みかんの白いの取らずに食べてみた
私は幼い頃からみかんの白い部分を取ることが好きだった
決して白い部分が苦手とかそういうことではなくて取るという行動が好きだった
みかんとの勝負をしている気でいた
白いのを取る時に破れてしまっては私の負け
白いのが全然取れなくても私の負け
今までの勝敗はみかんが8割勝利というところ
全然勝てない
勝てないのに勝負を臨む
勝負をしているけれど私は白いのを取る時の少し『無』になれるあの感じが好きでもある
小さな頃、みかんの白いのが綺麗に取れてすごく嬉しくて母ちゃんに割ってあげたら「ぬっる」と言われてどれだけみかんに触れていたかが物語った
でも母ちゃんはあげたみかんを全部食べてくれた
嬉しかった
考えたら嫌だよね、ぬるいみかんって。笑
いつも自分で食べる時は長い闘いの勝敗が着いてから食べるから味わうとかなくて気づかなかったなーって
そんな私が今日みかんと7戦した後にふと思った
「白いの取らないで食べてみよかな」
理由は分からないけど食べる時はドキドキと緊張した
どんな味がするだろうか、今まで白いの取り続けた私の闘いを休戦していいのだろうか、と。
そして1口
ーーーーー、、みかんの味が薄くなった、、か?
くらいの感想だった
当たり前に衝撃的な何かは無い
私は決めた
闘いを再開しようと(白いのが好みでは無かっただけ)
明日はなんだか勝てる気がする
なんだか
それではまた