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キッチンの掃除どうしてる?「キッチンリセット」についてアンケート調査&徹底分析!

こんにちは、見える化エンジン情報調査部です。

3月も後半。春へと向かい始める中で、新生活も目前に迫ってきました。
新生活が始まれば、次にしなければならないこととして、立ちはだかるのが掃除や料理。

「片付けまでが料理」とはよく言ったものですが、心機一転、毎日使うキッチンくらいはきれいを保ちたい…と考えている方も多いのではないでしょうか?

今回は、見える化エンジン(※1)を使って、台所周りのお掃除習慣、所謂「キッチンリセット」に関する皆さんのお悩みごとと、解決するための一工夫をアンケートで収集(※2)し、分析・調査してみました。

※1 見える化エンジンは、テキストマイニングの技術によりTwitterなどのSNSや様々なテキストデータを収集、分析、視覚化するツールです。
※2 調査概要
データ収集:ネットリサーチ(見える化エンジン 瞬速リサーチを使って収集)
対象期間:2022/03/01~2022/03/08
回答件数:521件

キッチンリセットの頻度は…1日1回が35%

今回収集したアンケートでは、約35%が「1日1回」と回答しました。次いで「週1回程度」が約21%「それ以下の頻度、ほとんどしない」が17%と続きました。

図1

キッチンリセットのお困り場所…1位は「コンロ」

今度は、上記の頻度で実施しているキッチンリセットをする際のお困りごとについて、集まった意見を"場所"に注目して分類・集計してみました。

図2

お困り場所の1位は「コンロ」、2位は「シンク」、3位は「排水溝」という結果になりました。

コンロを深堀りした図が2-1です。

「毎日」に注目すると

毎日きれいに拭いていても、IHコンロは黒ずんでいく。
なぜだろう。

と、毎日掃除しても汚れ蓄積するという声や、

シンクは皿洗いのついでにやっていますが、コンロは面倒で毎日はできないこと。
皿洗いの頃にはさっと拭く程度では取れないくらい油も冷えているので自分にとっては大掃除です…

など、労力を考えると毎日掃除できないとの声がありました。

キッチンリセットの頻度とお困り場所の傾向は?

今度は、図1と図2で使用した軸を掛け合わせて"どの頻度でキッチンリセットをする方が、どこにお悩みを持つのか"の見える化を試みてみました。

図3

最もお悩み場所で多かった「コンロ」は、お掃除の頻度が減るほど、お悩み場所としての言及が増加しています。
逆に、「排水溝」はお掃除の頻度が増えるほど、お悩み場所としての言及が増加していました。

キッチン設備周辺に関連して、「壁」は「1日1回」、「床」は「1日2回以上」の回答者に発言割合が多い結果になりました。

キッチンリセットのお困りごと…男女の違いは?

ここまでは、頻度や場所別で回答を分析してみましたが、今度は男女で意見に違いがあるのか、特徴的な発言を比較したマップ図で見てみようと思います。

図4

まず、女性の回答に特徴的な発言を見てみます。
場所としては、「シンク」「作業台」「五徳」などがお困り場所のようです。

「シンク」に関しては、

シンクの隅が洗いにくい。水滴をきれいに拭き取るのが手間。
洗ったあとのシンクの泡を流すのが面倒


のように、シンク洗いが面倒なだけでなく、洗いにくい部分があったり、洗い流し・その後の拭き取りも手間に感じていることなどが確認できました。

「作業台(ワークトップ)」に関しては、

作業台を洗剤を付けてジャブジャブ水洗いしたいですが、平らなので水が床に溢れてしまうし、水拭きしても洗剤がちゃんと落ちているか不安です!
作業台に傾斜が付いているとか、深さが出せるとか、水が貯められるようになると嬉しいですね~。

という発言が。
確かに、生ものを扱ったり、ごちゃつきがちな作業台を豪快に水洗いできたら気持ちよさそうですね!

