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映画「ノッティングヒルの恋人」

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これはね何度繰り返し観ても大好きな作品です。いつかイラスト描けたらいいなぁ〜と思いつつ、やっと仕上がって、スペルなど確認する際にネット検索して、監督の突然の訃報を知る😢な、なぜ〜まだ若いじゃないかッ!!

こないだUPした『チェンジングレーン』も同じロジャー・ミッシェル監督作品です。人物描写が丁寧。ご冥福をお祈りします…

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はじめて映画を観たとき、なぜ大女優のアナが(イケメンとはいえ)しがない小さな本屋さんに自分から近寄るのか不思議でした。観直してみるとなかなかチャーミングで面白い。自然と友達が集まってくる不思議な魅力があるのですね。

華やかな社交界にいて誰もが羨む存在のアナだけど、ほんとうに求めているのは陽だまりのような温かさだったのかな。それにしてもヒュー・グラント演じる主人公ウィリアム・タッカーは柔和で適応力が高く一緒にいたら楽しそう。

旅行専門書店…面白いですね。小説などジャンルを問わず知識豊富で、流行には少し疎い。実際、旅行願望は薄いのではないかな?って思います。つまり気分転換などを必要としないタイプ。地に足をつけて穏やかに生きていく感じ。

オレンジジュースをこぼしたら、自分も汚れたシャツを着替えないと気持ち悪いでしょうが、そんなことよりアナを気遣い、辺りを片付け、帰ろうとするアナに飲み物を薦めたり…如才がない世話焼きぶり。笑

アナが書店を訪れた理由はただの気まぐれかもしれないけど、不器用だけどまっすぐで、自分よりも他人を優先して考えられる主人公に惹かれたのは当然の流れなのかも。さらに恋に落ちていく2人の表情が…いいなぁ✨

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登場人物がみんな魅力的…同居人のぶっ飛んだスパイクはとりあえず置いといて。いちいち面白く憎めなくて、タッカーも呆れながら怒らないんですよね。なんだろう懐の広さなのかな。

親友のマックス。そして元恋人(!)のベラ。普通、フラれてしかも身近な知り合いとくっつかれたら絶縁してもおかしくない。だけど仲良しのまま、きっと30年後も緩やかに交流が続く。恋愛を超えた家族みたいな”絆”が感じられます。

ホテルのフロントマンや書店の珍客など、実際確かめてほしいです。ごく普通の日常にもスポットライトを当てたらこんなに面白いのですね。それは大舞台で作り上げるお芝居の世界にも匹敵するのではないでしょうか。

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オマージュ作品としてよく知られる『ローマの休日』1953で結ばれなかった2人が、時を超えてやっと巡り逢えたようなロマンスを感じると2倍楽しめるような気がします。それにしても毎回エンディングに感動して泣けるんです。

やっぱり主題歌のせいもありますね。もどかしさが堪らない。これってカバー曲だそうです。さっき知ったところなのでまた改めて調べてみよっと👀今日もお付き合いありがとうございます☺️映画楽しいですね〜是非またお会いしましょう♪

〈絵と文/深道 韻〉

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