ベイビーからアダルトにステップアップしました

第24回 ずっと一緒だからね−3

この攻撃は、エーちゃんが経験したことのない快感をもたらしたみたいだ。
「ちょ、ちょ、ちょっと、なっちゃん、気持ちよすぎるよ」
彼は身もだえ、大声を出した。
ワタシはニヤッと笑うと
「もっともっと、エーちゃんを気持ちよくさせてあげるよ」
といい、彼の全身をくまなく愛撫する。
そしてイチモツに息を吹きかけ、舌で転がし、足にも執拗に攻撃を繰り返す。
すると彼は、快楽と苦痛が入り交じった表情を浮かべはじめる。身をくねらせて
「ウォ────!!! 気持ちよすぎるよ!!! なっちゃんやめて─────────!!!!」
と、大声を上げた。
ああ面白い。
人が快楽に身をくねらせて、困惑した表情を浮かべるのを見るのが、こんなに楽しいものだと、ワタシはこの時初めて知った。
よーし、そうとわかったら、どんどん攻撃してあげよう。
今までされたお返しだ。
「だ────め!!」
と、ワタシは彼の懇願を即座に却下した。
「エーちゃんは、さんざん私に気持ちいいことをしてきたじゃない! おかげで私は、こんなに淫らな女になっちゃったんだよ! だから今度は、そのお返し! 私がエーちゃんを気持ちよくさせるの!!」
というと、太く固くなった彼のイチモツを、ワタシの深いところにねじ込んだ。
彼のイチモツを太ももで強く挟んでは緩め、緩めては強く挟むと言うことを繰り返しながら、ワタシは前後左右、上下、斜めに動き、時に左右への回転を交えつつ、気のむくままに腰を自在に動かし、彼を新たな快楽の泉に誘った。
「グッ! グッ! ウッ! ウッ! ハッ! ハッ!」
「ア────ッ! ア────ッ! ハ────ッ! ハ────ッ!」
2人の荒い息づかいとあえぎ声が部屋の中で共鳴し、それが2人の欲情に火を注いだ。
「な、な、なっちゃ────ん!!! やめて、やめて、やめてくれ────!!!」
エーちゃんは両手をばたつかせて絶叫する。
だがその表情を見る限り、まだまだ彼はいけそうである。
よしこうなったら、搾り取るだけ搾り取ってやるとするか。
アイツの明日の練習に差し障りが出たところで、ワタシの知ったこっちゃない。
ますます調子に乗って
「い────や────よ────!!」
とワタシは叫び、一層激しく腰を動かす。
もう少しで気持ちよくなれる…………エーちゃんに勝てる…………
そう思ったワタシだったが…………甘かった。
「なっちゃん、いい加減にしてくれ!!」
エーちゃんはそう叫ぶと、両手でワタシの乳房を愛撫しはじめた。
片手で揉みしだき、もう片手はソフトタッチだ。今度はワタシが苦悶の表情を浮かべる。
「い、い、いや………………エーちゃん………………やめ、やめ、やめて………………」
せっかくワタシに有利な状況で事が運んでいたのに、状況はあっという間にひっくり返った。どうやら彼の征服欲は、並みの男性の比ではないらしい。
一瞬の隙を突かれ、ワタシはエーちゃんにひっくり返された。
彼はワタシをベッドに組み敷くと、一気にワタシの上に乗っかる。
自分のイチモツを素早きぬき、ワタシの片足を自分の肩にかけると、素早くワタシの一番深いところに突入した。
そしてワタシの中を突きまくり、ありとあらゆる方向に揺さぶり、自分の気が済むまで中をぐちゃぐちゃにかき回す。
今度は、ワタシが絶叫する番だった。
「バカ───────────────────────────────────!!!」
「ヤメテ、ヤメテ、ヤメテヨ──────────────────────!!!」
しかし、ワタシのお願いはエーちゃんに無視された。
彼は私をグイグイと突き、ブルンブルンと揺さぶり、グチャグチャに引っかき回す。
しかしエーちゃんはそれだけでは気が済まなかったようで、上に向けていたワタシの足をベッドにつけると、今度は反対の足を高々と突き上げ、先ほどと同じ行為を続けた。
右足を自分の肩にかけ、突き、揺さぶり、かき回す。
左足を自分の肩にかけ、突き、揺さぶり、かき回す。
こうなると、圧倒的にワタシの方が不利だ。意味不明なわめき声を上げ、両手を必死に上下にばたつかせ、頭を左右に振ったこと以外は記憶にない。
