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【特別じゃないあそび】好きなもの何でも〈つるしびな〉

季節の行事は、子どもたちに伝えていきたいし、一緒に経験していきたい、と思っている人は多いことと思います。
私も、季節の行事は、自分たちなりの楽しみ方で、うまく取り入れていければいいよね、と考えています。

さて。3月の季節の行事と言えば桃の節句。歴史を紐解けば、必ずしも女の子だけの行事という訳でもないのですよね。
そこで、春の訪れを感じるこの時期に、男女関係なく楽しめる「季節の飾り」として、「つるしびな」を作ろうと思います。

「つるしびな」とは?

「つるしびな」は、小さなお人形たちを吊るして仕立てた飾りです。子どもの幸せを願って、大人たちが小さなお人形を少しずつ作って持ちより、作られるようになったそうです。

1つ1つのお人形に、幸せへの願いの込められた「意味」があるようです。

今回、「つるしびな」については、下記のサイトを参考にしました。

こちらのサイトでは、1つ1つの細工物の意味や由来の解説も載っているのですが、まぁ種類のたくさんあること!
そして、「いちご」や「三色だんご」など、なんだか今っぽいモチーフの細工物もあることに気づきました。

ならば、「つるしびな」風、ということで、子どもたちが、自分の好きなものを作ったり、お父さんお母さんが我が子の好きなものを作ったりして、ぜーんぶ吊るしてみたら、自分の好きなものづくしの、嬉しいお飾りができるんじゃないかしら。

作っちゃいましょう!

色画用紙で作る

一番簡単に作れる材料は、色画用紙です。色画用紙を好きな形に切って、お飾りを作りましょう。

①色画用紙を切って、飾りを作る。

和風の飾りだと、お花(もも・つばき・さくら・あそがお などなど)、ひしもち、松、ひょうたん、きんぎょ、うさぎ・・・などなどでしょうか。おひな様を加えてもいいかもしれません。

それ以外にお子さんの好きなものも、どんどん作っちゃいましょう!電車や車、きょうりゅう、虫、ハート、星、動物・・・などなど。

②吊るす順番を決める

飾りができたら、吊るす順番を決めましょう。色や大きさなどのバランスを見ながら、並べて決めるといいですね。

販売されている「つるしびな」は5連や7連(5本や7本で1セット)のものが多いみたいです。日本では、奇数の方が縁起が良いとされているので、そういう意味もあるかもしれませんね。
でも、本数は気にしないで、できた飾りの数に応じて決めていきましょう。

飾りの数が少ない場合は、ピンクや黄緑などのマルを作って、飾りとマルを交互に飾ってもいいですね。

③紐やリボンに貼る。

順番が決まったら、紐やリボンに貼ります。

壁沿いに飾り付ける場合は、裏からセロテープでペタッとはれば、OKです。手軽にね。

分かりやすいように色付きのテープを使っていますが、セロテープならば、こんなに目立ちません

窓辺や和室の入り口など、裏も見えるようなところに飾る場合は、裏側にセロテープが見えない方が見映えがいいですね。
その場合は、下記のような手順で貼るときれいにできます。
 (1)飾りと同じ形に色画用紙を切って「裏面」を作る。

作った「飾り」を型紙にするとぴったりの形になります

 (2)セロテープを使って、「裏面」と紐を貼る。

 (3)両面テープ/のり/ボンドなどを使って、裏面と飾りを貼り合わせる。

重なっていることが分かるように、わざと少しずらしています。

④部屋に飾る

紐が1本の場合は、S字フックなどの先に結んで、S字フックを好きなところに引っ掛けると飾りやすいと思います。

3本や5本の場合は、マスキングテープなどで、ハンガーに貼るのもいいですよ。

フェルトで作る

色画用紙で作るのと同じように、フェルトで作ることもできます。売っているつるしびなは、ちりめんで作っているものが多く、立体的ですが、フェルトの場合は色画用紙と同じように、絵を描くようなイメージで形を切っていくと作りやすいですよ。

同じモチーフでも、色画用紙とは質感が違って、それもまたかわいいですね。模様が重なる部分は、木工用ボンドや、手芸用ボンドを使っています。紐に付ける時は、裏面用のフェルトを切って、両面からボンドでぺたり、と貼ればOK。針も糸も必要ないです。

*  *  *

いかがでしたか。
好きなものを何でも吊るしちゃう「つるしびな」。ぜひ、自由な発想で、自分たち親子だけの季節の飾りを楽しんでみてくださいね。

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