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〈展示会のきろく✍️〉1950年代の写真―アメリカ、ヨーロッパ、アジアの街 @清川泰次記念ギャラリー
台風の影響で、不安定なお天気ですね。☔️
なんだか頭が痛いわ~これは低気圧によるものなのかしら~ いや、気のせいかしら。
という方も多いかもしれません。
気のせいと思いたい頭痛を抱えて、🌪️
本日は、こちらにお邪魔してきました。
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1950年代。日本や世界でさまざまな出来事がありました。
懐かしむ方もおられれば、なにそれ?な方も、おられることと思います。安心してください。みんなが楽しめる展示です。
1951年から1954年に清川が撮影したカラーフィルムによる海外の写真を、同時期に描いた絵画と併せてご紹介します。鮮やかな色彩で、時代や場所の様子を伝える資料としても貴重な街の記録をご覧ください。
教科書で見たあの出来事とはまた別に、画家の視点で収められた瞬間。そこには、ただただ輝く日常がありました。
昨日見た風景?友人の記憶?と思わず錯覚してしまうほどの、親近感。色鮮やかであたたかい空気が漂います。
手元資料で雰囲気をお届けです!
(※館内お写真禁止です。)
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どこかもの寂しい印象を受けるパリの風景。
第二次世界大戦後の安堵と名残を感じます。
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この頃、シカゴの人口は過去最高でノリに乗ってる時期だったんだとか。
そりゃ、シカゴピザを食べたくもなるさ!🍕
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ここで、
画家・清川泰次さんのご紹介です。
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学生時代に油彩画を始め、具象的な作風から出発した清川泰次は、1950年代に渡米を経験し、本格的に抽象表現へと移行しました。晩年まで徐々にスタイルを変えながら、ものの形をうつすことに捉われない独自の芸術を追求し、絵画のみならず、用品のデザインまで幅広く手掛けています。1949年に世田谷区成城にアトリエ兼住居を構え、亡くなるまで同地に住み続けました。
実は経済学部のご出身。絵に目覚めたのは、学生時代で、昔から美術にどっぷりなお方ではないとのこと。こりゃ、驚いた!
在学中に、油彩画をはじめ、写真部に所属。そこからみるみる才能を開花。
「本当の芸術とは何か?」
を探求し続けたお方。色・線・形に注目をした、独自のスタイルを確立し、その勢いは、彫刻、プロダクトデザイン、写真へと広げていきます。
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そして、ななんと!
清川泰次記念ギャラリーは、清川さんの元ご自宅兼アトリエなんだとか。
清川泰次は、戦後まもなく成城二丁目の地にアトリエ兼住居を構えました。
平成12年8月に亡くなりましたが、自らの財産を芸術・文化の振興に役立てることを望んだ生前の遺志に基づき、ご遺族が多数の作品と土地・建物を世田谷区に寄贈されました。
元リビングスペースを、市民ギャラリーとし、ご自身と市民の作品を共存させる場を併設。アーティスト達による新たな芸術が生まれ、引き継がれていく瞬間を、この地で味わうことができます。
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引き続き、展示の雰囲気です。
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パリの藤田さんのアトリエを清川さんが訪問する企画。
同じ時代を生きた日本人アーティスト同士、
分かち合えるものがきっとあったのでしょう。
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パリのテラスで、ひとりでお友達と恋人と!
今も昔も変わらない景色がある、それが見たかった。
こぢんまりした展示会。
世田谷区らしい、閑静な住宅街にひっそりと佇むご自宅。緑とお花に囲まれたアプローチを進み、ギャラリーの入り口へとたどり着く。
まるで、
「いらっしゃい。ごゆっくりどうぞ。」
と、歓迎の言葉が聞こえてくるような。
歴史があって、現在がある。
画家の暮らしと情熱と美しさが残されたその地で、地域の人や新たなアーティストによって、ていねいに“今”が上書きされていく。
人の手が加わり続けるからこそ、存在し続ける「あたたかさ」があるのだと思う。
ちょっとそこまで、「あたたかさ」を求めて。
よろしければ、どうぞ🍃
![](https://assets.st-note.com/img/1717152018157-ILkhifudTO.jpg?width=1200)
※サムネイル画像は、youtubeページより拝借しました。
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*詳細*
◾️1950年代の写真――アメリカ、ヨーロッパ、アジアの街
会場:〒157-0066 東京都世田谷区成城2-22-17
※小田急線「成城学園前」駅南口から徒歩3分
会期:2024年4月2日(火)~9月1日(日)
休館日:毎週月曜日
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
観 覧 料:一般200円(160円)、大高生150円(120円)、65歳以上/中小生100円(80円)
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