Misaki

20代半ばの人生模索中助産師。いろんな経験を積むために現在ケニアの最果てにある小さな病…

Misaki

20代半ばの人生模索中助産師。いろんな経験を積むために現在ケニアの最果てにある小さな病院で奮闘中! そんなケニアで夢を見つけました。 「ママとベビーが安心して生きられる世界に」 人脈も知恵も知識も何もない0からスタートの活動🇰🇪 あるのは情熱のみ。 そんな若手助産師の奮闘記です🕊

最近の記事

いざ、修行の旅へ

話はケニアからの帰国前に戻ります。 世界の赤ちゃんとママを助ける仕事したい いつかケニアの周産期医療を改善したい と思っていてもまだまだ力足らずなのはわかっていました。 今後のビジョンや自分のキャリア形成を考えた時に、 20代は経験と人脈、もっと学ぼう と思うように。 そんな中、とある募集を発見し応募 なんとジョブオファーをいただくことができました! その関係で、シエラレオネ共和国で助産師として働きながら修行を積んできます! 今日はいよいよ渡航… やはり

    • ママとベビーが安心して生きられる世界にするために

      ケニアにきておよそ半年。 そろそろ帰国も近づいてきています。 正直なところ 「もっといたい」 「もっと活動したい」 という気持ちが本心です。 ここにきて、さまざまな経験をしました。 異国でCTGモニターない中お産とったり、 エコーなくてすぐ確認できない状況だったり、 なかなか泣かなくて焦ったり、 救えなくて悔しい思いしたり、 笑顔あふれるお産だったり。 良い面もあるけど、 実際に活動したことで、妊産婦死亡率が高い理由、赤ちゃんが救えない理由が見えてき

      • ないものねだり

        ケニアの病院にいる中でこんな事例にあたることがある。 「お金がないから治療できない」 その中でもすごく悩ましいことがあった。 帝王切開後のママ。ベースとしてマラリア合併しており貧血気味。 帝王切開後数日経って、顔色悪いからもう一回Hb(貧血の数値)を見ようとなった。 そしたら5.5g/dl 医療従事者ならこの値のヤバさがわかるはず。 通常12-16g/dl 妊婦や褥婦になると10.0g/dl以上なら良い方。 それを大きく下回る値。 マラリア罹患しておりかつ出

        • ケニア料理を紹介

          ケニアの人ってどんな料理食べるの? という声があったので紹介したいと思います! どの料理も美味しくて日本人の口には合うものばっかり! ぜひ機会あれば召し上がってください☺️ マコべは緑の野菜。ちょっと苦味ありつつも甘さが広がる味わいです。オニオンとトマトと炒めたりします。 小麦粉と砂糖、塩、水、油を基本に混ぜ合わせ作ります。ペースト状にしたかぼちゃやにんじんを混ぜるとなお甘くなり美味しさアップ! ナンのようななんじゃないようなものです。豆と合わせたり野菜と合わせて食べま

        いざ、修行の旅へ

          マイノリティとして暮らすこと

          ケニアでの生活も慣れて、働くことにも文化も楽しんでいる今日この頃。 ただ、日々の中でふとした瞬間気にかかるなってことがありました。 これは海外に行った日本人なら誰でも経験する機会はあると思われる 「マイクロ・アグレッション」 について。 差別とは知らずに差別になる言葉を使用している、何気ない差別のことを言います。 私が経験したのはこんなこと。 同僚がテレビつけたらたまたま中国映画が放映されてました。 すると同僚が 「中国人はみんなこんな目(目を吊り上げるポーズ)をし

          マイノリティとして暮らすこと

          日本だったら救えたかもしれない命

          朝病院に行くと何やら夜勤チームが暗い表情でいた。 何があったか聞くと生まれた直後の新生児死亡例があったとのことだった。 他院で分娩第2期から進まず、分娩第2期遷延と巨大児疑いの判断でこちらに搬送。 搬送元病院では帝王切開できない施設なので搬送依頼したと。 ただ、搬送の時点で赤ちゃんの心拍は100bpm ご存知の方はこれが赤ちゃんにとってどれだけ危険な状態かわかるはず。 110-160bpmが通常の心拍。それを下回ってる状態が継続。 また日本のようにCTGモニターがない

          日本だったら救えたかもしれない命

          子供が元気に暮らせる世界にしたいと改めて誓った日

          ケニア生活にも慣れ、特に変わり映えのない勤務日を過ごしていたある日。 外来の方から大きな泣き声がした。 病棟組はみんな気になって 「なんかあった?人員いるかもだから行くか」 と見に行くことに。 そこには泣き崩れた女の人が。 何があったか理解できなかった私は周りに聞いて処置室に行くことに。 そこには沢山のスタッフがいて患者の姿は見えなかったけどどうやら子供らしい。 あの泣いていた方はお母さんだったのかな。 怪我でもしたのかな? でもそれだったら痛くて泣くよね。

          子供が元気に暮らせる世界にしたいと改めて誓った日

          吸水ショーツ良いって本当?異国での生理中の過ごし方

          ケニアにきて2ヶ月ほどが経ちました。 異国での一つの悩みとして女性は月経への対処があると思います。 そこでこれ持ってきて本当よかったもの・持ってこなくて後悔したものを紹介! 今後海外渡航する人の参考になればと思います。 持ってきてよかったもの ①吸水ショーツ これ本当にいい。量が多い人や量が多い2.3日目はナプキンと併用が良いですが、それ以外の日はこれだけでなんとかなる。本当にすごい。 私は安さ重視でGUで購入。 正直あまり期待してなかったですが、予想以上の働きをし

          吸水ショーツ良いって本当?異国での生理中の過ごし方

          ケニアの僻地でどうやって滅菌消毒する!?

