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江戸川Qの『ドローンを追う』#12

 少し春めくような暖かさを雨の中、感じています。春はまだ遠いのですが、でも旧暦では「新春」です。中国は旧暦ですから今は「春節」な訳です。
 暦は大事です。日本文学の古典は現在の暦とは大きく違うわけですから、そうしたところを踏まえて古今、新古今和歌集などを詠まないと、全く季節感が異なりますのでその辺りは注意が必要ですね。
 さて記事を取り上げます。

 物流面でのドローンの記事ですね。佐川急便の取り組みです。佐川さんといえばどちらかというと、宅配物、商業貨物の配送、こちらの両面がほぼ同じぐらい強いというイメージがありますね。
 さて内容を読むと使用機体(イームズロボティクス製「LAB6150」;最大ペイロード10kg)を利用しています。となると運送する重さは10kg中で機体ユニット下に荷物を吊るして輸送ですね。
 飛行ルートが写真付きで出ていましたが、以前にも書いた通り、河川を飛行することになりそうです。
 やはり、現在のところは河川という国土交通省が管轄するエリアを飛行することになるのでしょうね。直線で行ければ早いと思いますが、電波、鳥獣等、なかなか上手くいかないことがあるのでしょうね。
 唯、このルートを見れば

「車の方が早いやろう」

 と思う方が多い筈です。
 しかしながら考えて頂きたいのは物流24年問題により、これから労働人口が減少するというとです。
 最近ではロボットが街中を輸送するニュースを見られたと思います。リアルな話として、もう日本の労働人口の限界はそこまで来ています。なので短い距離でもその労働不足を補う為にドローンは必要とされている価値があるのです。
 あと思ったのはこの飛行ルートがAIできちんと管理されて、正確な緯度と高度で飛行されるのかな?ということですね。まぁ多分大丈夫だとは思いますが。それならばドローン輸送に人手を必要としなくなりますからね。
 では今日は冒頭に旧暦の話を新春の話をしました。ですので最後に新古今和歌集の選者、藤原定家の歌を一首添えて終わります。 

春の夜の夢の浮橋とだえして峰に別るる横雲の空
 
 ドローンの新春、いつの春の世に浮かぶことでしょうね。

文:江戸川Q
 


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