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物語との出会い

先日、先々日のブログを読んで、今回12月23日の美浜文化ホールでのホワイトバッファローの伝説アニメーション作画の米本久美子さんより、メッセージが届いたので皆さんにも紹介します。




美炎さんの ホワイトバッファローの伝説への深い思い、今回のライブに至った経緯を知って あらためて新しい音源を聴くと、よりイメージが鮮やかに表現されているのを感じます。

実は、私も ホワイトバッファローの伝説に出会ったのは2003年も暮れようとする頃、2004年の夏至の日のWORLD PEACE & PRAYER DAYの準備に岡山へ回って来たバウさんからの情報でした。

ホワイトバッファローの聖なるパイプの第19代の守り人チーフ.アーボル.ルッキング.ホースの呼びかけで世界の四方から先住民の長老たちが集まり、2004年の6月に広島で世界先住民族会議があり、富士山麓.朝霧高原でのWPPDへと繋がりました。

私は 広島でチーフ.アーボル.ルッキング.ホースさんや、アラスカのユピックエスキモーのホワイト.ウルフさんのお話を聞くことが出来、その後 上京したばかりのすみれと東京で落ち合ってバスで朝霧高原へ…ホワイト.ウルフさんの“マウント.サスティナの伝説“の原型を聞き、ティピィーに泊まって無数の木霊?躍る光球を浴びて帰りました。

以来子育ての頃から惹かれていた先住民の世界観にさらに拍車がかかり、いつか絵本のカタチにしたいと模索していた頃 照れ屋さんの軒下ギャラリーで展示していた作品に 美炎さんが気づいて下ったのですね!‼︎

それでも、私にとっても 3.11と とりわけ ここ数年の地球環境の絶望的な悪化に輪をかけるかのような コロナ.ウクライナ侵攻…

昨年 何か 今こそ本当に大切なのではないかと突き動かされるように“マウント.サスティナの伝説“を “山になった娘“に自分の言葉で紡ぎ直し、小さなギャラリーでイメージ展を開きました。


☆チーフ.アーボル.ルッキング.ホース
〈ラコタの聖なるホワイトバッファローのパイプ第19代の守り人〉
「私たちは母なる地球は資源ではなく 生命の源であることを すべての人々に伝えねばなりません。
………
新しい千年紀は 調和の時代に入るか、生命の終わりをもたらすか、の大切な分岐点に立っており、人々は心をひとつにして解決策を見つけなければなりません。
私たちが魂の根源に還り、
私たちの生命を創造し 支えてくれている 母なる地球を敬い、
その存在を讃え、
大切にすることを思い出すまで、
残された時間は
わずかしかありません」
2001年


あらためて切羽詰まったメッセージだったと感じ、物語を繋ぐ大切さを再認識していた矢先に世界はキナ臭い方向へ逆流を始めたかのよう…

真っ先に 浮かんできたのが、コロンブス以来 永くそれぞれの大地に根ざした暮らしを紡いで来たネイティブの人々が 言葉を奪われ文化を奪われ生命を奪われて貧しい居留地に追いやられようとした時に、当時の“ワシントンの大酋長“に向けて 切々と語られたチーフ.シアトルの言葉でした。


ワシントンの大酋長へ
そして
未来に生きる
すべての兄弟たちへ…
と託された「父は空 母は大地」という チーフ.シアトルの“インディアンからの手紙“は 私たちの拠り所として生きるこの地球が 誰の所有出来るものでもなく、人間だけのものでもなく、空気も川の水も夜鷹の鳴き声も…何もかもが私たちの祖先の吸っては吐いて逝った息遣いを伝え、遠い未来の子どもたちへ 神聖なままに残してほしい…と訴えているのです。

このスピーチ1854年の1年後、無益な流血を避けて貧しい居留地を受け入れたチーフ.シアトルの思いに心を馳せる時、人間は 本当に進化しているのか…と、ただただ物悲しくも思いますが


昨年 イメージの直前に 岡山でも星野道夫展があり、私も2度も観に行って 本ではなく本当のフィルムに焼き付けられた写真と 何度も読んでいたはずのエッセイが胸にせまり何度も涙しました。


☆星野道夫–悠久の時を旅する–より
「そろそろ2000年を迎える今、3000年というものを人間が迎えられるかどうか?本当に人間が進化してゆくものであれば、今が変わろうとしているとき.変化の時のような気がしてならない」
「人間の歴史は、ブレーキのないままゴールの見えない霧の中を走り続けている。だが、もし人間が これから存在し続けてゆこうとするのなら、もう一度、そして命がけで ぼくたちの神話を作らなけれはならない時が来るかもしれない」
1993年


…本当に半世紀以上前に星野さんが感じ取っていた人間と自然と時間の永遠の繋がりの確かさ.危うさを、今ほど切々と感じる時はないと 私も思います。

米本久美子


今後のブログはどこかで写真を交えてアリゾナの旅を思い出してみようと思います。

美炎


■2022年10月22日(土)

☘️とみうら元気倶楽部さざなみホール☘️

13:30開場
14:00開演

馬頭琴 美炎
キーボード 清瀬祥吾
ドラムパーカッション 前田仁

要予約2500円

※本公演でのアニメーション投影は一曲のみとなります。

千葉県南房総市富浦町原岡88番地2

🎫チケット予約
info@miho-batokin.com
070-1274-2688(西郷)



■2022年12月23日(金)

☘️美浜文化ホールメインホール☘️

18:30開場
19:00開演

馬頭琴 美炎
ピアノキーボード 清瀬祥吾
ドラムパーカッション 前田仁
スペシャルゲスト登場予定

アニメーション作画 米本久美子
アニメーションデザイン製作 中島すみれ
ichikiro

一部馬頭琴コンサート
二部アニメーション✖️音楽 ホワイトバッファローの伝説

前売り4500円
当日5000円
学生3500円
未就学児の入場はご遠慮ください。

千葉県千葉市美浜区真砂5丁目15-2


チケット購入方法

🎫e+チケット
■購入ページURL

🎫美浜文化ホール
電話043-270-5619(10:00〜18:00)(第3月曜休)

窓口10:00〜18:00(第3月曜休)

美浜文化ホール 
■購入ページURL

http://chiba-aw.jp/mihama

コンサートに関するお問い合わせ
info@miho-batokin.com
070-1274-2688(西郷)



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