【仕事】面談の中で恐れずにパーソナルな質問をしていく方法
こんにちは、御堂筋です。
IT企業でキャリアアドバイザーをしています。
今日は自分が普段面談で質問をするときに意識していることについてアウトプットします。
IT企業に限らずですが私自身働いていると、いろいろなバックグラウンドの方とお話をします。
面談やインタビュー、商談をされる方で以下のようなお悩みを抱えていらっしゃる方が少なくないように感じます。
私自身、こういった悩みを抱え続けて面談を行い、「どうしたら上手くいくのだろう…」と考えてきました。
様々な記事や書籍を読んで、実践を繰り返していった結果今では質問することに恐れを抱かなくなりました。
更に面談相手から 「もっと質問して欲しい」 と言ってもらえるようになりました。
この記事を読むことで少しでもみなさんが以下の状態になってくれたら嬉しいと思っています。
意識していること
①自己開示を徹底的に行う
面談の前半はひたすら自分からしゃべります。笑
単純によく知らない人に、自分のことを話すのは嫌ですよね。
そんな背景から、
自分の経歴、どうやって現職に就いたのか
仕事をする上で、どんなことを大切にしているのか
をじっくり5分近く聞いていただきます。
まず自分のことを話すことで、心理学的にも 「返報性の原理」 が働き、「何か話さなきゃ…!」と相手に抱いてもらうことが可能になります。
この5分間で、相手がどれだけ身の上話をすることに対してオープンになってくれているかを、相手の反応を見ながらチェックします。
もしこの段階で、相手がオープンになっていなかったらもう少し自己開示を行ったり、情報提供をしながら色々と話してくれる瞬間を待ちます。
自分自身は「教員からITベンチャー」という経歴があるので、ここでお話すると大抵興味を持ってくれるので、色々とお伝えしながら関係性を構築していきます。
逆にここで関係性が構築できないと先が苦しいので、しっかりと自己開示しています。
②何のために聞くのか、意図を伝える
「意図」・「目的の共有」は質問をする上で非常に効果を発揮します。
人間は「分からない」ことに強い不安感を覚えます。これを逆手に捉えると「分かってさえいれば安心感を与えることが出来る」になります。
「この人は〇〇のために質問をしているんだ」と思ってもらうことで、突っ込んだ質問が出来るようになります。
更に、「質問の意図」を自分自身考えてみることで意外と意図の無い質問をしている自分にも気づくことが出来ます。
質問をする前に考えを整理して、「何故聞くのか」を明確にしてみると良いかもしれません。
③質問しすぎない
私は質問をしすぎて失敗したことがあります。笑
具体的には以下のようなお声をいただきました。
これらの経験から、淡々と質問をするのではなく以下のようなアクションをしていきました。
認識をすり合わせる
相手の発言に対して、オウム返しをしながらも少し言葉を変えてみて確認することで「あなたの話をきちんと聴いていますよ」と伝える
客観的な事実を伝える
相手が無意識に発したキーワードを拾いながら、どう思っているのか聞いてみる
例:「ここまでに〇〇さんは『〜』という表現を20回使われましたね。ご自身でいかがですか?」など
主観的な事実(Iメッセージ)を伝える
相手の発言に対して自分が感じたことを伝えながら、どう思っているのかを聞いてみる
例:「お話を伺いながら、私は〇〇さんが〜のように感じました。ご自身ではいかがですか?」など
質問と発言のバランスを調節していく ことで「面接」「詰問」と思わせないことが可能になると感じています。
④話してくれたことへの感謝を逐一伝える
ある種マインドセットのような話ですが、初回の人間に対して色々と身の上話をしてくれることは有り難いと思っています。
私は一回一回、「話して頂きありがとうございます。」と伝えています。
人間感謝を伝えられて嫌な気持ちになるひとはいないと思っています。
まとめ:質問は多くの人に幸せのきっかけを提供できる魔法
以上、質問を有効にしていく方法についてアウトプットしてきました。
質問は強制的に考えさせる強烈なプログラムとも言われています。
その分質問を知らない人からされると防衛本能が働きます。
しかし、適切な手順を踏んで質問をしていけば大きな価値を提供することが出来ます。
ぜひ質問を上手に使いこなして、多くの方に貢献していただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考書籍
読書好きな方は是非以下記事を参考にされてみてください。
お役に立てば幸いです。
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