アラフィフがアオハルを感じたその昔の話PART1
えー、私は死ぬまで青春❗をモットーに日々過ごしております。
ただそれは「気持ち」の面だけで、残念ながら肉体年齢は年相応、全治一生の腰痛に五十肩、2度手術を受けた大腸、血液検査で必ず引っ掛かる中性脂肪、肝機能の数値…と、人生100年時代と言いつつ、100歳を迎える自信は、ハッキリ言ってありません(笑)
まあ、私達位の世代で同窓会をやったりすると、加齢、持病、年金、更年期障害、嫁の悪口(笑)等の話題が避けられぬ昨今ですが、昔のヒット曲を聴くとその頃に気持ちが飛んでいくのと同じく、昔の思い出を文に書き起こすと、その頃に気持ちが飛んでいくんじゃないかな、と思っております(*´ω`*)
長期連載になってます「15歳の傷痕」を書いてる時も、その時代を思い出しながら書いてるので、気持ちは高校生に戻るんですが、あくまでもノンフィクションに近いと言いつつ、小説ですので、現実はかなりかけ離れています(^_^;)
では現実はどうだったか?
既に何度となく明かしております通り、一番青春だったな〜という出来事は、中3の夏に彼女が出来、中3の冬にフラれた経験です(苦笑)
それ以外での青春を感じた出来事と言うと…
いや、一つに絞れなさそうだ(*ノェノ)キャー
さて何をツラツラと書いてるかと言いますと、たぬきの親子さんの企画がキッカケです💕
割と昔の事も初期によく書いてますので、既視感があったら申し訳ありませんが、今回は友達ではなく吹奏楽部の後輩の恋のキューピッドを務めた話を書いてみたいと思います。
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私は中学2年生に上がるタイミングで吹奏楽部に途中入部しました。
なのでキャリアは一つ下の新1年生と同じでしたが、新1年生部員はあくまでも私を先輩として立ててくれました。
私も後輩達の前では、面白く親しみやすい先輩でいようと心掛けていたので、同期女子より、後輩達と接することが多かったですね。
その中でひょんなことから部長になった私でしたが、練習熱心な後輩、男子はチューバのI君、女子はトランペットのGさんが、リーダーシップを持っているように感じました。
なので、早くから私の後の部長、副部長候補としてその2人にはキャリアは私と同じですが、英才教育的な接し方を心掛けていたものです。
I君は寡黙なタイプだったので、あまり私に相談したりということはありませんでしたが、Gさんは私に悩みを打ち明けてくれるようになりました。
最初は部活のことが主でしたね。トランペットには私の同期の女子が2人いたのですが、片方は練習熱心な割に本番に弱い、片方は練習に滅多に出て来ない、そういう先輩達だったので、もっとちゃんと練習したいのに…と、日々積もっていく不満の矛先がない訳です。
そんなGさんの不満を受け止めたり、宥めたりしていたんですけど、その内部活のことだけではなく、恋愛相談も受けるようになりました。
最初に恋愛相談を受けた時は、私に初めての彼女さんが出来た後の、昭和60年の2学期。
「ミエハル先輩、О先輩と付き合ってるよね?」
という切り口で始まりました。夏休み中に既にオープンになってましたので私も隠しませんでしたが、
「どうやって付き合うようになったの?」
と、聞いてきました。
「なに、その質問。もしかしたらGに好きな男子が出来たん?」
するとGさんは初めて見る照れた顔で言いました。
「…うん」
「そっかー。良かったね。で、好きな相手は誰?吹奏楽部の男子?それとも別の部活?」
「……吹奏楽部の男子」
となると、まず私ではありません(笑)
次に2年生の男子となりますが、個性的な4人の中でGさんが好きになる、惚れてしまうような男子となると、1人しかいません。
「もしかしたら、I?」
Gさんは顔を赤くしながら、頷きました
私が次期幹部として目を付けていたI君ということで、やっぱりな、と思いました。
そこでGさんが私に頼みたいことがあると言います。
「先輩に、I君との間を取り持ってほしいの」
「え?直接言えばいいじゃん」
「まさか!そんなこと出来ないから、ミエハル先輩にお願いしてるの。それとなくアタシの気持ちを伝えてもらってもいいし、I君に好きな女子がいるかいないかも知りたいし。ね、お願いします!協力して!」
実はI君とは、自宅(社宅)が近いので、部活帰りには最後まで色々語り合っていた仲でした。
それを知った上での、Gさんのお願いな訳です。
Gさんの本音は、近々開催される体育祭の日に告白したい、でした。
しかしその話を聞いてから体育祭までは、ちょっと期間が短すぎました。
何とか体育祭までの期間中に、あるタイミングでI君に好きな女子がいないことだけは聞き出しましたが、それが精一杯。
あまり立て続けに恋愛に関する質問をぶつけると、ヘタに勘繰られてしまいますからね(;´∀`)
体育祭当日にはGさんに、I君には彼女がおらんから、カップルになれる可能性はある、とだけ言うのがやっとでした。