          こんにちは☀️ ケニアにきて2ヶ月ほどが経ちました。 今回は気になっていた滅菌消毒について紹介したいと思います。 日本では医療現場で使用するいわゆるメスなどの手術機器・ガーゼなどは全て滅菌消毒されています。 大きな病院には専用の部屋があったり、小さなクリニックとかでは業者にお願いしたりして、滅菌消毒された医療機器を準備しています。 ここケニアの最果てにはそのような業者も日本のような滅菌できるオートマチックな機械はありません。 それでも帝王切開する機会はあるし、お産やその他

          ケニアの僻地でどうやって滅菌消毒する!?

          マサイ族とサバンナを散歩してみた

          念願だったマサイマラ国立保護区に行ってきました! 広大な土地に暮らす野生動物たちに会えてリアルライオンキングを感じた旅行でした。 滞在したキャンプではネイチャーウォークという歩いてサバンナの自然を体験できるアクティビティがあったので参加してみることに。 マサイ族のガイドが案内してくれました! さすが世界最強の戦士と言われる部族…! サバイバル力が高すぎた…! この広大すぎる自然の中で生き抜くサバイバル力を紹介。 これはマサイ族のトイレットペーパー ふわふわした葉っぱで

          マサイ族とサバンナを散歩してみた

          ケニアの帝王切開

          今日はケニアの帝王切開の様子をお話ししたいと思います。 さまざまな理由で帝王切開になると思いますが、ここケニアでも同じ。赤ちゃんの心音が下がっていそう・ママの体が持たない・胎位に異常ある・巨大児・前回帝王切開…経膣分娩望めないさまざまな理由で帝王切開を選択します。 ただエコーは分娩室にないので、医師と助産師の五感をフルに使い必要性を判断。 前回帝王切開の人でも予定帝王切開ではなく、陣痛や破水・異常があったら来院してその日に帝王切開というスタイルでした。 日本では考えにくい

          ケニアの帝王切開

          ケニアの避妊方法

          少し時間があったので、mother child healthというママと子供のためのお部屋でケニアの避妊方法やシステムを教えてもらいました! 日本とは違う方法だったりで今回も驚きの連続…!日本も取り入れるべきことが沢山ありました。 部屋にはこのような避妊方法の実物サンプルがありました。 1番上のものはインプラントです。 このインプラントを上腕に入れておくことで3年ほど避妊効果が続くそう。1回で済むのと、長く効果が続くことから今後子供を作らない予定の人とかに人気とのこと。

          ケニアの避妊方法

          Safari com とM-PESAで快適なケニアライフ

          こんにちは☺️ そろそろこちらにきてから1ヶ月経とうとしています。 少し生活に慣れてきた中でケニアの生活に欠かせないSafari comとM-PESAについて紹介しようと思います。 Safari comSafari comはケニアで使用できるSIMカードを販売している会社です。 海外旅行や滞在でのオンラインやネットワークの確保の方法として、 ①Wi-Fiルーターを借りる ②現地SIMカードを購入する の2つの方法が主にあります。 今回私はSIMカードの購入を選択しました

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          ケニアの助産師なんでもできちゃう!?ケニアのお産の実際

          病院出勤2日目。 ケニアのお産を初めて見学! 最初に申しておきますと 驚きとショックの連続でした。 このショックはカルチャーショックでもあり、自分の実力の無さからくるショックでもあります。 —————————————————————— お産中は30分に一回のトラウベ。 ただそれすら危うい時も多々あり。 一応ドップラーあるけどみんなトラウベを好んで使用します。 エコーなんてない。 赤ちゃんの大きさはお腹の大きさで想像。 予定日は最終月経から算出するけど 多くの産婦さんは

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          初出勤日は驚きの連続!?〜ケニアの病院の実際〜

          初日勤務は驚きの連続だったので、この気持ちと病院の実際をお届けしたいと思います☺️ 9月12日。快晴! ケニアに着いていよいよ病院での仕事が始まる…! 楽しみな気持ちと不安な気持ちが入り混じり、5時に起きるという当日。 だいぶ緊張しているんだなと高揚感を感じながら出勤準備を済ませる。 ケニアではホームステイという形で滞在しており、初出勤日は病院のディレクターであるホストマザーとシスターと行く予定でした。 病院に8時集合だったのにホストシスターが7時50分に起きるというと

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          助産師まるみのケニアでの奮闘記🇰🇪

          はじめまして☺️ 助産師のまるみです。 私は現在ケニアの最果て(もはやタンザニア)にあるとある病院でインターンをしております。 日本とは全く異なる環境・技術・物品・言葉の中で日々奮闘中です。 そんなケニアから現地の状況や現地のお産・私が感じたケニアを素直に書いていこうと思いますので皆様よろしくお願いします🤲

          助産師まるみのケニアでの奮闘記🇰🇪