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幸せは自分が決める

SNSに振り回されて幸せだと思っていたものが幸せだと感じられなくなることって多いんじゃないかな。

男は仕事、女は家庭が当たり前だった時代はワンオペ育児が当たり前で、不満に思わない妻も多かったと思う。
(もちろん不満に思う人はいただろうし、諦めてた人も多かったのではと思うけど)
そんな家庭では夫が休みの日にこどもと遊んだり、料理をしたりする姿を見て幸せを感じることがあったんじゃないかな。

イクメンが持て囃されたときは、仕事をしていても育児を積極的に手伝ってくれる夫の姿に幸せを感じるとか。

でも今は共働きが増えたこともあって「イクメン」って言葉は叩かれ(お前は父親だろ、なんだよイクメンって)、「家事育児手伝ってくれて嬉しい」と感じている人に対して「手伝うってなんですか?自分事としてやれよ」なんて水を差される。

ほんと色んな人がいるし、いろんな夫婦の形もあるから、幸せの形って人それぞれだと思うんだけど、大多数が思う幸せの形からはみ出る者を許さない雰囲気がSNSにあるような気がして。

共働き、夫も育休を進んで取得してとにかく妻を休ませる、家事育児はほとんど夫がやる、仕事復帰しても保育園の送り迎えや呼び出し、こどもの体調不良時の休みの調整はどちらかに負担が偏らないようにし、妻の一人時間を定期的に確保してあげて……

ってこれでようやく幸せと言って許されるような。

私は妊娠したときにTwitterでマタアカを作り、産後はママアカに移行したんだけど、当時の自分が馬鹿だなぁと思うことがあって。

娘が生まれて初めて迎える母の日、私は自分の母になにしよーって考えるだけで自分も母になったから…とか全く考えてなかった。
でもTwitterで、
「夫が〇〇ちゃん、初めての母の日だね!いつもありがとうって花束買ってきてくれた😭💕」
的なツイートを目にして、

そうじゃん!!私初めての母の日じゃん!
なのに夫は何も言ってくれない、何もしてくれない!

って荒れたんだよね。産後メンタルもあるけど。

夫は当時仕事が忙しかったしものすごく疲れていたけど、私の身体も気遣ってくれて家事育児めっちゃしてくれてたのに。

何も見なければ、

「仕事もしてるのに家事も育児も積極的にしてくれてほんとありがたい、夫がいないと無理~大好き~!!」 

って幸せ全開状態なのに、色んなツイート見てることによって

「産後は大事故にあったのと同じなんだよ?こっちは休んでるんじゃないんだよ、父親なんだから家事育児やるの当たり前でしょ。母の日に何もしてくれないなんてほんと気が利かない…」

なんて傲慢すぎる不満を溜めてたの。
恐ろしい。

ママアカ見てたら幸せな話ももちろんあるんだけど、夫への不満、義両親への不満、実親への不満、職場への不満、政治への不満を目にすることがほんと多くて。
攻撃的な気持ちになっちゃうし、イライラしてしまう。
すごい人を見ると比べて落ち込んだり、不満を持ったり、と思えばものすごい愚痴を読んで「私は恵まれてる」なんて思ったり。

不健全だった。

あるとき目が覚めて、こんなことに時間使ってちゃいけない!ってママアカを消した。
今は繋がっていたいお友達だけの趣味アカだけ持ってる状態。

ママアカでやり取りしていた人で、
「夫は稼いできてほしい。私は家庭を支えたい。ワンオペ育児に全く不満はない」
ってスタンスだった人も、何度か周りとの意見の違いにもやもやしてて最終的にアカウント消してた。

自分の気持ちが他人に決められてるような感覚がすごい気持ち悪い。
自分の幸せは自分で決めたい。

でも、現状のおかしいところに声を上げて、理想の状態を主張してくれる人がいるからこそ、社会は良い方向に変わってきたんだよね。
「女なんだから家事育児しっかりやれ、仕事もして稼いでこい」
なんて言われるような社会は嫌だ。
だから声を上げてくれる人はありがたいんだよね……

専業主婦ワーママ論争とかもそうだけど、「議論しましょう!」ってところで議論するのはいいけど片方のただの呟きに対して猛反論したりマウント取ったり、「あなたが感じている幸せは本当の幸せでは無い!!」って言いに行ったりするのは良くないよなぁと思う。 

ママアカはやめたけど趣味アカはあるので今でも頻繁にX見てるし、やっぱり見ててイライラすることも多い。

SNSって有意義な情報が流れてくることも多いからなかなかスパッとやめることはできないんだけど、距離感はよくよく考えて程々に付き合っていきたいなぁ。


私は今とっても幸せ。


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