他にも、

夫が豪快に油を跳ねかして肉を焼きたがる。
排水口とシンクを掃除した時に限って魚を釣って来る。

と、面倒なお掃除に繋がりがちなお困りエピソードも。

次に、男性の回答に特徴的な発言を確認してみます。
こちらには具体的な場所に関する発言はありませんでしたが、「油汚れ」「言葉」「隙間」といった単語が確認できます。

「油汚れ」について、

油汚れを見落としがちで固まってから気づくこと。
という発言のように、細かな油ハネに気づきにくく、いつの間にか固まって取れにくくなっているという回答がありました。

また、具体的にキッチンリセットに関係なさそうな「言葉」に注目してみると、

キッチンリセットという言葉は知らなかった...でも同じことは毎日しています。

と、まだまだ「キッチンリセット」という言葉は、男性には特に聞き馴染みがあるものではないのかもしれません。

ここでは、女性は「シンク」「作業台」、男性は「油汚れ」が気になりがちなポイントであることが分かりました。"

キッチンリセットの一工夫…お困り場所と順位の相違が

ここからは、「キッチンリセットの一工夫」についての質問に関する回答を分析していきます。

図5は、「キッチンリセットの工夫」についての回答を、図2と同様の軸で場所の発言ごとに定量化したものです。

図5

左に緑の字で書いたものが、図2でお困り場所を集計したときの順位です。
お困り場所で1位だった「コンロが」、一工夫場所だと3位になっています。
もっとお困りごとを解消できる商品やライフハックが増えると嬉しいですね。

また、お困り場所では最下位だった「水切りカゴ」が4位になっています。
深堀りしてみると、

水切りカゴは置かない。使うときは使い捨てのもの。
三角コーナーは置かず排水口にネットを被せてしまう。

など、
水切りカゴや三角コーナーを置かないことで、汚れてしまう場所を増やさない・ごみをためない工夫をしている方が多いようです。

一工夫場所として言及が少なかった「換気扇」「グリル」「壁」については、まだまだ面倒な部分が多く、攻略法が思いつかないという方が多いという風にも捉えることができますので、「コンロ」同様に解決策を求めている方が多いのではないでしょうか。

キッチンリセットの一工夫…頻度と場所の掛け合わせで「こまめな掃除術」「ずぼら掃除術」を探る

続いて、図3と同様に、頻度と一工夫についての言及場所をかけ合わせることで、"どんな頻度で掃除をされる方が、どの場所を工夫しているのか"を可視化します。

ここでは簡易的に、1日2回以上~2-3日1回の頻度で掃除をされている方の工夫点を"こまめなお掃除術"、週に1回以下の頻度で掃除をされている方の工夫点を"ずぼら掃除術"としてみたいと思います。

図6

掃除の頻度が「1日2回以上」の方の約46%が「シンク」について言及しており、他の回答と比較して最も多い結果となりました。

回答を見てみると、

みかんの皮を捨てる前にシンクを磨きます。
野菜くずでシンクの汚れを落としてそのまま捨てる。

など、不意に出た洗えそうなものでささっと掃除し、そのまま捨てるというような発言がありました。
「シンクはなにかを捨てるついでに掃除する」意識付けがこまめな掃除に繋がりそうです。

一方で、掃除の頻度が「週に1回程度」「それ以下の頻度・ほとんどしない」の方だけに「壁」についての言及がありました。

シンクとの隙間を埋める紐をつける、壁紙を貼っておく、マスキングテープ加工しておく

という意見のように、そもそも汚れないようにする・汚れても致命傷にならない工夫をすることで乗り切っているようです。
「汚れたらまとめて取り替えられるように対策しておく」ことが掃除の頻度をなるべく減らすコツと言えそうです。

まとめ:お困り場所と自分のペースにあった一工夫で楽しいキッチンライフを!

今回の分析では、お掃除の頻度と、場所に焦点を当てて分析を行うことで、
まだまだお困りごとの解決策が足りていない場所、後の自分を楽にするための一工夫の可視化を試みました。

皆さんのお困りエピソードや、工夫術もぜひシェアしてください!

担当:住谷

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