵐を待たずに

          虹が伝えるもの

          こども園で馬頭琴演奏をしました。 色々と印象的な事があったのですが、イギリスのお菓子を販売しているryosindo さんがその様子をこんな風に伝えてくれました。 お天気にも恵まれて園庭にはサンタさんが登場して、フィナーレの馬頭琴コンサートが終了後パラパラと小雨が… 片付けをひと段落して空を見上げると虹が出ていました。 「私は雲の中に、わたしの虹を立てる。それが、わたしと地との間の契約のしるしである。わたしが地の上に雲を起こすとき、虹が雲の中に現れる。」創世記9:13-14

          虹が伝えるもの

          多摩川より

          ポレポレ(東中野にある映画館)の通りに面したテラス席あたりはなんか不思議だ。 私にとっては多摩川にゆかりの深い人とそこで出会して話し込んでまたさようなら。って私以外みんなまた多摩川に戻っていくかのような。 そんな人たちとは実際に多摩川でもお会いする。 多摩川の河川敷で会って別れると、それもまたあの広大な空と大きな流れのもとで少しだけお互いの時間が交差して、またさようならってみんな自分の場所に戻っていく。 多摩川が戻る場所の人もいれば、もう戻らない人もいて、一期一会という言葉を

          多摩川より

          2つの映画

          ぽっかりと雨で無くなったの今日の演奏。 こんな日を無駄にはできん。 昨日はなんせ奇跡だった。 ワタシ的に。 海浜幕張の日本庭園、美浜園での灯ろうまつりで昨日はパーカッションの前田仁さんと演奏した。 本当は今日もだったが雨で中止。 そもそも美浜園と繋がったのも奇跡的だったのだけど、灯ろうまつりでの演奏は灯ろう見に来た人が通りすがりに耳に聞こえた音楽として、BGMとして挑もうと思っていたし、誰も足をとめてくれなくとも、なんか音楽があって心地よかったなと思ってくれたらそれでよし。

          2つの映画

          コンサートのチラシやポスター設置のお願いで気づいた事

          ちょっとしたLiveを自主企画する事はあってもホールでのコンサートの自主公演は2014年以来ぶりと、これだけ間が空くと、集客は手探り状態です。 馬頭琴というマイナーな楽器と共に奏者の私もそうなので、まず知ってもらわない事には、はじまらない。 チラシとポスターの拡散という以外にあまり方法を思いつかないので、チラシ、ポスターの設置をお願いする。 という事をやり始めました。 自分の事をお願いするという事にこんなに躊躇するとは! というくらい、声かけるのに店の中を行ったり来たりして

          コンサートのチラシやポスター設置のお願いで気づいた事

          アリゾナへの旅

          グランドキャニオンのような場所には昔から惹かれる。 中学生の時に初めてアメリカへ行ってグランドキャニオンにほんの少し足を踏み入れた。 その時にお土産屋さんで売っていたネイティブアメリカンのものにとても惹きつけられた。 大人になってある日、セドナという場所へ行ってきたけどとにかくすごかった!知人とほんの2、3分の立ち話。なんか分からんけどそこに行く。 とその瞬間決めていた。 たぶんそこから3ヶ月もしないうちにセドナにいた。 ガイドのナナさんに、まず最初に妖精の泉に行くけど

          アリゾナへの旅

          物語との出会い

          先日、先々日のブログを読んで、今回12月23日の美浜文化ホールでのホワイトバッファローの伝説アニメーション作画の米本久美子さんより、メッセージが届いたので皆さんにも紹介します。 美炎さんの ホワイトバッファローの伝説への深い思い、今回のライブに至った経緯を知って あらためて新しい音源を聴くと、よりイメージが鮮やかに表現されているのを感じます。 実は、私も ホワイトバッファローの伝説に出会ったのは2003年も暮れようとする頃、2004年の夏至の日のWORLD PEACE &

          物語との出会い

          生きるために

          「ぼくがきみを殺すまで」あさのあつこさんの著書を読んだ。 こんな夜中に。 この夏、住んでいる地域の高校から声がかかり、配信にはなったが高校生達に向けてのコンサートをする。 その会のテーマがイマジンという事で、イマジンのリクエストがあった。 歌詞を読んでいたところに、最近買った本達の中からふと手にとって読んだ。 架空の国同士が戦争をはじめる様を、若い人達が戦争に駆り出されて、どのように心を蝕まれて行くかを、若い人たちの視点から書いている。 架空の国の物語だが、今の私

          生きるために

          見えているもの

          ここ最近見たもの。 雪山 山頂からの雲海と夕陽 熊の横顔 原稿用紙 ふふふ。 なぞなぞみたいですが、ここ最近というのはだいたい6月からの事です。 雪山 →フランスのアニメ映画「神々の山嶺」を鑑賞。 山頂からの雲海と夕陽 →屋久島の黒味岳に登って屋久島では初めてテント泊したので見れたもの。 熊の横顔 →つい先日星野道夫さんの写真展行った。 原稿用紙 →これも星野道夫展で生原稿が展示してあった。 屋久島へ行くようになってから再開した登山。 あまりに寒くなっ

          見えているもの