無くとも声が消された 大きな音だった 反響しろ南極のペンギンまで 無くとも声をあげた 小さな声だった 反響しろ北極圏のあなた達へ 私たちにできることはなくとも 慈愛…
青い船が浮かんでいたわ 二人で乗っていたはずなのに 何気ない日常を航海していたら行く先を見失った タイタニックほどたくさんの人の想いがあるわけではないけど 私にと…
鏡を見ているとまるで悲しみを見ているみたいだ 君が居たから成り立っていた複雑な私という存在は ただ泣きながら崩れて固まって動かなくなった どれほど難解な言葉を並べ…
僕の手拍子は銃声と重なっていないかな 誰かを笑わせるために君と重なり響いているかな 誰も傷つけない大きな音がある 君の手拍子と僕の音で誰かを泣かせてはいないかな …
永遠という言葉はあるのかな? 僕はまだ見たことがないから、それはないんだな。 だってもし永遠が文字通りの意味であるのならば 今二人の前に確かに存在しているはずだも…
また何度目かの自殺宣言だ 最後は大学三年生の春だっけ? たしか後輩のかなこちゃんに振られたとき 人生は山あり谷ありとはよく言ったもの そんな思量深い言葉が生まれた…
大好きって言えないからチョコを作りました 告白ではないから軽い気持ちで受け取って 甘いのは溶けるのはチョコだけじゃないの 顔が真っ赤だからロッカーに入れました 名…
今でも思い出す あのときの情景と出せなかった声 閉ざされた未来の声 握りしめた拳の色と強さを覚えている 振り下ろすはずの情熱は いったいどこに消えたのか あのときの…
失恋した日は今でも覚えている けど誰かを好きになった日は忘れちゃった 届かない時と離れた時 どちらが苦しいと問われると正直迷っちゃうよ いつでも失恋の次は苦しい胸…
僕に何ができる?小さな手を見つめた 君には何もできない。聞こえないふりをした 今何をしている?自分自身に問うてみる 明日は晴れるかな。ほらまた逃げ始めている 未来…
レンズ越しに見える私は綺麗? 手をにぎる先に見えるのは無機質な白いりんご あなたの慰めのためと言うのだけれども 慰めて欲しいのは暗い種を埋められた私の方よ これは…
こんな世界変わらねえとつぶやく 最初からそんな気持ちだったかな? 変わる方向を間違っただけ 僕なんていなくても別にいい まだ18年しか生きていないくせに 騙されたと思…
変わらないものなんてないよ 僕は君が好きなんだ これは変わらないで欲しい 変わらなくてはいけないものがあるよ 今の2人ではないはずだ でも君はそれが嫌なんだね 君が…
この消しゴムがあれば嫌なもの全てを消すことができるらしい 僕はまず旨に刺さっているあの日の悲しみを消してみた 悲しみが消えて嬉しいはずなのに僕はなぜだか泣いてい…
冗談でいつも笑ってくれてるから 君が怒った表情を見るのはとても怖いよ 白い帽子や白い私服を見慣れているから 君にはなたなんて持ってほしくない 気づけなくてごめんね …
1人で肉じゃがを食べたの そしたら何か違うなって 君がいないからだと気づいて 私は塩を少しだけ加えた 「もう午後の4時だよ」と 君をベッドから起こす 「今日の夕飯は何…
midorimushi
2022年2月25日 23:45
無くとも声が消された大きな音だった反響しろ南極のペンギンまで無くとも声をあげた小さな声だった反響しろ北極圏のあなた達へ私たちにできることはなくとも慈愛を安寧を平穏を星空に届け届け私たちの心は共に無くとも掌をあげた毛玉付きのニット帽そこに未来はあったのに無くとも掌を合わせた夕方のシチューそこに昨日はあったのに私たちにできることはなくとも和平を無傷を尊厳を
2021年10月2日 19:24
青い船が浮かんでいたわ二人で乗っていたはずなのに何気ない日常を航海していたら行く先を見失ったタイタニックほどたくさんの人の想いがあるわけではないけど私にとってはそれはかけがえのない人だった青い船が濡れていくわ夜な夜な朝までしんしんと笑顔を向けていた白い帆船は風にさらされて傷んでいく青い船を残していくわいっそ燃やしてしまえばいいのに決断できない気持ちや未練を燃料にして灰に
2021年5月23日 22:00
鏡を見ているとまるで悲しみを見ているみたいだ君が居たから成り立っていた複雑な私という存在はただ泣きながら崩れて固まって動かなくなったどれほど難解な言葉を並べても届かなくて世界中の全てをひっくり返してもあの時の君はいなくて全てと対比して楽勝で勝利できるほど尊いんだそれほどまでに好きだったそれほどまでに愛していたけれどもう変わらない、そう、ただそれだけなんだ動き始めた列車に君と
2021年4月26日 22:43
僕の手拍子は銃声と重なっていないかな誰かを笑わせるために君と重なり響いているかな誰も傷つけない大きな音がある君の手拍子と僕の音で誰かを泣かせてはいないかな威嚇するために神様からもらったんじゃないよ誰かを守る時に助けるために響く手拍子誰かと笑うために誰かと喜ぶために誰かと楽しむために誰かと響きを共有していく一拍の魔法でみんなが笑った僕の手拍子は戦う合図にはならないかな誰
2021年4月19日 19:19
永遠という言葉はあるのかな?僕はまだ見たことがないから、それはないんだな。だってもし永遠が文字通りの意味であるのならば今二人の前に確かに存在しているはずだもん目の前で人が死んでいきます。僕は一人取り残され涙を流すだけ僕も連れて行ってと言うけど叶わない永遠。君はこういう悲しい時にだけ姿を現すんだね永遠という長さを測ろうとしたんだ誰もまだ見たことがないから、できるかもしれないい
