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ジョン王 大阪前楽 ソワレ

昂りまくってるので、小刻み睡眠しか取れないままで、5時過ぎからスパに行って、貸切でジャグジー。

朝ごはんは、大阪にいるのに九州の食材のものたち。中津の唐揚げ、竹田市のごはん、明太子、宮崎のチキン南蛮、筑前煮などなど。

サラダが食べたくてもりもりいただいていたら、ピッとドレッシングが3つの点になってスカートに撥ねてしまった。これ、今日ソワレに着ていく服なのに!

店員さんにお願いして、お手拭きに少し中性洗剤垂らしてもらって、トントン染み抜きを応急処置で頑張ってはみたんだけど、そのあと部屋に帰ってさらに石鹸でトントンしたのがよくなかったのか、乾いたらまさかの輪ジミに。

これって、「ジョン王」に出てきてた台詞と同じ状況だ😂 破れたところを繕ったら、繕う前よりも却って目立ってしまって、意味がないどころか、悪影響及ぼしちゃった、ってやつ。
シェイクスピア、やるなあ、、いま、令和よ?2023年よ?1000年近く前の人間たちも、余計なこと、たくさんやらかしてきたんだろうなあ。。

撥ねたのは、この胡麻ドレΣ(-᷅_-᷄๑)

待ち合わせまで時間があるので、12時まで『侍女の物語』を読み進めたり、転寝したり。
あー💗遊ぶと休む以外に、何もしなくていいって、幸せ。

待ち合わせは分かりやすい場所で、ってことで二転三転してグランフロントになった。とりあえずコインロッカーに荷物預けて、、って考えていたんだけど、その考えが甘かったことを、私は再三再四、骨の髄まで思い知らされることとなる。

大阪駅の桜橋口から地下鉄まで往復したけれど、空きなしの表示ばかり!こんなにも!たくさんの!コインロッカーが並べられているにも関わらず!どいつもこいつも表示がオレンジになってて、ただの邪魔な箱状態。

諦めて荷物を持ったまま表示を頼りにグランフロントに向かおうとするも、、ひとっっっっつも表示がない。嘘でしょう?あんなに耳にする有名どころのはずなのに。慌ててスマホで方向を確認して、待ち合わせ時間ぎりぎりに到着。真冬の2月にヒートテックも着てないのに、コートの下の下でこんなにも汗だくなひと、わたしくらいのものだと思う。

待ち合わせ場所に佇んでた妹は、姉の欲目なしにキレイで目立ってた✨すっとしてて。夏に会う予定が流れてしまったので、約1年ぶりの再会。カフェでランチして、劇場の近くでお茶して、いざ!梅田芸術劇場へ。

今日のお席は下手側の2列目。今回取ったチケットの中で、最も神席だった。

序盤も序盤のところで、フィリップがサーリチャードになってすぐのところで、「メアリーをわざとエリザベスと呼んでやろう。」の台詞、しっかりとわたしの目(だけ)を見て、言ってくれていた。(断定)そうにちがいない。(推定)

その威力が凄すぎて、余韻と残像に支配されて、数分間は台詞が頭に入ってこなかった。もったいないけど、不可抗力。

大阪公演は、東京公演とは、やはり大きく違っていた。

まず殺陣の時に、カッカッカッカッカ、と剣を合わせたあと、お互いに静止して睨み合うような間をしっかり取るようになって、見せ場がより見せ場として完成されてきていた。歌舞伎のようだと思ったけれど、詳しいお友達は、歌舞伎だけじゃなくて、新⭐︎感線(やあともうひとつ何か)に似てる、と話していた。

殺陣の音もより一層烈しくなっていたので、かなりの力で打ち合っているのだと思われる。

イギリス軍とフランス軍が対峙するところでの、水かけ合戦、煽り合戦も大ぶりになっていた。

この日いちばんの驚きは、コンスタンスのジョン王への飛び蹴り!体の真横に足が伸びて、かなりの高い位置でのジャストミート。鋼太郎さんも、素で驚きすぎて、目がぱちくり、ってなってたし、あまりにきれいに入ったので、ご高齢←の鋼太郎さんの腰とか大丈夫だったのか、心配になるレベルだった。

鋼太郎さんのジョン王は、ヒューバートの努くんの頬を、パァぁぁぁぁぁぁンってはたくところがあって、努くんも素みたいに「いったあ!」ってやってた。

ベルトをおもむろに外して、ムチのようにしならせて、たたくところも。努くんの受け方の動作や表情がうまいから、思わずこちらも笑ってしまう、のだけれど、、、、、、、


鋼太郎さんは自由すぎて、リチャードが坊主どもからお金を集めるというか巻き上げに行こうとするのに、赤のパーカーの袖を引っ張って、行かせないようにしてるのも、アドリブなのか演出変更なのか、、

いずれにせよ、シェイクスピアの舞台上で、鋼太郎さんと旬くんが、互いを認め、労うかのように抱き合って、いい顔で互いをぐっとみつめるシーンは、何度観ても胸が熱くなる。

ジョン王にヒューバートが忖度させられる上手のシーンでは、その意を汲み取ったヒューバートに、鋼太郎さんから熱すぎる口づけが与えられる。その時の、まあ努くんの表情と口許を拭う所作が、またおもしろい。舞台上の努くんは、本当に、そこに「いる」のがうまい。

満足して妹の家に着いたら、すでに甥っ子は寝室にいたようで、その日に会えなくて残念だった。後で聞いたところによると、帰宅には気付いていたようで、寝室のドアを開けて、来てくれるんじゃないかと、待ち構えていてくれていたらしい。愛おしい、、、✨そんなことなら、ドアの隙間から白い紙にメッセージを暗号のようにして書いて差し込めばよかった、、ご期待に添えず、申し訳ないことをした。

夕食をきちんと取っていなくて空腹のままだったが、妹のだんなさんが、お蕎麦を用意してくれていた✨美味しい御汁で、ココロも満たされてゆく。結局3人で夜中過ぎまで喋り倒した。世代が同じだし、ローカルネタや読書家つながりもあって、本当に翌日のマチネに障るのを忘れてしまうほどに楽しい夜になった。

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