マガジンのカバー画像

ベイビーからアダルトにステップアップしました

25
ベイビーステップ第453回「再会」からの二次創作です。 主人公・丸尾栄一郎とヒロイン・鷹崎奈津は、ついに結ばれるのですが、少年マンガ雑誌という性格上、そのシーンはカットされていま…
運営しているクリエイター

#小説

ベイビーからアダルトにステップアップしました

第24回 ずっと一緒だからね−3 この攻撃は、エーちゃんが経験したことのない快感をもたらしたみたいだ。 「ちょ、ちょ、ちょっと、なっちゃん、気持ちよすぎるよ」 彼は身もだえ、大声を出した。 ワタシはニヤッと笑うと 「もっともっと、エーちゃんを気持ちよくさせてあげるよ」 といい、彼の全身をくまなく愛撫する。 そしてイチモツに息を吹きかけ、舌で転がし、足にも執拗に攻撃を繰り返す。 すると彼は、快楽と苦痛が入り交じった表情を浮かべはじめる。身をくねらせて 「ウォ────!!!

ベイビーからアダルトにステップアップしました

第17回 第3セット開始! ワタシと彼の間で交わした2回の交わりは、いずれもワタシの完敗に終わった。 どちらも、ワタシは彼のテクニックに翻弄され、そしてあられもない醜態をさらした。あの屈辱は、そう簡単に忘れるものではない。 どうしたらワタシは、彼から主導権を取り戻せるのか? そんなことを考えながら、ワタシはヤツの隣で歩いていた。 私たちが向かった部屋は、ホームステイ先のお子さんが、この家から独立するまで使っていた部屋である。主のいない現在は、ベッドと小さなタンスが一つあ

ベイビーからアダルトにステップアップしました #15

第15回 第2セット開始@ベッドルーム エーちゃんに寄りかかって手を握っているうちに、汗で濡れていたからだが、冷えているのに気がついた。 まずい。このままではエーちゃんに風邪をひかせてしまう。 エーちゃんに視線を向けると、彼も同じことを考えていたのだろう。 「エーちゃ……」 「なっちゃ……」 ワタシとエーちゃんは全く同じタイミングで声を出し、そして大声で笑った。 彼の屈託のない笑顔を見て、ワタシはほっこりとした気分になった。 愛する人の笑顔が、こんなに気分を楽にさせるなん

ベイビーからアダルトにステップアップしました #14

第14回 一つになったよろこび 「うんぐっ!!ぐっ!ぐっ!ぐっ!」 身体の一番深いところで感じる逞しい衝撃に、私は歯を食いしばって耐えた。 「押しては引く」だけだったエーちゃんの腰は、リズムを変えて多彩に動き、さらにテニスコートでのラリーのごとく強弱の変化も繰り出す。 するとどうだろう。あんなに痛かった痛みはいずこかへと消え、身体の芯からじわり、じわりと快楽の泉が湧いて出るようになった。好きな人とこんなことをすることが、こんなに気持ちのいいことだなんて! 口からでる言葉もい

ベイビーからアダルトにステップアップしました #13

第13回 鷹崎奈津、オンナになる アイツがこっちに来る日から逆算して、ワタシはピルを服用している。副作用として頭痛、吐き気、倦怠感などがあると言われているが、私の場合は、これといった副作用が出なかったのはありがたかった。 付き合いの長いカップルの避妊方法は、ほとんどがピルの服用である。 ワタシがピルを服用していたのは、彼との付き合いが長く、人となりを理解しているからだが、産婦人科医以外での入手が困難な日本での避妊手段は、ほぼコンドームである。 しかもこちらでは、女子が相手

ベイビーからアダルトにステップアップしました #12

第12回 なんてKYな野郎なの「あなたの彼氏は、ひょっとしてゲイなの? それとも不能なの?」 「4年間も付き合っていて、未だにセックスがないこと自体信じられない」 「学内にはステキ男が一杯いるのに、なんでそいつにこだわっているの?」 頭の中で、クラスメートたちの声がぐるぐると回っている。 「ナツ、がんばりなさい」 ホームステイ先のパパとママの励ましの声が、ワタシの頭の中で虚しく響く。 以前から人の気持ちにニブいところがあるとは思っていたけど、ここまでとは! 異国、そしてこの家