やっとエーちゃんは肩にかけていた足を下げる。
だがそれもつかの間、今度は正常位で突撃し、ワタシの中を引っかき回す。
ワタシは顔を真っ赤にして懇願する。
「ウ………………ウ………………ウ………………モウ………………ダメ………………」
「許してよ………………エーちゃん………………死んじゃう………………」
「あたし………………しんじゃうんだからね………………お……ね……が……い……」
だんだん息が苦しくなってきた。死にそうになったのは本当だ。
そのくらい、ワタシは彼がもたらす快楽の世界にどっぷりとつかっていた。
だがエーちゃんは無情にも、ワタシの耳元で
「今度は、許してあげないよ」
と笑いながら、ワタシを冷たく突き放した。そればかりか
「歯を食いしばったら、もっともっと気持ちよくなるよ」
などと、ヌケヌケと言い放った。
えーい、こうなりゃヤケだ!
彼の言葉を合図に、2人の間で最終決戦が始まった。
最後の力を振り絞り、ワタシの身体に最終攻勢をかけるエーちゃん。
ワタシはワタシは歯を食いしばり、目を見開いてエーちゃんに視線を向ける。
「ウ………………ウ………………ウ………………ウ………………ウ………………」
「ア………………ア………………ア………………ア………………ア………………」
ワタシも残る力を振り絞り、彼の攻撃を耐えしのごうと必死だ。
しかし口から出るあえぎ声を堪えることは、どうしてもできなくなっていた時点で、この勝負は先が見えていたのかもしれない。
気がつくとワタシは身体をエビ反りにし、頭を左右に振っていた。
勝負なんかどうなってもいい。
今はとにかく、エーちゃんとつながっていたい。
ワタシはそう思っていたのか、両手で彼の背中を掴んだ。
イヤ、掴んだのではない。爪を立てたのだ、というのが正解かも知れない。
彼の口から
「ウグッ」
という声が出る。
その様子から見る限り、これはかなり効果的な手段のようだと判断したワタシは、彼の背中のあちこちに爪を立ててみた。
爪を立てるたびに、エーちゃんの口からうめき声が出る。
ひょっとしたら…………という気持ちが、ワタシの頭の中でもたげる。
しかし、それもムダな抵抗だった。
ワタシが爪を立てればたてるほど、彼の攻撃は勢いを増していく。
エーちゃんはワタシの深いところをズンズンと突き立て、かき回した。
そのたびに、ワタシの身体に衝撃が走る。
「アッ…………アッ…………アア─────────────────────!!!」
こうなると、もう時間の問題だ。
そう判断したエーちゃんは、最後の仕上げに取りかかる。
彼の最後の突撃をしのぐ手段は、ワタシには残されていなかった。
「イッ…………イッ…………イッ…………イ────────────────ッ!!!」
そして、またやってきたあの瞬間。
「イッチャウ────────ッ!!!ワタシ、イッチャウ────────ッ!!!」
と叫び…………そのまま、意識が遠のいていった…………。

彼との2回目の後、ワタシはいつの間にか眠りこくっていたらしい。
目が覚めると、時計の針は深夜0時をまわった。
ワタシとエーちゃんは向かい合っていたが、彼はすっかり熟睡モードになっている。
お互いの身体は、まだ湿っぽい。
このままでは、エーちゃんに風邪をひかせてしまうと判断したワタシは、空調のスイッチを切ると、彼の身体を拭き、毛布を掛けてあげた。
そしてワタシはシャワー室で、先ほどの交わりですっかり汗みどろになった身体をきれいに洗った。
身体を拭いて電源を消しベッドに横たわると、ワタシも寝入ってしまった。

目が覚めたのは、朝の7時半過ぎ。
エーちゃんも同じ時間に目が覚めたらしく、ワタシをじっと凝視している。
「おはよう。目が覚めた?」
ワタシは微笑みながら、エーちゃんに微笑みかけ
「エーちゃんの身体を拭いて、毛布を掛けてあげたんだからね」
といった。
彼はそれに感謝したようで
「ありがとう」
といったが、直後にワタシの顔を自分の顔にすり寄せて
「夕べの燃えっぷり…………スゴかったね」
とのたまわった。

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