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カナダ留学🇨🇦#2 社会人留学生のホームステイ体験談

今回は留学初日から約2ヶ月お世話になったホームステイについて記載します。
私にとってこんなに長い期間他者のお家にお世話になるということが初めてだったのでとてもドキドキました。結果的にとても良い方々にお世話になることが出来たので、ホームステイをするかどうか悩んでいる人にとって参考になればと思います。


1.私が持っているホームステイの印象

正直に言って色々なSNSで怖い体験をした方のお話も目にしたことがあるので、ホームステイに不安がありました。ですが日本にいる状態で部屋を契約するようなコネも考えも私には無かったので費用も考慮して食事2食込みのホームステイを学校への入学申請書と共に手配依頼しました。
情報収集すればするほどビジネスライクな方もいれば、日本人が想像するような家族のように受け入れてくれる方、本当に色々な方がいるので全然不安の解消にはなりませんでした。でも心構えは出来たように思います。
また私の友人に学生時代にホームステイをニュージーランドでしていた子がいましたが、そこは凄く神経質なご家庭で洗濯機は一緒に使って欲しくない(つまり手洗いして部屋干ししてねということ)、黒髪1本でも床に落ちていると怒られるという壮絶な体験をしていたので、ホームステイ先の資料を貰うまでドキドキしていました。

2.ホームステイ先が決まるまでの流れ

2023年5月
学校の入学申請と共にホームステイの手配依頼実施

私の場合はホームステイ先を学校が手配してくれました。エージェントを利用して留学する方の中には、エージェントが手配するパターンもあると思います。
 ↓
2023年9月
ホームステイ先の決定

家族構成、名前、生年月日などの情報、家の外観、内観の写真が付いたPDF資料が送られてきました。かなり直前まで連絡がなかったのですが、それが普通と聞いていたのでひたすらに待っていました。

名前からフィリピン系の人種の方だと分かり、6人家族で私と1個違いの娘さんのお婿さん以外は全て女性のご家庭で、セクハラ被害なども昨今ある中で女性が多いという情報に少し安心しました。また3歳と5歳の娘さんもいるので、お土産は小さな子でも食べられるもの、カラフルなものにしました。

3.実際ホームステイどうだったか

結果的にとても良かったです。
到着した日は、ご家族が友達とバーベキューしていたので庭から私が見えたら、やっときたね〜と出迎えてくれて、とんでもなく重い荷物も娘婿さんが手伝ってくれて本当に大感謝でした。
到着して早速お腹空いてるならバーベキューの肉、エビ、野菜やライスもあるからご飯食べよってお声掛けいただき最初から満腹ご飯食べました。お米最高。
学校のスケジュールについて質問を受けたり、家の設備について説明を受けたり、ご飯についても2食付きの契約でしたがバンクーバーは物価が高いから3食ご飯食べて良いからねと言われ、大変良くしていただきました。学校で出来た友達にも聞きましたが、フィリピン系のご家庭だと3食食べなと言ってくれる人が他にもいました。お国柄でしょうか?
ただ、こちらのご家庭の大人、ホストマザー、娘さん、娘婿さんは全員働いてます。なので基本みんなで家事やるタイプでご飯も時間ある時に各自食べなさい、という方針でした。「Help yourself」初日に言われました。
朝はパントリーにいろんな種類のシリアルが買い置きしてるので、シリアルを食べてもいいし、パンも買い置きしてあるので、パンをトーストして食べても良い。昼はパンでサンドイッチを作って学校に持って行きました。バターやチーズやジャムは好きに使っていいけど、ハムとか欲しい場合は自分で買ってました。
夜は仕事に行く前に誰かが作った料理、または休みだった人、早めに帰ってきた人が作っていたのでそれを食べてました。ホストファミリーがどこか出掛けてる時は、ミールプレートのようなものを作ってくれて冷蔵庫に入れてくれてました。本当に何も無い時はカップ麺でしたが、たまにそんな日もあって良いと思う派なので気にしていませんでした。それに日本のカップ麺を食べれるの少し嬉しかったです。
時々マザーのお友達がご飯作りに来てたりして、子供達の世話に加えてご飯作って帰っていく、みたいな感じで助け合って生きているのを実感しました。お恐らくこれはフィリピン系のご家庭あるあるかも?休日は知らない人が割と家にいがちですよね。家族は6人ですけど、マザーのお友達5人くらいにもお世話になったと思います。みんな良い人でした。
ホテル勤務をしているようで、シフトによって時間がバラバラなのでホストマザーが23時頃に帰ってくることもよくあり、後々に退去の時に「私が仕事であまりお世話できなくてごめんね」と言われました。でも大人ですし、自分のことは自分で出来ますし、これ以上お世話されるとお客さん扱いだと思うので、全然気にしていませんでした。家に居る時は一緒にご飯食べる程度のこの距離感がとても良かったです。
他のご家庭だと、休みの日にどこどこへホストファミリーに連れて行ってもらった等のお話も聞きましたが、そういったイベントは前述の通り皆さん忙しいのでありませんでした。それに3歳と5歳のお子さんに付き合って皆さん大変そうでした。子供達とは生活リズム的に学校から帰ってからしか私は会うことが無かったですが、ちょっとした会話が全部可愛くて、帰ったら部屋まで話しながら付いてくるけど絶対中には入らない賢い子たちでした。
お風呂についてもルールはなく、いつでも好きな時に入っていいよ。と言われ日本人的に大変有り難かった。洗濯も特にルールはありませんでしたが、1人分の量なので1週間に1回使わせて貰いました。

