見出し画像

バリ島旅行記(第1話)         イメージとは全く違う旅行とコレラ騒動

記念すべき、初バリ島へ到着した

私は今回の旅行についてはあまり関与していない

ほとんどお任せである

なぜならば、今回は彼女と彼女の女友達が企画したからだ

彼女達は女性4人で前回バリ島に来ていたのでかなり慣れているハズだ

ただ、組み合わせとしてはちょっと変わっていた

私と彼女と彼女の女友達一人の合計3人で同室宿泊なのだ

私は、完全に男性として見られていないようなので

別に気にならないらしい

男女の友情とはこういうもんなんだろうか?

兎にも角にも、私は、彼女たちの旅行にちゃっかり便乗したのであった

初めての海外旅行で完全に打ちのめされた私だったが

その話はこちら

その後、復活する事が出来た

それが今回一緒に旅行に来ている彼女である

彼女に私は救われたのだった(後のカミさんになる人なのだが)


捨てる神あれば拾う神あり


純粋に今回は海外旅行が楽しめるだろう・・・

夜、バリ島の空港について現地ガイドさんがいたのでワンボックスに乗った

『夜のバリ島もいいじゃないか』〜テンションが自然に上がる

それもそのはず

旅行に行く前に散々パンプレットを見せてもらったので

事前に私は脳内でバリ島を満喫していた

【綺麗なホテルに】【天蓋付きのベット】【広いプール】【美味しい食事】

あ〜ついに妄想が現実になる日が来たのだ

私達を乗せたワンボックスがホテルの近くにきた

私は思わず、『凄っ!』と声を出してしまった

なんて豪華なんだ、ホテルに段々と近づいてくる

さぁ〜と思ったら、その豪華なホテルの横道を通り脇道へ

『あ・あれ? このホテルじゃないの?』

当時のパンフレットには〇〇ホテル同等と表示があっただけだった

豪華なホテルから少しずつ離れて行く車

そして・・・着いたようだ

『ホテル?え〜❗️ここホテルなの?』

私と彼女と女友達は3人でビックリして見合った

脳内の想像していたホテルとのギャップに驚いた

パンフレットと違う!全然違う!

夜なので詳細なところは分からないのだが

脳内で妄想していたイメージがどんどん崩れてくる

部屋に案内される私達、部屋の広さそこそこなのだが、

見まわす限り、私のベットは見当たらなかった

『マ・ジ・か?』

小さい本当に小さいエキストラベット発見した

しかも、マットをめくるとすぐにスプリングが見えて

『なんじゃこりゃ〜』

思わず松田優作になってしまったではないか❗️

こ・これは、受付に言わなければと思い

男子である私が受付に着くと更にビックリした

『NO Japanese ONLY English』と立て札が・・・

『まさかね〜』

『あの〜すいません』

呼びベルを押すとスタッフが来て一言

『sorry English please』

『え・え〜またまた冗談でしょ?』

『speak English』

『・・・・・』

ハッと我に帰り、カタコト英語を喋り出す私

当時の私は語学学校に通っていた

とっても偶然なのだが何が幸いするかわからないものだ

同時に語学学校に行っていた事を、これほど感謝した時はなかった

カタコト英語の会話で分かったことは

予約はそのホテルで間違いないこと

3人目はエキストラベットで間違いないこと

この2点だったが、夜も遅いので諦めて部屋に帰ると

隣の部屋へでも同じ事が起こっていたのだった

そして隣のおばさんが関西弁でスタッフに凄い勢いで喋っている

私は心の中で、思った

無理だよ・・・標準語も全く通じないんだから関西弁なんてもっと無理

止まらない関西弁とスタッフの英語が隣の部屋から聞こえて来る

おばさん!頑張れ!と私は一人思った

明日からのバリ島旅行はどうなるのだろうか?

楽しみな料理は?

観光は?

不安だけが高まっていく夜なのであった・・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?