名刺代わりの小説10選
①おとうさんがいっぱい(三田村信行)
私の嗜好を決定づけた本。小学生の頃、学級文庫に置いてあった。
見事に引き込まれた。
日常に潜む非日常。得体の知れない恐ろしさ。
ある日家に帰るとお父さんが増えていた…という表題作の『おとうさんがいっぱい』の他、
夢と現実が曖昧になる『ゆめであいましょう』
いつもと違う帰り道を通ったらあるべき場所に家がなくなっていた『どこへもゆけない道』
鍵っ子のこどもが部屋から出られなくなってしまう『ぼくは5階で』
夫婦げんかをしたお父さんが壁の中に入