ミエハル先輩、本当に頼みます!と言われたことが忘れられません(^_^;)
Gさんの体育祭で告白するという夢は叶えて上げられませんでしたが、中学の吹奏楽部では、まだチャンスがありました。
10月には地域の防犯イベントに招かれての依頼演奏、11月には夏のコンクールの中国地方版、「吹奏楽まつり」、そして3年生が引退する文化祭、とイベントが続きます。
10月の地域防犯イベントは、ちょっと告白するには無理があるスケジュールだったので、私はその次の「吹奏楽まつり」という、上位優秀校は後日広島のRCCラジオで演奏が放送される特典があるコンテストの日に、必ずカップルにしてあげる、とGさんに約束しました。
果たしてその吹奏楽まつりの日。会場は広島平和公園近くの広島市公会堂でした。
出番が早かったので、早朝に集合して出発したら逆に早く着きすぎまして、みんなして鬼ごっこで遊んだのは思い出です。
さてその吹奏楽まつりは出番が早かったので、最後の21:00の表彰式まで全員残るのは無理があり、顧問の先生と、部長だった私、次期部長内定済のI君と次期副部長内定済のGさん、そして何故かコンテストに応援に来てくれていた、私の親友Yの計5名がコンテストの最後まで残り、結果発表を聞くことになりました。
これはなかなか良い布陣です💖
他の部員は副部長の下、先に帰りまして、5人で「吹奏楽まつり」を聴いていたのですが、吹奏楽が好きとは言うものの、延々と続く演奏をずっと聴いていたら、さすがに疲れてしまいます。
なので途中で2度ほど、先生とともにみんなで外出し、近くのデパートとか喫茶店に入ったりしました。
顧問のY先生と色々な話をして、とても楽しかったのを今でも覚えていますよo(*^▽^*)o
そして今でも親友Yに会ったら必ず持ち出すネタが生まれたのもこの日です。喫茶店での歴史的言い間違い事件と呼んでいます。
みんなで入った喫茶店で、先生が何でも奢ってやるから好きなものを注文していいぞと言って下さったのですが、私の親友Yがそこで、
「俺、チョコレートパヒとコーフェー 」
と、でっかい声で言ったんです(≧▽≦)
私はもちろん、他の面々も声が出なくなるほど爆笑し、本当に腹が破裂するかと思いました(笑)
そして喫茶店での飲食後、いよいよコンテストも終わり、結果発表の時間となりました。
次期部長とともに、ステージ上に上がったのですが・・・
勿論私の中学校は上位に入ることはなく┏(x_x;)┓
ラジオで流れることもありませんでした(苦笑)
結果的には最後まで残ってる必要はなかった・・・ということになりますが、隣にいた次期部長がとても悔しそうにしていたので、来年は頑張ってくれよ、と伝えることが出来たのは有意義だったと思います。
さてGさんは私に、「先輩、今日本当にI君とカップルになれる?」と何度か聞いてきました。
私が朝方必ず今日、告白できる場を設けてやるから!と宣言していたのもありまして😅
私はその場は、みんなが解散する駅に決めました。
国鉄(当時)の玖波という駅に到着して、皆さんお疲れ様~と挨拶し、解散したんですが、I君と私の家は同じ敷地内の社宅だったので、普段の部活の後も、結構一緒に帰ってたんです。
その日も一緒に帰りましょう、と言ってたんですが、私は突如トイレに行きたくなった!と言いまして、トイレに駆け込むフリをして、I君にはしばらく1人で外で待ってもらうことにしました。
私はちょっと離れた所にいたGさんに、
「今、Iを一人で待たせた状態にしたから、今なら大丈夫だから告白しておいで」
と言って、勇気を振り絞ってもらい、告白してもらうようにしたんですが、結果は・・・
大成功!
無事に、カップルが成立しました\(*^▽^*)/💏
翌日、眠い目をこすりつつ朝練に行きましたら、I君からは
「先輩、本当はトイレなんて行きたくなかったんじゃろ?」
と突っ込まれましたし、Gさんからは
「先輩、必死に頑張ってくれてありがとうございました」
と言われるしで、なかなか面白い気持ちになったことを覚えています。
・・・ちなみにこの後輩女子のGさんには、私が初カノさんにフラれた時、
「先輩はオクテだからダメなんよ。もっと積極的にならないと 」
と、真逆な上から目線の、どっちが年上か分からない叱咤激励をされたことがあります(苦笑)
この私の下手な芝居で誕生した後輩カップルは、残念ながら中学卒業とともに別れてしまったようで、その後の消息はよく知らないんですが、2人とも、今も元気で頑張ってくれてたらいいなぁと思います(*・▽・*)
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長文になっちゃってスイマセン💦
中学高校時代を思い出すと、ついつい加熱してしまう性格なもので…
この頃に戻りたいなぁ(´∀`*)
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