次のシェアハウスに移動する時に、荷物がたくさんあるから車で送っていくよっと言ってくれて雨季だったので、お言葉に甘えて新居に送ってもらいました。
風邪引いて声が出なくなった時も、熱あるならこの薬飲みなと薬をくれたりして優しい方達でした。最初から最後までお世話になり、特に嫌な思いせずに過ごせました。有り難かったです。

4.私が感じたメリット/デメリット

・メリット
生活費を抑えられた。(外食をしない場合に限ります)
ホームステイの場所がZone1だったので交通費が抑えられた。(Zone2、Zone3の人もいたのでラッキーでした)
買い物する場所、危ない場所、バスの乗り方等を教えてもらえた。

・デメリット
小さい子供がいる家庭は叫び声、兄弟喧嘩の声、泣き声、走り回る足音などで部屋で集中して勉強するのが難しい。(私は図書館に通い詰めてました)
平日休日時間帯関係なく、ご家族以外が家にいることが想像以上に多くて慣れるまで少し心構えが必要でした。(話し声が気になる人は寝る時に気になると思います)
食が合わない場合に食事がつらい(食事に野菜、特に生野菜がない。飲み物が基本的にコーラ、フルーツジュース、牛乳しか選択肢がない。)

正直学校でいろんな人に話を聞くと色々とんでもない話もあるので、私が挙げたデメリットはそれほどでも無いと思います。食事についてデメリットに含めましたが、お米が食べられれば自分の持ってきた味噌汁と一緒に食べられましたし、飲み物も水が欲しいと要望を伝えれば応えてもらえましたので、野菜しか気になりませんでした。栄養の観点以外にも味の濃さや脂っこさをダイレクトに感じたので野菜の必要性を感じました。
私としては一番気にしていた清潔度、衛生観念がそれほど私と乖離がなかったこと、加えてペットがいなかったのは助かりました。本当に私は運が良かったんだと思っています。

5.困ったことがあった場合にどうするのか

最後に困ったことがあった時の対応について記載します。
不安なこと、困ったことがホームステイ先で起こった時は、遠慮せずに学校、または手配したエージェントに相談をすぐにしてください。私の場合は学校手配なので、相談先は学校です。特にお金関連のトラブルの場合(設備を壊したと言い掛かりを付けられたり、実際に壊してしまった等)は、速やかに相談して、自分で解決しようとはしない。これは鉄則です。
そして相手から何を言われているかわからない場合はうやむやにせずに、聞き返す、自分が理解できてないことを示す。なんとなくごめんなさいと謝ったり、Yesと返事するのは良くない状況に繋がる可能性があります。
また土日の学校が無い時、エージェントが休みの日に何かあった時、相談できる友達やSNSのコミュニティを作っておくと良いと思います。特にSNSのコミュニティは自分よりも長くカナダに滞在している方も多いので、自分がどれだけ危険な状況に陥っているのか分からない場合にカナダの常識目線で教えて頂けることもあります。

以上、私のホームステイ体験談でした。
山あり谷ありの事件は無かったので、良いことしか書いてないように思われると思いますが、本当に穏やかに何も起こらず過ごせたので、この内容が嘘偽りなく事実です。ちなみに費用は2ヶ月で2,280CAD(約25万円)でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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