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2019年9月の記事一覧

詩 満ち欠け

詩 満ち欠け

薄く儚くかげろうのごとく
さりとて繰り返し呼び起こされては懐かしさに震える

あろうはずが無いそれは瞳の奥深くでちらちらと揺れる記憶

繰り返しあらわにするその姿に放心すれば
わたしの記憶は薄く呼吸を繰り返す

抱き抱えるのは母の腕

月影の中に佇んで
月に呼ばれた記憶に涙する
#詩 #月

詩 Fall

詩 Fall

fall
気のせいかせつない日曜の午後
ふわりはらり
枝から離れた一枚が
澄んだ風に転がされてゆく

ひとりのような気がしてたけど
ひとりじゃなくて
わたしの右手とあなたの左手
小指が少し重なった

ひとりのような気がしてたけど
やっぱりふたりで
秋のせつない午後の街を
ただ眺めてた

あとちょっと
もう少しこのままで

自分で作り込んだ画像を何点かみんなのフォトギャラリーにいれてます。そ

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詩 海にきく

詩 海にきく

人の作る喧騒が幕を下ろした浜に座り
何時間も
ただ聞いていた

見ない、聞かない、感じない
わたしにのしかかるものを
封印して
追い払って
閉じた目で、塞いだ耳で、からにした心で

海に広がる水音を
何時間も
ただ聞いていた

風を受け入れた海は
その証に立ち上がり
知らしめるようにしぶく
鳴動と静寂

海に広がる水音

わたしはどこに行こうと言うのか
何を受け入れるのか

人の声が愛おしくなる少

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