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日常雑記

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2022年3月の記事一覧

花見ツアー

花見ツアー

ある朝
「今から
 桜見に行くけど
 一緒に行かない?」

介護の日の中に
素敵なプレゼントの
ようなお誘いだった。

〇〇新聞に勤務する
カメラマン夫婦に
論説委員夫婦の
いつものメンバーからの
お誘いだ。

大きな
ランドクルーザー車で
起動力抜群。
佐賀鏡山の桜に始まり
あちこち桜の名所を
巡った。

野母崎では
群生する水仙をみた。

目の前には
あの軍艦島がある。

石炭を主燃料として

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不思議な世界。

不思議な世界。

のんきにのんびり
マイペースな
主婦として
過ごせた期間は
意外に少なくて
結婚して4か月で
夫が病を得て
長く1人で暮らした。
入院当時
完治には3年間の
入院が必要だと
医師から宣告
されていた。
目の前が真っ暗。
そんな言葉が
ぴったりだった。

思うに任せない
人生に本当に
うんざりだった。

ある日
新聞で〇大学の
〇協の求人募集を
見つけて応募して
みた。
採用されて勤めに
出る事にな

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お雛様を飾る。

お雛様を飾る。

私は
昔から美しいものが
好きだ。

人の出入りの多い
慌ただしい
うちだったが
季節の行事を
きちんとする家だった。

お雛様の段飾りを
して貰い甘酒を
飲む事が好きだった。
祖父が望んでか?
振り袖をきて
頭には
あんみつ姫みたいに
簪が飾られている
小さな私は可愛かった。

余談だが
若い頃私は
ジョニ黒1本
ロックで飲む位に
酒が強かった。
土佐の女だ。

お客文化の高知では
毎夜
人が集

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スマホに依存する私。

スマホに依存する私。

6年前に
〇〇ショップから
スマホに変えませんか?今なら3000円で
スマホに機種変更
出来ます。
如何でしょうか?

私は
携帯電話が
好きじゃない。
一生
ガラケーで大丈夫と
思っていた。
でも
ある日
ショップに足を
向けていた。
そして
初めてスマホを
手に入れた。
ヤフオク
Twitter
メルカリ
ライン
次々にアプリを
手に入れた。
Web上では

私にも覚えが
あるが
気にいって

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開幕シーズンだ。

開幕シーズンだ。

21日
SMAPリーダー
中居くんをテレビで
みた。
相変わらずのキャラで
場を和ませていた。
野球大好き
ジャイアンツ大好き
少年の様に
野球愛を語っていた。

野球開幕シーズンだ。

この頃になると 
何となくテレビも
楽しみになる。

故郷の高知は
昔はキャンプ地として
有名だった。

阪神村山投手の
大ファンだった 
友だちに誘われて 
サインを貰いに
行った。

ハンサムな方で
気さくに

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時代を取り戻している。

時代を取り戻している。

昨日
"グリーンマイル"と
云う
素晴らしい映画を観た。

この作品が
1999年に
アカデミー賞を
とっていたと知り
あっ
又1つ取り戻したと
感じて嬉しかった。 

私の90年代
いっぱいいっぱいの日々を生きていた。

回りをみる余裕は
なかった。
今日を生き抜く事で
精一杯だった。
だから
当時流行っていた事

それは歌であったり
映画や話題性の
あった出来事を知ると
90年代を1つ
取り戻

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夢はいつもある

夢はいつもある

最近
年を1つとって
しまったが
いつだって
私は
乙女のように夢がある。

疫病が終息したら
とりあえず旅に
出たい。

気の合う 
つれがいると

尚 嬉しい。

同じ食べ物を食べ
同じ景色をみる。

互いに思いを
語り合う。

パリに行ったら
ルーブル美術館
近くの宿に泊まり
毎日
美術館に通う。

1つの絵画の前に
ずっとずっと
佇んでいたい。

1週間は
美術館に通って
ルーブル美術館を

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春の嵐に思う。

春の嵐に思う。

昨日は仕事だった。

帰宅してテレビを
つけると速報があり
暴風警報発令の通知
だった。


シルクロードを
訪ねる旅をした日。

季節外れの砂嵐に
あった。

細かな砂は
あちこちに潜り混む
這々の体で
帰りついたホテルで
着ていた服を脱ぐと
思わぬ所から砂が
こぼれてびっくりした。
乾燥地帯に住む人の
厳しい生活を思い
時々襟を正す私だ。
長い串に薄く巻かれた
シシカバブー
饅頭など
質素な

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我が青春。

我が青春。

年を重ねると
ふと昔を懐かしむ。

女子校の幼い青春も
エピソードには
事欠かないが

やはり
親元を離れて
暮らし
夫と知り合った事が
私の本格的な青春の
始まりだった。

一本の赤い糸は
ここにあった。
最初にみたOは
ビートルズのコピー
バンドでリードギターを弾き
甘い声で"GIRL"
を歌うリードボーカルだった。
バンド〓不良
と簡単な図式が
頭の中に
座っていた私は
全く興味がなかった。

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私の幸福論。

私の幸福論。

私は世界的な
自動車メーカーに
勤めていた。
1627名中1名の採用だった。
嬉しかったのは
初日だけだった。
地方の営業所で
女子2名
男子4名
で県下の販売店を
掌握するのだ。

仕事は多忙を極め
残業時間は長くなる
ばかりだった。

夜中に帰宅する
娘を案じて
母が怒るのだ。
「若い娘をこんな
時間迄働かせて
〇〇基準局に訴える。
世間の人が何て云うかね~恥ずかしい」
父が諌める。
「世間が

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歌が好き。

歌が好き。

私は随分我が儘に
育てられたので
お稽古事も
続かなかった。

ピアノやバレエ
あらゆるものを
差し出して貰った
のに何1つ身に付ける
事が出来なかった。

恩師のお陰様で

勉強は好きだった。

ラジオを聴きながら
勉強するスタイルが
私には合っていたので
洋楽を聴くのが
楽しみだった。

ビートルズの出現は
衝撃だった。たちまち
魅了された。

来日公演の1週間前
から
校内放送で
"当日、上

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3月は悲喜こもごも。

3月は悲喜こもごも。

私は3月生まれだ。

山奥の田舎で生まれ
私を出産した母は
大量出血で大変だった。
直ぐに止血剤を打たれ
母は一命を取り留めた。
私は
へその緒を巻きつけた
まま暫くほったらかし
にされていたらしい。母の状態が安定すると助産婦さんが
私に様々な処置を
施し始め
やっと産声を上げた
らしい。
生命力のある
私らしい逸話だ。

1人息子の初孫だ。
誕生を祝う お客が
1週間続いたとか。

こういう宴会

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桜に思う。

桜に思う。

一番心に残っている
桜は京都の桜だ。
前年の3月に
夫が病に倒れ
どうやって大学に
通わせる事が
出来るのだろう?
途方にくれる私に
"地獄の底に落ちた

来年〇〇が大学に
入ったら例え1㎝でも
這い上がれる"

と母が言った。
息子を支えて下さる
方々の力もあって
翌年
息子は無事
大学生になった。

本当に嬉しい春だった。

京都の桜は
ひときわ美しい。

平安神宮の堀に
かかる桜は色鮮やか

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