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生き抜くための雑記帳

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自己肯定感や生きづらさ、メンタルヘルス、思考のとらえ方などについて、生き抜くための問いや考え方を書いたり、学びになるnoteをまとめたりしたマガジンです。
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#言葉

この感情も、認めていい。「戸惑いこそが人生」

初めて手を付ける仕事はわからないことだらけ。暗中模索し、試行錯誤を繰り返し、何度も手戻りしながらようやく一通り終え、そこでぼんやりりんかくが見えてくる。そして次こそは、と何度もくりかえすうちに、スムーズに進められるようになる。 スポーツも、音楽も、絵を描くことだってやり方は同じ。1回目はいつもうまくできなくて、何度も同じことを繰り返し、練習を重ねるうちに、うまくやっていけるようになる。では、自分の人生は? こればっかりは、何度も繰り返すことができない。 「戸惑いこそが人生

「あなたはあなたのままでいい」理由

「何もしなくても、あなたはいるだけでいいよ」と言われても、数年前はいまいちピンとこなかった。 何かの役に立っていないといけない、何もしないならいる価値はないと思って、何もできない自分に焦る。 時が経って少しづつ、「わたしはこのままでも、ここにいていい存在なのかも?」と考えるようになった。というか、「今のままでもここにいていいよ」と言ってくれる人を探して、その人のそばにずっといればいいんだ、私の「安全基地」を作ればいいのだと気持ちを切り替えてきた。 落ち込んだことがあって

毎日輝こうとしなくていい。「ちょっと愛せるようになる」ことが大事

昨日は「自分は何もできていない病」に倒れ、ぐるぐると苦しめられながらこんなnoteを書いた。 自分のほめ方、どうすればいいんだろう……そんな嘆きを書き終えたところで、以前に買った本を思い出した。 3年前、何が原因だったかはもう忘れてしまったけれど、最寄り駅にたどり着いてからどこへ向かったらいいのかわからなくなってしまった時があった。今思えばまっすぐ家に帰ればいい話。けれど当時は、どこにも行き場がないように感じ、駅ビルのベンチにとにかく座っていた。 そして20分くらい座っ

「すべきか」ではなく、「したいか」を大事に

「こんな課題に気づいたから、自分はこう動くべきだなと思っていて……」 会社でのこと、家でのこと、自分がすべきだと感じていることをゆうすけ先生に話していた時、先生は「やりたかったらやればいいよ。趣味程度に考えていいんだよ」と話した。 そんなふうに考えていいのかと、その時は見ている景色が変わったかのように感じた。「すべき」ばかりにとらわれて、自分の気持ちは「やりたい」のか、「やりたくない」のかなんて考えていなかったのだ。 「大事にすべきか」どうかではなく、あなた自身が「大事

どんな気持ちも大切に「不満は財産、不安は鍵」

テレビの中に、ぷりぷりと怒っている人を多く見かけるようになった。聞いても改善されないこと、自分ではどうしようもないことを聞いて、ずしりと心が重くなる。多分私は、テレビの中のあの人の、怒りの感情を引き受けてしまっているのだろう。 "趣味=不安"と言われるほどいつも何かを心配している私は、今もたくさんの不安を抱えて生きている。この状況はいつ収まるのだろうか。大好きな私の仕事は、これからも続けられるのだろうか。大切な人たちが、大切にしている営みを続けていけるだろうか。 一気に背

ギモンで縮まる相手との距離

誰かの行動にイライラしたり、モヤっとしたりするときは決まって、その行動をした本人に興味がもてなくなる。 自分が感じたこのイライラを、モヤモヤを、一刻もはやく聞いてほしい。誰かに言いたい気持ちが先走り、どうしても自分の感情が第一優先になってしまうものだ。 「相手の考えは間違っているんじゃないか」と思った時点で、自分が正しいと思い込み、なんとかして論破しようとしてしまう。または自分と違う意見を言われ、“攻撃された“と思ってしまい、自分を守るためだけに正しそうな言葉で周りを囲む

「役に立つ」ために生きてるわけじゃない

noteのフォロワーさんが増えてきたころからだろうか、読んでくれる人に対して、「こんなことを伝えたら、みんなが喜んでくれるかもしれない」と考えるようになった。 それまでは、自分との戦いだった。いや、今も半分そうなのだけど、今までは半分以上が「自分のため」で、noteを書くのは自分の気持ちの整理だったり、励まされたり助けられたりした言葉を残しておくためのものだった。読み返した“私“が勇気づけられるものをひたすら書いていたのだ。 実際、去年のnoteや誰かがスキを押してくれた

個性はない、主張はしない。けれどすべてが美しい

日本庭園が写真映えしない。取材中何度もシャッターを切るけれど、どこをどう切り取っても同じような絵になってしまう。見ているとこんなに美しいのに、やっぱり私のスキルのせいかと何度も撮影していると、「メインが無いから、写真映えしないんですよ」と対応してくれたお坊さんが話しかけてくれた。 日本庭園は石の配置や光の入り方など、すべての事象が重なり合って美しくなる。1つ1つを単品で見たり、どれかにスポットライトを当てても、どれもそこまで特徴は無いのだと言う。そのため目で見ると綺麗なのに