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雨の日に思うこと
歩き方が下手なのか、雨の日に歩くといつも足首の後ろが濡れてしまう。
雨の日って嫌だなぁと思うけれど、娘は
「雨も好きだよ、だってチューリップが喜ぶから」
なんてかわいいことを言う。
そういえば私も昔は雨の音を聞くのが好きだった。
濡れることよりも、傘に当たる雨粒の音が楽しかった。
深い水たまりに入ったり、側溝にたくさんの水が流れる様子を見たりするのも楽しかった。
おばあちゃんが住んでいる地域は雨が降ると激しかった。
おばあちゃんの家に泊まりに行った時に雨が降ると家全体が音を立てているような感じがしてしばらくボーッとして聞き入ってしまうこともあった。
こどもの頃は濡れるのも楽しかったけど、いつしか濡れることへの抵抗感、煩わしさが大きくなり雨の日は憂鬱になった。
娘が生まれてから、物事の良い面を探そうとしてきた。
娘の前では「雨が嫌だ」「寒いのは嫌いだ」なんてことは言わないようにしてきた。
先入観を持たせたくないから。
嫌いなものは少ないに越したことはない。
大人になるにつれて嫌いなものや苦手なものが増えたけど、これからは娘と一緒に良い面を見つけて好きを増やしていきたいな。
雨の日といえばPlastic Treeの水色ガールフレンドを思い出す。
「ビニール傘の花を閉じた 雨上がりしか出ない空」
傘の花って素敵。
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