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不安との戦い方について考えた

観光地で道行く人に「写真撮ってくれませんか」と言える人、言えない人。

困っていそうな知らない人に、「どうしましたか?」と言える人、言えない人。


その違いは、「今、この状況に必要なことを躊躇なくできる人かどうか」にあると考えている。間違いなく私は躊躇してしまうタイプで、間違っていたらどうしようとか、相手の機嫌を損ねてしまったらどうしようとか、いつもそんなことばかりを考えていた。

『運命の恋をかなえるスタンダール』の主人公も、まさにそんなタイプ。うまくいっているのに突然、「この先不幸が待っていたらどうしよう」と考えて不安になってしまうタイプだ。“自分が傷つかないこと“を1番に考えすぎてしまっているからこそ、他人に対して働きかけができないし、傷つきそうな要素を見つけて勝手に不安になってしまう。

そんな本の中の女性を客観的に見れてようやく、「傷つかずに生きる方法はかなり難易度が高いし、そう生きると決めた時の副作用はめちゃくちゃキツいんだな」と気づくことができた。昨日のnoteでも書いたように、傷ついてしまった時の対応策をしっかり考えておけば、傷つくことに極度な恐れを感じなくてすむのかもしれない。

「何かを手に入れたいと強く願うからこそ、同時に手に入らなかったらどうしようという不安が生まれるのです。欲求と不安は、いわばコインの裏表のような存在ですから」

本の中にこんな文章がある。強く願うこと自体は悪くないと思うけれど、それを願うのは、自分の努力次第でなんとかなる部分だけでいい。誰からも好かれたいとか、嫌われないようにしたいとかは、自分の努力だけではなんとかならない、相手の気持ちに大きく左右されてしまうこと。だから強く望んでも、不安しか生まれない。

「自信とは、自分という人間に対して『本音で』どう評価しているかに左右されるものだからだ。では、どうすれば自信を持つことができるのか? そのための第一歩が『自分の魅力的な部分だけを意識する』ということなのだ」

私たちは自分が見たい側面からものごとを見ることができる。捉え方は人それぞれなんだから、「魅力のある自分」側面から自分を見つめて、認められる自分のポイントを増やしていくことが大事なのだろう。

去年の毎日note



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