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生き抜くための雑記帳

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自己肯定感や生きづらさ、メンタルヘルス、思考のとらえ方などについて、生き抜くための問いや考え方を書いたり、学びになるnoteをまとめたりしたマガジンです。
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#生きづらさ

「空気をよむ」より大切なこと

空気のよみ方がわからなくて、「この場でどんなことを言えば正解なんだろうか」と考えて、いつも反応が遅れてしまう。 「空気なんてよまなくていいんだよ」なんて優しい言葉をかけてくれる人もいるけれど、あえてよまないのと、よ"め"ないのとでは全然違う。私は空気を読まないと、周りの人に変に思われたり、とんちんかんなことを言ってしまうから、頑張って空気をよまなきゃいけないのだとずっと思っていた。いや、たぶん今も思っている。 そんなふうに「空気のよめない私」をずっと気にして生きていると、

「正解」探しから抜け出す方法

いつも正解を、狙いすぎてはいないだろうか。 「こんなこと言ったら嫌がられるかな」「嫌われるかな」と、相手の気持ちがマイナスになってしまうことを想像して、なかなか行動に出れない。気持ちよく過ごしてほしいからこそ、自分が邪魔をしないように、どうか相手の気分を損ねないようにと無意識に行動してしまう。そして自分と似ている人にはなおさら、いつもよりもいっそう気を遣うようになる。だって、些細なことで落ち込んでしまうことをよく知っているから。 それが最近、ちょっとストレスだ。 嫌な思

思い込みが生み出す「自信をつけなきゃ」からの解放

こんなこと言って誰かを怒らせたらどうしよう、自分はいてもいなくてもいいのでは、放っておくとそんなふうに考えがちな頭の中を、「怒らせたら謝ればいい」「これは単なる妄想で、事実はわからないんだから考えなくていい」などこれまで学んできた考え方をフル活用し、思い込みの渦から逃れようともがいている。 なかでも思い込みのひとつに、「自分に自信をつけなきゃだめだ」があった。もっと自分に自信があれば、こんなに人の目を気にしなくてすむのにとか、怖がることなく発信ができるようになるのにとか、「

不安との戦い方について考えた

観光地で道行く人に「写真撮ってくれませんか」と言える人、言えない人。 困っていそうな知らない人に、「どうしましたか?」と言える人、言えない人。 その違いは、「今、この状況に必要なことを躊躇なくできる人かどうか」にあると考えている。間違いなく私は躊躇してしまうタイプで、間違っていたらどうしようとか、相手の機嫌を損ねてしまったらどうしようとか、いつもそんなことばかりを考えていた。 『運命の恋をかなえるスタンダール』の主人公も、まさにそんなタイプ。うまくいっているのに突然、「

「役に立つ」ために生きてるわけじゃない

noteのフォロワーさんが増えてきたころからだろうか、読んでくれる人に対して、「こんなことを伝えたら、みんなが喜んでくれるかもしれない」と考えるようになった。 それまでは、自分との戦いだった。いや、今も半分そうなのだけど、今までは半分以上が「自分のため」で、noteを書くのは自分の気持ちの整理だったり、励まされたり助けられたりした言葉を残しておくためのものだった。読み返した“私“が勇気づけられるものをひたすら書いていたのだ。 実際、去年のnoteや誰かがスキを押してくれた

「生きづらい世の中を、どう生きていくか」

「キツい登山をすると“早く家に帰りたい“と思うようになって、現実の辛さからちょっと解放されるらしいよ」 23時過ぎのリビングで、そんな話になった。ひどく些細なことでイライラしたり、気持ちが落ち着かなかったりするという同居人が、しきりに「山登りがしたい」と言っていたので、聞いてみた返事が冒頭の言葉だった。 旅行や温泉でリフレッシュもいいけれど、楽しい思いをすると辛い現実に帰りたくなくなってしまう。現実から離れて辛い思いをすることで、今の状況はまだ大丈夫、と思えるようになるの

目的でない「正解」に振り回される時

「仕事が出来る人と出来ない人はこういう行動が違う」という話は、雑談の中で自然に上がってくるトピックの1つだ。どういう仕事の仕方が良いか、逆に「この人ダメだ」と思ってしまう時はどういう時か。私が感じる時があるように、ほかの人も「出来る人出来ない人」のジャッジを下す時がある。 けれど誰かの仕事ぶりの話が出た時、「私はこの人に『仕事が出来ない人』認定されていないだろうか」と心配になってしまうことがしばしば起こる。 * 知らないうちに、誰かが定める"正解"に向かって動いてしまい