ベイビーからアダルトにステップアップしました

#1 鷹崎奈津との再会「じゃあ来年の夏、アトランタで会いたいな……」 なっちゃんがアトランタに行くとき、僕にそう話してくれた。 あれから1年が経った。 下部大会で着実にポイントをゲットし、世界ランキングで300位を切ったことで、ATP250への参加資格を得た。 本当は本戦から出たかっ たけど、世界は甘くない。なっちゃんも、こんな環境で世界を目指しているんだろうか。 さすがはATP250だ。これまでとは何もかも違う。 下位ツアーはホテルの手配から交通機関の確保まで、何から何まで

ベイビーからアダルトにステップアップしました

#2 鷹崎奈津の「心の準備」 いや正確に言うと、彼女が僕の背中に押しつけたのは身体全体ではない。 上半身にある、女性特有のものだった。 最初は軽く、そして二度目にはやや強く、彼女はそれを僕の背中に押しつけてきた。 それは想像以上に暖かく、柔らかく、この上なくやさしい感触だった。 彼女はご自慢のものを僕に押しつけながら、口から出る吐息は次第に荒く、そして激しくなっていった。 「なななな…………なっちゃん!?」 慌てて後ろを振り返ると、彼女の視線はどこか宙をさまよっているように感

ベイビーからアダルトにステップアップしました

#3 身も心も一つになる 神聖な場所にいた僕の手は、ゆっくりと愛撫をはじめた。 上、下、横、そして丸い丘の上にある、固く屹立した部分に。 やさしく、強く。おそく、はやく、そしてじれったいほどゆっくりと。 僕はリズムを変え、彼女の大きくて柔らかく、そして重くて丸い2つの丘を、愛情をこめて愛撫する。 僕が彼女の豊かな果実を愛撫している間、彼女も僕の身体全体を愛撫している。 気がつくと、なっちゃんのの柔らかい肌は汗まみれになっていた。 そして僕の身体からも、汗がじんわりと滲み出てい

ベイビーからアダルトにステップアップしました

第8回 将来に向かってステップアップ! ハイハイと、僕はベッドの上で仰向けになると、彼女はあっという間に僕にまたがった。 そして、以前にも増して強い力で僕を攻め立てる。 遅く。 速く。 弱く。 強く。 右。 左。 上。 下。 そして斜めに。 彼女が動くたびに、大きく、柔らかく、暖かく、そして形のいい乳房がユサユサと揺れ、プルプルと動く。 やがて僕は、彼女ご自慢の果実に、集中攻撃を加えはじめた。 乳房の下部を軽く触り、強く触り、指ではじく。 下部の次には側部を、そして最後に

ベイビーからアダルトにステップアップしました #9

第9回 アイツがやってくる前に(前編) ATPツアー250・アトランタ大会本戦会場。 メインコートの観客席は、異様な熱気に包まれている。 「Hang In There (頑張れ)マルオ!! Hang In Thereマルオ!!」 「Hang In There Japanese!!」 という声援がこだまする。 彼がボールを打ち返し、ショットやボレーを相手コートに突き刺すたびに、スタンドから は一斉にどよめきと拍手が沸き起こる。 そのざわめきが大きくなったのは、チェンジコート

ベイビーからアダルトにステップアップしました #11

#11 後は心の準備とか 「ピンポーン」 午後7時前、玄関の呼び鈴が鳴った。 どうやら、あいつは無事に着いたようだ。 ワタシは喜色満面の表情で、玄関のドアを開ける。 そこには、4年間ずっとワタシを支え続けてくれたヤツが、嬉しそうな顔をしている。 「なっちゃん久しぶり! 会いたかったよ」 「うん。私もだよ」 ワタシはそういうなり、思い切り抱きしめた ……というのは正確ではない。 実際は抱きしめるふりをして、ワタシはこの一年間で成長した乳房を、思い切り彼に押しつけた。 さすがに