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本紹介

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2016年9月の記事一覧

いまさらながら

いまさらながら

いろいろあった昨日の、ウツウツを引きずって起きる。夢の中で怒鳴っていて、怒りで目が覚めてしまった(笑)
そんな気分を振り切るために、本を読んで現実逃避。

『アーモンド入りチョコレートのワルツ』森絵都/著

大変お恥ずかしいことであるが、森絵都さんの代表作ともいうべきこの短編集を読んでいなかった。
ううむ、涙が止まらないぞ。
メンタルのせいかとも思ったけど、やっぱりうまいのですよ!
ちょっとおとぎ

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死んだらどうなる

死んだらどうなる

ずっと気になっていた青い本がある。
全ページの上部が水色の空になっているという凝った造りである。

思いがけず、あっけなく、気がついたら死んでいた少年のおはなし。

『青空のむこう』アレックス・シアラー/著 金原瑞人/訳

死んだらどうなるのか。それは誰しも知りたいところであり、そして誰も知らないことである。
自分が死んだあと、周りの人がどのように過ごしているのか、自分のことを思ってくれているか、

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児童書好きの仲間内で、この夏話題騒然となった『ピカピカのぎろちょん』。確かにこれは!読んだら誰かに言いたい!でも何を?何を言えばいいんだ!それすらもわからない破壊力。「何これ何これ」と心がざわざわ。1968年に出版されその後絶版になり、熱い要望によって2005年に復刊された逸品。

だれか、ふつうを教えてくれ!

だれか、ふつうを教えてくれ!

『コンビニ人間』を読んだ時に、「普通ってなんだろ」という思いが強まったのです。

そして、前から友達が勧めてくれていた

『だれか、ふつうを教えてくれ!』倉本智明著(よりみちパン!セ)理論社

を読んでみて、またもやいろいろ考えさせられました。
折しもパラリンピックが開幕しようというこの時期に、この本と出会えたことは良かったです。

この本は、主に障がいを持つ人のことを書いているのですが、すべては

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