2021年4月11日 20:54
また何度目かの自殺宣言だ最後は大学三年生の春だっけ?たしか後輩のかなこちゃんに振られたとき人生は山あり谷ありとはよく言ったものそんな思量深い言葉が生まれたのもどうせ山の上なんでしょといつかこんな気持ちもなくなるさ虚勢を張ってみたけれども胸が日に日にずっしりと重くなっているまた会える日が来るさなんて涙で前が見えないのに強がっているまた何度目かの友愛宣言だ最後は新卒歓迎会
2021年4月4日 20:58
大好きって言えないからチョコを作りました告白ではないから軽い気持ちで受け取って甘いのは溶けるのはチョコだけじゃないの顔が真っ赤だからロッカーに入れました名前は書いてないけど毒は入っていないよ届けるのは伝わるのはチョコだけじゃないのありがとうと言われたいチョコと私君が大好きな甘いものをつくった君を大好きな私の心と手小さいチョコから溢れ出る思い、どうか届いてください嫌われ
2021年4月4日 20:57
今でも思い出すあのときの情景と出せなかった声閉ざされた未来の声握りしめた拳の色と強さを覚えている振り下ろすはずの情熱はいったいどこに消えたのかあのときの笑顔すべてを犠牲にしていたならば今笑えていたのかなと、たらればを考えて今日も眠れぬまま汗と涙がまじった塩辛さにえずいた辛いと楽しいドミノ最後の1ピースはどちらかな失われた未来 消えない過去続いていたはずのもの会えない
2021年3月21日 11:51
失恋した日は今でも覚えているけど誰かを好きになった日は忘れちゃった届かない時と離れた時どちらが苦しいと問われると正直迷っちゃうよいつでも失恋の次は苦しい胸の高鳴りが待っている君の大好きな言葉が僕の名前になったらいいな君が「気持ち悪い」と笑う内はまだまだ努力が足りないんだなって出直すよ初めての日はボヤケている最後の日は輪郭まで思い出せる幸せが大きすぎると無くすときの痛みが大
2021年3月14日 21:27
僕に何ができる?小さな手を見つめた君には何もできない。聞こえないふりをした今何をしている?自分自身に問うてみる明日は晴れるかな。ほらまた逃げ始めている未来は託したと、どこからか声がした悔し涙を明日の力に変えた握りしめた拳と情熱の熱量を今も胸に秘めたまま僕に何ができる?小さな足を見つめた僕も何かしたいんだ。鼓動が暴れだす今誰かを助けたい。助けるだけでいいのか明日は雨なのか
2021年3月7日 20:09
レンズ越しに見える私は綺麗?手をにぎる先に見えるのは無機質な白いりんごあなたの慰めのためと言うのだけれども慰めて欲しいのは暗い種を埋められた私の方よこれは愛かしら?いいえ違うわ。そんなのわかりきっている小さな箱で楽しむための思い出にはなりたくないわ「今の私を見て」そう言いながら大きな声で上を向いたライトに照らされた私は可愛い?暗闇を求めてきたのはあなたの方なのにと思う殴りたい
2021年2月28日 21:52
こんな世界変わらねえとつぶやく最初からそんな気持ちだったかな?変わる方向を間違っただけ僕なんていなくても別にいいまだ18年しか生きていないくせに騙されたと思って聞いてくれ自分の意志で思いっきり笑ってやれ自分の中で変えられもの変えられないもの決めるのはいったい誰だ?口に出すのは誰だ?一方通行視野縮小広げるのはいったい誰だ?進む道を決めるのは誰だ?拳地面に打ち付けて自分の
2021年2月21日 18:59
変わらないものなんてないよ僕は君が好きなんだこれは変わらないで欲しい変わらなくてはいけないものがあるよ今の2人ではないはずだでも君はそれが嫌なんだね君が僕以外の胸に埋まっているそんな世界もあるなんて君はまるで手術台の上にある蝙蝠傘とミシンみたいに綺麗だねなんてそういう僕のことが嫌になったのかなありがとうと素直に言うことすらできない僕のエゴのせいで君がいなくなっていく
2021年2月14日 21:18
この消しゴムがあれば嫌なもの全てを消すことができるらしい僕はまず旨に刺さっているあの日の悲しみを消してみた悲しみが消えて嬉しいはずなのに僕はなぜだか泣いていた嬉しい出来事が悲しみに変わっていて大切な思い出だったみたいだこの消しゴムがあればあの日の後悔を消すことができるらしいいつも思い出す塩味を忘れてしまいたいと思っていた後悔が消えて澄んでいるはずの心が霞んで呆然と立ち尽くしていた
2021年2月8日 18:30
冗談でいつも笑ってくれてるから君が怒った表情を見るのはとても怖いよ白い帽子や白い私服を見慣れているから君にはなたなんて持ってほしくない気づけなくてごめんね君だけが汚れているのではないみんながあなたを思っている手を重ねてもう一度笑おうよ虚ろな目で口から話をしないで輝いて「可愛い」ともう一度笑ってよ僕を信じて宝の山を歩かせてよ怒った僕を許してくれたんだから僕は君を許すよ手を
2021年2月1日 21:29
1人で肉じゃがを食べたのそしたら何か違うなって君がいないからだと気づいて私は塩を少しだけ加えた「もう午後の4時だよ」と君をベッドから起こす「今日の夕飯は何?」と聞かれ「肉じゃが」と私は答えたそろそろ花粉の季節だ今日も夕焼けがきれい洗濯物をしまって仲良く乾杯するの冷えたグリーンラベルを飲んで恒例の2人大富豪手札が多いねって2人で笑ってまた明日がくる午後8時に君は